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    香豆里珈琲館の閉店なぜ?社長や喫茶コーズリー(西成)が撤退した背景とは

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    大阪・西成の動物園前駅すぐ、1947年から地元の人に愛されてきた純喫茶「香豆里珈琲館」と、その建物を引き継いだ「喫茶コーズリー」。

    レンガ風の外観と窓に描かれたマダムの絵がトレードマークで、サイフォンコーヒーやプリンアラモードが人気でした。

    そんな2つのお店がどちらも閉店してしまい、SNSでもざわつきました。

    この記事では、香豆里珈琲館と喫茶コーズリーがいつ・なぜ閉店したのか、運営会社や社長はどんな人だったのか、喫茶店の閉店ラッシュは本当なのか、そして口コミまで、一次情報をたどりながらまとめていきます。

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    豆里珈琲館/喫茶コーズリーの閉店なぜ?

    まずは2つのお店が閉店するまでの流れを、時系列で整理してみます。

    「香豆里」と「コーズリー」は別のお店のように語られがちですが、実は同じ建物で2回、お店の主が代わっているのがポイントです。

    年月できごと
    1947年純喫茶「香豆里」が西成・動物園前で創業
    〜2018年頃店主の高齢化などを経て、屋号はそのままに地元の常連客らが運営を継続
    2020年7月28日香豆里珈琲館が閉店。「意味深な閉店のお知らせ」がSNSで話題に
    2021年6月〜9月菓子店を営む会社が建物を継承し「喫茶コーズリー」としてリニューアルオープン
    2024年3月27日Uber Eatsでの配達営業を終了
    2024年12月末喫茶コーズリーが閉店。最終営業日近くまで多くの客が来店

    長年愛されてきた香豆里珈琲館は、店主が高齢のため閉店した後、地元の常連客によって屋号はそのままに営業されていましたが、2020年のコロナ禍に再度閉店しました。

    その後、「街の風景が失われてほしくない」と、カヌレ堂や菓菓かはんなど人気の菓子店を営む会社が継承しました。

    つまり「香豆里の閉店」と「コーズリーの閉店」は、原因がまったく別ものなんです。

    個人的には、同じ建物で70年以上も灯がともり続け、2回もバトンが渡されたこと自体が、西成という街にとって特別な場所だった証拠だと感じます。

    次のようなものが閉店理由として考えられます。

    閉店理由1:香豆里・コーズリーともに、運営する人が代わるタイミングで営業を続けられなくなったため

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    香豆里と喫茶コーズリーに共通しているのは、「お店そのものはお客さんに愛されていたのに、運営する側の事情で店を続けられなくなった」という点です。

    最初の香豆里は店主の高齢化、そして常連客による継続運営もコロナ禍で力尽きました。

    喫茶コーズリーは菓子店の会社が継いだものの、約3年で店をたたんでいます。

    事業を引き継ぐ「継承」はうまくいけば素晴らしい仕組みですが、引き継いだ側も体力が続かなければ続きません。

    下の表で、お店の運営者がどう変わっていったか整理します。

    運営の主体期間の目安終わり方
    創業者・初代の店主1947年〜店主の高齢化により幕引き
    地元の常連客らによる継続運営〜2020年7月コロナ禍で2020年7月28日に閉店
    菓子店を営む会社(コーズリー)2021年〜2024年末約3年で閉店

    「香豆里」は1947年から約70年間地元の人々に愛され続けてきた純喫茶で、オーナーの高齢化や後継ぎ不在などで事業継続が困難になり、小さな事業承継のひとつの形として株式会社が受け継ぎました。

    こうやって見ると、「同じ場所を残したい」という思いでバトンがつながれてきたお店だったことがよくわかります。

    事例として、2020年の閉店のときは、お店が出した張り紙の文章が「なんだか意味深」とSNSで広まりました。

    実際にお店に通っていた人からは「西成に泊まったときにモーニングで行ったけど良い店だったのに」と惜しむ声が上がっていました。

    3回とも「資金が尽きて夜逃げ」のような単純な話ではなく、節目ごとに別の人が「もう一度やってみよう」と手を挙げてきた珍しいケースだと思います。

    普通なら1回閉まればそれで終わりですから。

    個人的には、これは「失敗の連続」ではなく「街の人がなんとか灯を消したくなかった記録」なんだと受け止めています。

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    閉店理由2:物価高・人手不足など、喫茶店をとりまく経営環境がとても厳しくなっていたため

    喫茶コーズリーが閉店した2024年は、飲食店にとってかなり厳しい年でした。

    コーヒー豆や牛乳、卵、光熱費が軒並み上がり、人を雇うための賃金も上げないと人が集まらない。

    一方でお客さんは節約志向で、値上げがしづらい。

    この板挟みが、全国の小さな喫茶店をじわじわ追い込んでいました。

    帝国データバンクの調査がこの状況をはっきり示しています。

    項目数字(2024年)出典
    飲食店の倒産件数894件(過去最多、前年比16.4%増)帝国データバンク
    そのうち小規模事業者約9割が小規模帝国データバンク
    飲食店の価格転嫁率(2024年7月)36.0%(全業種44.9%を大きく下回る)帝国データバンク
    「人手不足倒産」342件(初めて300件超、過去最多)帝国データバンク

    2024年の飲食店の倒産件数は894件で、前年(768件)比で16.4%増加し、2020年(780件)を上回って過去最多を更新しました。

    さらに、「夫婦で1店舗を経営」といった小規模事業者が多い飲食店業界は、食材・光熱費の高騰や人材確保のための賃上げで収益が圧迫され、価格転嫁率は36.0%と全業種を大きく下回っています。

    コーズリーは完全キャッシュレスでプリンアラモードが1250円前後と、純喫茶としては強気の価格設定でした。

    これは原価高のなかで品質を守る工夫でもあったのですが、西成という街の客層とは少しズレが生まれていた面もあったかもしれません。

    実際、口コミにも「値段は少し高め」という声がありました。

    コーズリーのように「古い喫茶を若い感性でおしゃれに再生する」スタイルは、SNS映えで集客できる強みがある反面、固定費(家賃・人件費・原材料)がそのまま重くのしかかります。

    話題性だけでは、上がり続けるコストはなかなか埋められないんですね。

    個人的には、お店の味や雰囲気とは関係なく、「世の中全体のコスト上昇」という大きな波に飲み込まれてしまうのは、本当に切ないなと思います。

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    社長ってどんな人?

    香豆里珈琲館の閉店時、SNSでは「社長」「代表」という言葉が飛び交いました。

    「合同会社は社長ではなく代表社員」という指摘もあったように、肩書きや人物像については、公式に出ている確かな情報がとても少ないのが実情です。

    確認できる範囲で、運営の主体を表にまとめます。

    項目内容
    香豆里時代の運営創業者→常連客らによる継続運営(個人主体)
    コーズリーの運営会社カヌレ堂・菓菓かはんなどを手がける菓子店の会社
    会社の特徴大阪を中心に菓子ブランドを複数展開
    「香豆里を継いだ動機」「街の風景が失われてほしくない」という思い

    ここで大事なのは、ネット上では「社長」「代表」への厳しい個人攻撃のような書き込みも見られますが、その多くは確認の取れていない第三者の感想だということです。

    香豆里珈琲館や喫茶コーズリーの社長・代表について、本人が語った公式な経歴やプロフィールは表に出ていません。

    コーズリーを継いだのが「カヌレ堂」などを運営する菓子のプロ集団だったからこそ、プリンアラモードや3層コーヒーゼリーといった本格スイーツがあのクオリティで出せていた、という背景があります。

    ここは素直に評価していい部分だと思います。

    個人的には、確かな情報がないなかで個人を決めつけるのは避けたいですし、お店を一度は救おうと手を挙げた人たちだった、という事実のほうを覚えておきたいです。

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    喫茶店や珈琲店が閉店ラッシュなの?過去に閉店した店舗例

    「最近、喫茶店の閉店が多い気がする」という感覚は、データでもある程度裏づけられます。

    帝国データバンクによると、2024年の企業倒産は9901件で前年を16.5%上回り、3年連続の増加となりました。

    飲食店だけでも過去最多の894件です。

    実際には以下のような感じでした。

    ・2020年7月28日:香豆里珈琲館(大阪・西成)閉店
    ・2024年3月27日:喫茶コーズリー(大阪・西成)Uber Eatsでの配達営業を終了
    ・2024年12月末:喫茶コーズリー(大阪・西成)店舗そのものを閉店
    ・2024年11月:喫茶 りょう(東京・東陽町)が食べログ上で閉店・掲載保留に
    ・2024年(通年):飲食店倒産894件が発生し、過去最多を更新

    下の表で、閉店ラッシュの「実際の規模感」を整理します。

    指標数字何を意味するか
    2024年 飲食店倒産894件過去最多
    2020年(前の最多)780件コロナ禍の年
    後継者難倒産(全業種・2024年)540件過去2番目の高水準
    後継者難倒産のうち「経営者の病気・死亡」約4割高齢化が直撃

    「後継者難倒産」は540件判明し、そのうち「経営者の病気、死亡」が4割を占め、後継者不在を理由に事業継続をあきらめるケースが発生しています。

    香豆里の最初の閉店が「店主の高齢化」だったことを思うと、これは決して他人事の数字ではありません。

    個人的には、こうして並べると、コーズリーの閉店も「お店単体の失敗」というより「時代の大きな流れの一部」だったんだなと、しみじみ感じます。

    参考:2021年版「小規模企業白書」(中小企業庁)

    豆里珈琲館/喫茶コーズリーに対する口コミを徹底調査

    食べログでは喫茶コーズリーの総合得点は3.50で、口コミは108件ありました。

    口コミ全体のトーンをざっくり分けると、おおよそ次のような割合でした(公開されている口コミ・SNSの傾向をもとにした目安です)。

    評価の方向割合の目安主な内容
    ポジティブ約70%スイーツ・サイフォンコーヒー・レトロな雰囲気を絶賛
    中立約20%値段が高め・キャッシュレスのみへの戸惑い
    ネガティブ約10%運営や接客への不満、西成らしさが薄れた点

    代表的な口コミを挙げてみます。

    「コーヒーゼリーが3層になっていてとても美味しい」という声が多く、見た目の美しさも好評でした。

    外観などは前身の純喫茶「香豆里珈琲館」のままで雰囲気があり、現金不可の完全キャッシュレスの喫茶店だが、値段は少し高めという声がありました。

    プリンアラモードは脚付きの銀皿で供され、自家製プリンやアイスクリーム、季節のフルーツが盛られていて甘党にはたまらないと評判でした。

    閉店を知った人からは「最後に行きたかった」「歩いて行くにはちょっと距離があって行けなかった」と惜しむ声が上がっていました。

    香豆里時代を知る人からは「ずっとあって安定のお店と思っていたのに」というショックの声もありました。

    一方で、運営や「社長」「代表」をめぐっては、確認の取れていない厳しい書き込みも一部にありました。

    ただ、こうした投稿は事実かどうかわからないものが多く、お店の味や空間そのものへの評価とは切り分けて読むのが大切です。

    コーズリーは「香豆里の看板をそのまま残した」ことで、知らずに通りかかった人が「これコーズリー?」と気づくきっかけになっていました。

    この“見た目は古いまま、中身は新しい”ギャップこそが、最大の魅力であり、同時に少しの戸惑いも生んでいたのだと思います。

    個人的には、賛否はあれど「もう一度行きたかった」という声がこれだけ多いお店は、それだけで十分に幸せな喫茶店だったんじゃないかなと感じます。

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