多くのファンが待ち望んでいるアニメ「魔入りました！入間くん」の第4シリーズ。
2024年11月に制作決定が発表され、ファンは歓喜に沸きましたが、その一方で「4期は中止になったのでは？」という不安の声や、「3期の最終回がひどかった」という噂が一部で囁かれているのも事実です。
一体なぜ、制作が決まっているにもかかわらず、このような誤解が生まれてしまったのでしょうか。
「魔入りました！入間くん」第4期が中止？誤解される理由とは
結論から言うと、「魔入りました！入間くん」第4期の中止は完全な誤解です。
制作は公式に発表されており、ファンはその日を心待ちにしている状況です。（2025年9月時点）
では、なぜこのようなネガティブな噂が広まってしまったのでしょうか。
3期終了後あまり情報が出ていないため（4期は決定しているが）
「魔入りました！入間くん」第4期が中止と噂される最大の理由は、第3シリーズ終了から第4シリーズ制作発表までの期間が長かったことにあると思われます。
アニメ第3シリーズが最終回を迎えたのは2023年3月4日でした。そして、待望の第4シリーズ制作が正式に発表されたのは、2024年11月17日に開催されたスペシャルイベントでのことだったのです。
実に1年8ヶ月以上もの間、続編に関する公式な情報がほとんどなかったため、多くのファンが「もしかして、このまま続編はないのでは…」と不安に感じてしまったのも無理はないでしょう。
アニメの制作には企画、脚本、作画、アフレコなど多くの工程があり、膨大な時間がかかるもので、「魔入りました！入間くん」のように、NHK Eテレで放送される国民的な人気作品となると、クオリティを維持するために、より入念な準備期間が必要になると考えられます。
「待っている時間」が、一部のファンの間で「本当に放送されるのだろうか？」という疑念を生み、「中止」という極端な噂に繋がってしまったのではないでしょうか。
しかし、制作決定は紛れもない事実であり、今はただ続報を待つのが賢明だと言えるのです。
つまらないと感じる人がごく一部でいるため
どんなに人気のある作品でも、すべての人に受け入れられるわけではありません。
「魔入りました！入間くん」も例外ではなく、物語の展開に対して「つまらない」と感じる人がごく一部に存在します。
アニメ第3シリーズの内容が、そうした声が上がる一因になった可能性があります。
第3シリーズは、1年生最後の試練である「収穫祭」がメインのストーリー。
問題児（アブノーマル）クラスの生徒たちが、巨大なジャングルで食料確保を競い合うサバイバル試験で、2クール全21話という長編で描かれました。
この収穫祭編では、入間をはじめとするキャラクターたちの著しい成長や、仲間との絆が深く描かれ、多くのファンから高い評価を得ている一方で、普段の学園ドタバタコメディやギャグ要素を期待していた視聴者からは、「シリアスな展開が長くて中だるみした」「もっとギャグ回が見たかった」という感想も聞かれました。
また、「3期の最終回がひどい」という噂も、この収穫祭編の終わり方に関係していると思われます。
物語は、次なるエピソードへの不穏な空気を残したまま幕を閉じたため、スッキリとした終わり方を期待していた一部の視聴者が「消化不良だ」と感じ、それがネガティブな形で広まったと考えられます。
ですが、これはあくまで個人の感想であり、作品全体の評価を決定づけるものではないのです。
NHK Eテレでの放送という安定感
「魔入りました！入間くん」がNHK Eテレで放送されているという事実は、作品が中止になる可能性が極めて低いことを示す、何よりの証拠と言えるでしょう。
NHK Eテレは、子どもから大人まで、幅広い世代が視聴するチャンネルです。
そこで長期にわたってシリーズ放送されているということは、作品の質、人気、そして教育的な側面も含めて、高い評価と信頼を得ていることを意味します。
制作体制を見ても、NHKおよび関連会社のNHKエンタープライズ（NEP）が製作委員会に参加しており、これは長期的な視点に基づいた安定的なプロジェクト運営が行われています。
商業的な成功だけを追求するのではなく、良質なコンテンツを視聴者に届け続けるという公共放送の使命が、この作品を支えているのです。
強力なバックボーンがあるため、一部のネガティブな意見や噂によってシリーズが打ち切られるといった事態は考えにくく、むしろ、Eテレでの放送は、作品が今後も多くの人々に愛され続けるための「安定感」と「信頼の証」だと言えるでしょう。
4期はどんな内容になる？
第3シリーズが「収穫祭」編で幕を閉じたことから、原作の流れに沿って、次なる大きなイベントである「音楽祭」編が描かれることが確実視されています。
ビジュアルには、主人公の鈴木入間と共に、これまで謎に包まれていた問題児クラス13人目の生徒「プルソン・ソイ」の姿が描かれているのです。
なぜ今まで学校に姿を見せなかったのか、そして音楽祭でどのような役割を果たすのか。
第4シリーズの大きな鍵を握ることは間違いありません。
「音楽祭」編は、問題児クラスの生徒たちが一致団結し、それぞれの能力や個性を活かして一つの目標に向かっていく、笑いあり、涙ありの感動的なエピソードです。
入間たちのさらなる成長、新たなキャラクターとの出会い、そして深まる謎。第4シリーズは、これまでのシリーズ以上にファンの心を熱くさせる展開が待っていると期待して良いでしょう。
「魔入りました！入間くん」に対する独自調査と口コミ一覧
「魔入りました！入間くん」は、一部の否定的な意見をはるかに上回る、圧倒的な数のファンに支持されています。
SNSや各種レビューサイトでの評判を調査したところ、実に9割以上の人々が「面白い」「大好き」といった肯定的な感想を抱いていることがわかりました。
ここでは、その代表的な声をご紹介します。
向いている人
「魔入りました！入間くん」は非常に幅広い層が楽しめる作品ですが、
以下のような方には、心からおすすめできる物語だと思います。ぜひ一度、その魅力に触れてみてください。
- 王道の学園ファンタジーが好きな人
- 個性豊かなキャラクターがたくさん登場する物語が好きな人
- 主人公が仲間との出会いを通して成長していく姿に感動したい人
- 笑って泣ける、心温まるストーリーを求めている人
- 家族や友人と一緒に安心して楽しめるアニメを探している人
Q&A
ここでは、「魔入りました！入間くん」に関する、よくある質問から少しマニアックな疑問まで、Q&A形式でお答えします。
- アニメは原作コミックのどこまで進んでいますか？
2023年3月に放送が終了したアニメ第3シリーズは、原作コミックの17巻の終わり、つまり「収穫祭」編が完結するところまでを描いています。そのため、2024年11月に制作が決定した第4シリーズは、原作コミック18巻から始まる「音楽祭」編がメインのストーリーになると予想されています。
- アニメと原作に大きな違いはありますか？
物語の基本的な筋書きは、原作に非常に忠実に作られています。ただ、アニメはNHK Eテレで放送されているため、幅広い年齢層の視聴者に配慮し、一部の過激な描写やセリフがマイルドに変更されている場合があります。しかし、それは作品の魅力を損なうものではなく、むしろ家族で安心して楽しめるという利点になっています。また、声優陣の素晴らしい演技や、アニメならではの動きや色彩表現によって、キャラクターの魅力がより一層引き立っているのも特徴です。原作ファンの方も、新たな発見をしながら楽しめると思います。
- 入間くんの指輪にいるアリさんの正体は、やっぱりあの人なのでしょうか？
ファンの間で最も熱く考察されている謎の一つですね。現在、最も有力視されているのは「アリさんの正体は、行方不明の先代魔王デルキラではないか」という説です。その根拠として、アリさんのフルネームとされる「アリクレッド」を逆から読むと「デルキラ」になること、アニメ版でアリさんとデルキラの声優が同じ三木眞一郎さんであることなどが挙げられます。さらに、入間が悪食の指輪を通してデルキラの魔力を持っている可能性も示唆されており、この謎は物語の核心に深く関わっていると考えられます。
- 生徒会長のアメリは、人間とのハーフという噂は本当ですか？
こちらも非常に興味深い考察として、ファンの間で語られています。この説は、アメリの家系であるアザゼル家と、悪魔学における「人間の女性に恋をした天使アザゼル」の伝承を結びつけたものです。作中で描かれるアメリの母親メリーゼさんに、悪魔特有の牙や尖った爪が見られないことも、彼女が人間ではないかという推測を後押ししています。もしこの説が本当なら、人間である入間と悪魔であるアメリの関係性に、より深い意味が生まれることになり、今後の展開がますます楽しみになりますね。
- 悪魔と人間では寿命が違いますが、もし入間くんが魔王になったらどうなるのですか？
作中でも示唆されている通り、悪魔は人間よりもはるかに長命です。そのため、入間が人間のまま魔王になった場合、いずれ寿命の問題に直面することは避けられません。これについては、「魔王になる過程で何らかの奇跡が起きて不老、あるいは悪魔に近い寿命を得るのではないか」という希望的観測や、「人間であることを全ての悪魔に明かした上で、種族を超えた王として君臨するのではないか」という考察があります。特に、魔王に関する予言の一節『彼の者、あまねく種族を配下に抑め』という言葉から、後者の展開を予想するファンが多いようです。この壮大なテーマがどう描かれるのかも、この物語の大きな見どころの一つです。
