ボビー・オロゴンはなぜ消えた？復帰や再婚、資産額についても紹介

「もす！」「ボビーと思います！」といった独特の日本語で、2000年代に一世を風靡したタレントのボビー・オロゴンさん。

その明るいキャラクターと身体能力の高さで、バラエティ番組から格闘技のリングまで幅広く活躍していましたが、ある時期からテレビでその姿を見かける機会がめっきり減ってしまいました。

一体、ボビー・オロゴンさんの身に何があったのでしょうか。

ボビー・オロゴンはなぜ芸能界から消えた？いつ復帰したの？再婚や投資が関係？

一時期はテレビで見ない日はないほどの人気者だったボビー・オロゴンさんですが、その姿がブラウン管から消えた背景には、プライベートでの深刻なトラブルがありました。

ボビー・オロゴンが芸能界から消えたのはいつでいつ復帰した？

ボビー・オロゴンさんがテレビから姿を消す直接的なきっかけとなったのは、2020年5月に起きた事件で、ボビー・オロゴンさんは自宅で奥様の頬を指で突いたとして、暴行の容疑で現行犯逮捕されてしまいました。

当初、ボビー・オロゴンさんは容疑を否認していましたが、最終的には在宅起訴され、2021年5月にさいたま地方裁判所から罰金10万円の有罪判決が言い渡されています。

この事件の影響は非常に大きく、当時レギュラーでナレーターを務めていた人気番組『YOUは何しに日本へ？』をはじめ、多くの仕事を降板することになり、これが、私たちがボビー・オロゴンさんをテレビで見かけなくなった大きな理由なのです。

その後、約1年4ヶ月の自粛期間を経て、2021年9月16日に自身のYouTubeチャンネルを開設し、動画内で謝罪するとともに芸能活動の再開を宣言しました。

そして、その言葉通り、同年11月には総合格闘技イベント「RIZIN」に出場し、見事勝利を収めることで、多くの人々に本格的な復帰を印象付けたのです。

この試合は、ボビー・オロゴンさん自身にとって、事件の「禊（みそぎ）」という意味合いがあったようです。

消えた理由①：コンプライアンス意識の高まりによるメディア露出の激減したため

ボビー・オロゴンさんがテレビから姿を消した背景には、現代のテレビ業界におけるコンプライアンス（法令遵守）意識の極端な高まりが大きく影響していて、ボビー・オロゴンさんのケースは家庭内での暴力、いわゆるDV（ドメスティック・バイオレンス）という、社会的に非常に厳しい目が向けられる問題であったため、テレビ局やスポンサー企業がその起用に対して極めて慎重になったのです。

結構あるあるな理由ですよね。

視聴者からの批判や企業イメージの低下を避けるため、有罪判決が出たタレントを番組に出演させることは、現代のメディアにとって非常に大きなリスクとなります。

そのため、事件後、ボビー・オロゴンさんの姿がテレビから一斉に消えたのは、ある意味で必然的な流れだったと言えるでしょう。

消えた理由②：「片言の日本語を話す面白い外国人」というキャラクターの飽和のため

ボビー・オロゴンさんがブレイクした2000年代初頭、「微妙に間違った日本語を話す面白い外国人」というキャラクターは非常に新鮮で、多くの笑いを生み出しましたが、その後、同様のキャラクターを持つ外国人タレントが次々と登場し、そのキャラクター自体が飽和状態になってしまったのです。

さらに、近年は社会全体の多様性への理解が深まり、単に言葉の間違いを笑うのではなく、その人の持つ知識や文化的背景、知性に注目が集まるようになりました。

流暢な日本語で専門的なコメントをするタレントや、自国の文化を深く解説できるタレントが重宝されるようになり、かつての「いじられ役」としての外国人タレントの需要が相対的に低下してしまったため、ボビー・オロゴンさんも時代の変化の波に飲まれてしまった側面があったと思われます。

投資で資産形成？総額いくら持っているの？

タレントや格闘家としての顔の裏で、ボビー・オロゴンさんは実は「やり手の投資家」としての一面も持っていて、投資家としてのキャリアは非常に長く、なんと3歳の頃から始まっていたというから驚きです。

ナイジェリアで貿易商を営む父親のもと、34人兄弟の3番目として生まれたボビー・オロゴンさんは、幼い頃からビジネスの英才教育を受けていました。

会社のお金を数えさせられたり、物の価値や利益の仕組みを実践的に学んだりしていたそうです。

人生で初めての投資は、お小遣いを盗む兄から資産を守るために買ったハムスターで、そのハムスターが子どもを産み、売れたことで「お金がお金を生む」という投資の基本を体感したと語っています。

その後、ナイジェリアの国立大学経済学部を卒業し、本格的に投資の世界へ。株式や為替、商品先物、不動産など、その投資対象は多岐にわたります。

2025年5月に結審した離婚裁判の際には、裁判所によってボビー・オロゴンさんの総資産額が約1億8000万円であると認定されました。

しかし、最近出演したテレビ番組では、この資産の多くが失われたと告白しています。

過去にテレビ番組で貯金額を明かしたところ、国税庁の調査が入り、約9600万円を納税。

さらに、離婚に伴う財産分与で約7200万円を支払ったため、2億円以上あった貯金は「楽しく飛んでった」と笑いながら語っていました。

それでも、投資家としての才覚は健在のようです。

一羽350円のヒヨコを育てて卵を産ませる「ニワトリ投資」や、複数の企業で工場を共有する「シェア工場」への投資（約6000万円）などで成功。

総資産は「牛1000頭分」と表現しており、番組の計算では約1億2000万円に相当すると紹介されていました。

その投資手腕は高く評価されており、投資セミナーで講演すると1000人もの人が集まるほどの人気だそうです。

再婚したって本当？離婚はなぜ？

ボビー・オロゴンさんは、1999年に日本で出会った京子さんと結婚し、二男三女の5人のお子さんに恵まれましたが、2020年の暴行事件をきっかけに夫婦関係が悪化し、約5年にもわたる長い離婚裁判へと発展してしまいました。

そして2025年5月21日、ついに離婚が成立したことが報じられました。

離婚の主な原因は、暴行事件に端を発した「夫婦関係の破綻」とされています。

奥様側は長年にわたる精神的・経済的なDVも訴えていましたが、裁判ではその主張は認められませんでした。

一部では「再婚したのでは？」という噂もあるようですが、2025年10月現在、ボビー・オロゴンさんが再婚したという公式な情報や報道はありません。

離婚が成立してからまだ日も浅いため、今はご自身のビジネスやタレント活動に集中している時期なのかもしれませんね。

Q&A

ここでは、ボビー・オロゴンさんに関するよくある質問や、少しマニアックな疑問についてQ&A形式でお答えします。

ボビー・オロゴンは本当に日本語が下手なの？

テレビで見せる「微妙に間違った日本語」は、あくまでタレントとしてのキャラクターです。実際は、ナイジェリアの最高学府の一つである国立大学の経済学部を卒業したエリートで、非常に聡明で流暢な日本語を話すことができます。投資に関するインタビューなどでは、経済や世界情勢について論理的かつ知的に語る姿を見ることができ、テレビでの印象とのギャップに驚く人も多いようです。

格闘家としてはどれくらい強かったの？

「史上最強の素人」というキャッチフレーズの通り、その身体能力は本物でした。格闘技デビュー戦となった『K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!』では、強豪のシリル・アビディ選手に判定勝ちし、翌年には元横綱の曙選手にも勝利するなど、大きなインパクトを残しました。しかし、チェ・ホンマン選手やボブ・サップ選手といった世界のトップファイターには敗れており、プロとしての経験や技術面では及ばない部分もありました。総合格闘技の通算戦績は3勝2敗です。

年齢詐称疑惑って結局どうなったの？

ボビー・オロゴンさんの公式プロフィールでは1973年4月8日生まれとされています。しかし、2006年の事務所とのトラブルや2020年の逮捕の際、報道機関が彼の外国人登録証などをもとに「実際は1966年生まれ（または1968年生まれ）ではないか」と報じたことで、年齢詐称疑惑が浮上しました。これに対し、ボビー・オロゴンさん本人は「ナイジェリアでパスポートを取得した際に役所が間違えた」と説明しており、アフリカではこうした記録の間違いは珍しくないという声もあります。真相は定かではありませんが、最近のテレビ番組では「59歳」として紹介されることが多く、1966年生まれという説が有力視されているようです。