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    チャオパニック閉店なぜ?閉店ラッシュ理由やティピーとの違いも解説

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    多くのファッション好きに愛されてきたセレクトショップ「チャオパニック」。

    その洗練されたアイテム選びやオリジナル商品の質の高さで、長年にわたり人気を博してきましたが、最近「近所のチャオパニックが閉店してしまった」という声を耳にする機会が増え、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

    一体なぜ、閉店が相次いでいるのでしょうか。

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    チャオパニック閉店なぜ?閉店ラッシュなの?

    最近、SNSなどでチャオパニックの閉店を知らせる投稿が目立ち、ファンからは悲しみの声が上がっています。

    こうした動きから「閉店ラッシュなのでは?」と心配する声も少なくありません。

    実際に、ここ数年で複数の店舗が営業を終了しており、その背景には企業全体の大きな戦略転換があると考えられます。

    閉店理由1:EC・デジタル戦略へのシフトと実店舗の役割見直しのため

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    チャオパニックの閉店が続く一つ目の大きな理由は、親会社であるパルグループが、ビジネスの中心を実店舗からEC(オンライン通販)へと大きくシフトさせているためです。

    パルグループのEC事業は、この5年間で売上が50億円から237億円へと約4.7倍に急成長。会社全体の売上に占めるECの割合(EC化率)も31.4%に達しており、これはアパレル業界の中でも非常に高い水準です。

    さらに、2023年度にはEC売上500億円規模を目指すという非常に意欲的な計画を掲げています。

    この目標を達成するため、会社全体でオンライン事業に経営資源を集中させているのです。

    特にコロナ禍では、実店舗が休業などで打撃を受ける一方で、”巣ごもり消費”の高まりを受けてECの利用が急激に伸びました。この経験が、デジタル戦略へのシフトをさらに加速させるきっかけになったと考えられます。

    実店舗の役割が徐々に変化している

    ECが中心となる中で、実店舗の役割も変わりつつあります。これまでは商品を販売することが主な目的でしたが、今後は「ブランドの世界観を体験してもらう場所」「オンラインストアへ誘導するためのショールーム」としての役割がより重要になってきます。

    パルグループでは、SNSやブログでお客様を実店舗やECに呼び込み、そこで得た顧客データを活用して長期的なファンになってもらう、というサイクルを重視しています。

    この戦略のもと、売上規模が小さい店舗や、ECへの送客という役割を十分に果たせていない店舗を整理し、その分のコストや人材を、より重要な旗艦店やオンライン事業、SNS運用などに再配分しているのです。

    実際に、店舗スタッフがSNS運用の専門職である「デジタルSV」へとキャリアチェンジする事例もあり、会社全体でデジタル化を推進している様子がうかがえます。

    デジタル戦略のポイント具体的な取り組み内容
    EC売上の目標2020年度の237億円から、2023年度には500億円規模を目指しています。
    オムニチャネル戦略SNS(特にInstagram)と実店舗、ECサイトを連携させ、お客様との接点を増やしています。
    デジタル人材の育成店舗スタッフからSNS運用の専門家「デジタルSV」を登用するなど、人材育成にも力を入れています。

    このようなデジタルシフトは、アパレル業界全体の大きな流れでもあります。

    例えば、オンワード樫山では、ECサイトの商品を取り寄せて試着できる「クリック&トライ」サービスを提供する新業態の店舗「ONWARD CROSSET SELECT」を展開しており、実店舗とECの融合を進めています。

    チャオパニックの店舗整理も、こうした業界全体の変化に対応するための戦略的な動きだと言えるでしょう。

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    閉店理由2:ブランドポートフォリオの最適化と業態転換のため

    二つ目の理由は、パルグループが展開する多くのブランドの中で、それぞれの役割を見直し、最適な配置(ポートフォリオの最適化)を進めているためです。

    パルグループは、「CIAOPANIC」や「3COINS」など、合計55もの多様なブランドを運営しています。多くのブランドを持つことで、様々な顧客層のニーズに応えられる一方、時代の変化やトレンドの移り変わりによって、各ブランドの売上や人気は変動します。

    そのため、企業としては常にブランドの状況を分析し、成長しているブランドに力を入れたり、逆に苦戦しているブランドの店舗を減らしたり、ブランドのコンセプト自体を見直したりする必要があるのです

    「CIAOPANIC」から「CIAOPANIC TYPY」への業態転換も影響している

    この動きを象徴するのが、業態転換の事例で、例えば、ららぽーとEXPOCITYでは、元々「CIAOPANIC」の店舗がありましたが、2021年2月に閉店し、その後にファミリー層をターゲットにした「CIAOPANIC TYPY」がオープンしました。

    「CIAOPANIC」は、”都市で生活する感度の高い顧客へむけて、スタイリッシュなライフスタイルを提案する”ことをコンセプトにしたセレクトショップです。

    一方、「CIAOPANIC TYPY」は、親子でお揃いのコーディネートが楽しめるなど、ファミリー層を主なターゲットとしています。

    ららぽーとEXPOCITYのような大型ショッピングモールは、家族連れの来店客が非常に多いです。

    そのため、施設の客層に合わせて、よりニーズの高い「TYPY」へと業態を転換することで、売上の最大化を図るという戦略的な判断があったと考えられます。

    単に店舗を閉めるだけでなく、その場所の特性や顧客層に合わせて、グループ内の最適なブランドへと切り替える動きが進んでいるのです。

    これは、チャオパニックというブランドがなくなったわけではなく、グループ全体としてより効率的な店舗運営を目指した結果だと言えるでしょう。

    ブランドコンセプト比較CIAOPANICCIAOPANIC TYPY
    コンセプトWe love city and the nature and…!!素材と着心地にこだわり、遊び心をプラスしたデイリーウェア
    ターゲット層ファッション感度の高い20代~30代の男女ファミリー層(メンズ、レディース、キッズ)
    特徴オリジナル商品に加え、国内外からセレクトした高感度なアイテムが中心です。家族でのリンクコーデが楽しめるアイテムや、着回しやすいベーシックな商品が豊富です。
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    閉店ラッシュなの?店舗動向について

    ここ数年の店舗の閉店情報をまとめると、全国の様々なエリアで店舗整理が行われていることがわかります。

    特に大型ショッピングモール内の店舗や、都市部のファッションビル内の店舗での閉店が目立ちます。

    閉店した店舗例
    • 2013年1月20日:CIAOPANIC TYPY前橋けやきウォーク店閉店
    • 2021年2月5日:CIAOPANIC ららぽーとEXPOCITY店閉店
    • 2022年1月23日:CIAOPANIC ららぽーとTOKYO-BAY南館2階店閉店
    • 2022年3月31日:CIAOPANIC 札幌ステラプレイス店閉店
    • 2023年1月9日:CIAOPANIC TYPY 吉祥寺店閉店
    • 2023年7月30日:CIAOPANIC TYPY イオンモール高の原店閉店
    • 2024年1月頃:CIAOPANIC TYPY イオンモール新潟南店閉店
    • 2024年8月13日:Chaopanic 金沢FORUS店閉店
    • 2024年8月18日:CIAOPANIC 仙台パルコ店閉店
    • 2025年1月13日:CIAOPANIC(本館2Fの店舗)閉店

    このように見ると「閉店ラッシュ」と感じるかもしれませんが、一方で新しい動きもあります。

    例えば、2024年8月に閉店したCIAOPANIC仙台パルコ店は、2025年3月1日に同じ仙台パルコ本館内でリニューアルオープンすることが発表されています。

    これは、一度店舗を閉鎖して、より良い条件の区画に移転したり、店舗デザインを刷新したりする戦略の一環だと思われます。

    全ての店舗が完全になくなるわけではなく、会社の戦略に基づいて店舗の「選択と集中」が進められている、というのが現在の状況なのです。

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    そもそもティピーとの違いって?

    チャオパニックの話題で必ずと言っていいほど登場するのが、「CIAOPANIC TYPY(チャオパニック ティピー)」です。

    名前が似ているため混同されがちですが、実はコンセプトやターゲット層が明確に異なる、全く別のブランドなのです。

    SNSの投稿などを見ていると、チャオパニックは20代〜30代のファッション好きから「セレクトされているアイテムがおしゃれ」「他にはないデザインが見つかる」といった声が多く見られます。

    一方、ティピーは30代のママ層を中心に支持されており、「親子でリンクコーデができるのが嬉しい」「着心地が良くて普段使いしやすい」といった、実用性や家族での楽しみ方を評価する声が目立ちます。

    両ブランドの具体的な違いを、以下の表にまとめました。

    比較項目CIAOPANIC(チャオパニック)CIAOPANIC TYPY(チャオパニック ティピー)
    ターゲット層ファッションに敏感な20代〜30代の男女20代〜40代のファミリー層(メンズ・レディース・キッズ)
    コンセプト都市で生活する人々に向けた、スタイリッシュなライフスタイルの提案自然体で自分らしいライフスタイルを送る人々に向けた、遊び心のあるデイリーウェア
    商品の特徴オリジナル商品と、国内外から買い付けたセレクト商品で構成。トレンド感が強く、エッジの効いたデザインも多いです。オリジナル商品が中心。ベーシックで着回しやすいデザインが多く、キッズウェアのラインナップが非常に豊富です。
    主な出店場所都市部のファッションビルや駅ビル(例:パルコ、ルミネなど)郊外の大型ショッピングモールやファミリー層が多く訪れる商業施設(例:イオンモール、ららぽーとなど)

    簡単に言うと、「チャオパニック」はトレンドを意識したおしゃれ好きのためのセレクトショップ、「ティピー」は家族みんなでファッションを楽しむためのライフスタイルブランド、という違いがあります。

    どちらのブランドもそれぞれの魅力があり、異なる顧客層から支持されているのです。

    Q&A

    チャオパニックの閉店に関して、よくある質問や少し踏み込んだ疑問についてお答えします。

    チャオパニックの店舗は、将来的に全てなくなってしまうのでしょうか?

    全ての店舗がなくなる可能性は低いと考えられます。現在進んでいるのは、あくまでも会社の戦略に基づいた店舗網の再編成です。オンラインストアは非常に好調で、今後もブランドの中心であり続けるでしょう。実店舗については、ブランドの世界観を伝える重要な拠点として、東京や大阪などの主要都市にある旗艦店や、特に売上の良い一部の店舗は存続していくと思われます。また、仙台の例のように、一度閉店しても、場所や形を変えて再オープンするケースも出てくるかもしれません。今後は、オンラインと厳選された実店舗のハイブリッドでブランドを展開していく形になるのではないでしょうか。

    閉店したお店のスタッフさんは、その後どうなるのですか?

    パルグループは、スタッフの働きやすさを非常に大切にする社風があるようです。実際に、ある店舗が閉店になる際、会社側からそのスタッフの働きやすさを考慮し、SNS運用を専門に行う「デジタルSV」という新しい役職を提案されたケースがあります。そのスタッフは、育児をしながら地方で働き続けられる環境を用意してもらったことに感動し、その提案を受け入れたそうです。また、産休・育休からの復帰の際には、フルタイム勤務か時短勤務かを選べるなど、ライフステージに合わせた柔軟な働き方がサポートされています。このことから、閉店店舗のスタッフの方々は、本人の希望や適性に応じて、グループ内の他のブランドや店舗へ異動したり、本社職など新しいキャリアに挑戦したりするケースが多いと考えられます。

    チャオパニックのデザイナーになるには、どうすればいいですか?

    チャオパニック ティピーの例になりますが、販売スタッフからデザイナーを目指す道もあるようです。あるスタッフの方は、服飾の専門学校を卒業後、アルバイトとして入社し、その後正社員として活躍しながらデザイナーを目指しています。彼女は、店頭でお客様と直接お話し、どんな服を求めているのかを肌で感じることが、本当に喜ばれる服をデザインするために最も重要だと考えているそうです。また、定期的な上司との面談で将来のキャリアについて相談しており、かつて自分を採用してくれた店長が現在企画部に在籍しているなど、社内に目標となる先輩がいることも励みになっているようです。まずは販売員として経験を積み、お客様のニーズを深く理解することが、デザイナーへの近道になるのかもしれません。

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