今回はブルメール舞多聞の閉店ラッシュの理由と今後の動向について調査しました。
- 最近の閉店事情
- なぜ撤退が続くのか
- 撤退した店舗例
ブルメール舞多聞の閉店ラッシュでやばい？なぜ撤退する店舗が多いのか理由を考察
（出典：ブルメール舞多聞）
ブルメール舞多聞は、神戸市垂水区のガーデンシティ舞多聞内に立地するショッピングセンターです。
2006年にオープンし、地域住民の生活の一部として機能してきましたが、近年では閉店する店舗が目立つようになっています。
なぜこのような事態が進んでいるのか、その理由を深掘りしてみましょう。
理由1：コロナ禍・物価高による消費者の行動変化
コロナ禍と物価高が大きな影響を与えていますね。
コロナウイルスの影響で、多くの人が外出を控える生活を送りました。
その結果、実店舗での買い物よりも、インターネットショッピングを選ぶ消費者が増えたのは間違いありません。
ネットで手軽に商品が手に入る現代では、わざわざショッピングモールまで足を運ぶ人が減ってしまったのです。
加えて、ここ数年で物価が急激に上昇しており、消費者は日々の生活費を節約しようとしています。
特に、食料品やガソリンの価格上昇が続いている中、消費者は娯楽やファッション関連の商品にお金をかけにくくなっていますね。
ブルメール舞多聞に入居していたファッションや雑貨のお店が閉店した背景には、このような消費者の節約志向が影響していると考えられます。
理由2：競合施設の影響
近隣に競合施設が複数存在し、ブルメール舞多聞に影響を与えています。
神戸市周辺では、ブランチ神戸学園都市（2013年12月6日オープン）やイオンモール神戸南（2017年6月30日オープン）などブルメール舞多聞のオープン以降にもショッピングモールは誕生しています。
このため、消費者が新しい施設に流れてしまう傾向が強くなっているんです。
ブルメール舞多聞も、家族連れをターゲットにした店舗が多かったですが、競合施設の魅力には勝てなかったのかもしれません。
映画館やアミューズメント施設がないことで、週末の家族連れが他の施設に足を運んでしまったことが、閉店が続いた理由の一つだと思われます。
理由3：臨時休業・営業時間変更による誤解
（出典：blumer）
一部のテナントが臨時休業や営業時間の変更を発表しており、その情報が正確に伝わらないことが、閉店と誤解されている一因かもしれません。
セイハ英語学院は2024年9月22日（日）と9月23日（月）に臨時休業を告知しましたが、これは一時的な休業です。
閉店ではなく、あくまで短期間の休業に過ぎません。
また、ドトールコーヒーショップも同年9月26日（木）に営業時間を短縮し、18時までの営業となると発表されました。
このようなケースでは、消費者が店舗の休業や変更を「閉店」と混同してしまうことがあります。
理由4：地域の人口動態の変化
地域の人口動態の変化も影響していると思われます。
少子高齢化が進む中で、特に郊外型のモールは若年層の減少に直面しています。
ブルメール舞多聞が位置する垂水区も、高齢化が進むエリアの一つです。
これによって、モールを訪れる家族連れや若いカップルの数が減少し、店舗の集客が厳しくなっている状況が続いているんです。
さらに、都市部への人口集中も進んでいるため、郊外に位置するブルメール舞多聞は、特に若い世代の利用が減少していると考えられます。
こうした変化は、長期的に店舗運営に悪影響を及ぼし、結果として撤退を決断する店舗が増えているのではないでしょうか。
ブルメール舞多聞の過去に閉店した店舗例
過去には次のような店舗が閉店しています。
- キャン★ドゥ（2024年6月閉店）
多くの100円ショップが、競争の激化や売上低迷を理由に撤退しています。 - HAPiNS（ハピンズ）（2023年7月閉店）
雑貨店のハピンズも、競合との競争や地域の人口動態の変化が影響したようです。 - Right-on（2023年6月閉店）
周辺の商業施設やユニクロなどの競合店の影響もありそうです。 - ナフコ TWO-ONE STYLE 垂水店（2023年3月閉店）
家具やホーム用品を提供していたナフコも、競合施設との競争に勝てず、撤退しています。 - CURRENT（2018年7月閉店）
ファッション関連の店舗も、消費者の購買行動の変化に対応できずに閉店を余儀なくされました。
これらの店舗は、競争の激化や消費者の行動変化に影響されて、撤退を決めたと考えられます。
ブルメール舞多聞についておさらい
ブルメール舞多聞は、2006年に開業したショッピングモールです。
兵庫県神戸市垂水区のガーデンシティ舞多聞内にあり、開業当初から地域の生活拠点として機能してきました。
中心となる関西スーパーやエディオンは、地域の住民にとって日常の買い物に欠かせない存在です。
日用品や家電が手軽に手に入るため、忙しい家族にとっては便利な場所となっています。
（出典：ブルメール舞多聞）
さらに、しまむらや赤ちゃん本舗といったファミリー向けの店舗も充実しており、子育て世代が日常的に利用しやすい環境が整っています。
また、モール内には飲食店も多く、家族で食事を楽しめるスペースがある点も魅力ですね。週末に家族でゆっくりと買い物を楽しむことができ、駐車場も広いため、車での来店もしやすいのです。
