会員制かつ住所非公開という独特のスタイルで注目を集めるクロッサムモリタ。
元プロボクサーでありながら農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」を受賞し、一般社団法人エクスペリエンス代表理事を務める森田隼人が経営するお店です。
最近では噂ばかりが先行して「閉店した?」「まずい?」「まるで宗教?」と検索されているようですが、実態はどうなっているのでしょうか。
クロッサムモリタは2025年時点で閉店していない!噂が上がる理由は?
いまなお予約困難なことで知られるクロッサムモリタですが、検索結果をみる限り閉店の噂が絶えないのが現状のようです。

(出典:Google)
実際のところは2025年時点も営業中で、芸能人をはじめかなり好評のようです。
ここからは「なぜ閉店説が出るのか?」を掘り下げていきます。
閉店と誤解される理由1:クロッサムモリタ監修「六花界Blender 新京極」が閉店したため

(出典:Google)
クロッサムモリタの店主である森田隼人さんが監修した「六花界Blender 新京極」が2024年8月31日(土)をもって閉店。
系列店が閉店するニュースを耳にした人が混同して、「クロッサムモリタも終わってしまうのか」と思い込んだのではないでしょうか。
物価高の影響や立地面での難しさが閉店理由として挙げられているようです。
ちなみにお店の住所は「京都府京都市中京区新京極通三条下ル桜之町407-1 カレッジタウン詩の小路ビル 2F」だったのですが、京都府京都市の地下は2024年で平均140万4740円/m2。
名古屋市の平均53万7169円/m2と比較すると約3倍の地価を誇りかなり高いです。
やはり以下のような部分が経営を圧迫していたのでしょう。
新京極の店舗は、森田隼人さんが提唱する“焼肉と新スタイルハンバーグ”といったテーマが評判でしたが、残念ながら2024年中に幕を下ろすことになりました。※オープン日は2022年9月23日
とはいえ、メインのクロッサムモリタまで閉店するわけではないのです。
だからこそ「閉店説」が流れたと考えられます。
閉店と誤解される理由2:会員制と予約の難しいため
クロッサムモリタは、そもそも会員制という特殊なシステムをとっています。
さらに「7年待ち」「先に系列店に通い詰めてからでないと予約権すらもらえない」など、一般的には想像しづらいほど厳格です。
この会員制ゆえに、“連絡先がわからない”“予約自体が難航して取れない”といった事情が生まれます。
すると外部からは「いま営業しているか不明」「予約が取れないということは閉店したのでは?」と早合点されてしまう状況になるのです。
公式ホームページも存在しないためか、「問い合わせたけど不通」「住所もわからないし、電話番号も非公開」という声も。
こうした非常にハードルの高い店舗だと認知されていることも“閉店したかもしれない”という憶測を広げる原因だと思われます。
予約方法に関しては後ほど紹介しますので読み進めてください。
閉店と誤解される理由3:住所など非公開情報が多いため
クロッサムモリタは「店に行く際は最寄り駅・鶯谷駅などでスタッフと待ち合わせをして徒歩で案内される」という形態。
いわゆる“完全非公開”の店舗なので、インターネット上に写真やクチコミがほとんど出回りません。
入店時にスマートフォンを預け、店内撮影は一切禁止とされています。
場所も公にされていないため、具体的な来訪記録がネットに載らず、「そもそも営業実態が不明」という噂を生みやすい環境となるのです。
ネット上で流通する情報が乏しいほど、真偽不明の話が広まりがちだといえますよね。
ましてや「閉店したらしい」という書き込みがあれば、あっという間に拡散されてしまいます。
こうした理由が重なり、「クロッサムモリタはもうやっていないのでは?」と誤解されているようです。
クロッサムモリタはまずい?宗教っぽい?検索ワードはなぜ?
インターネットで「クロッサムモリタ」と検索してみると、「まずい」とか「宗教?」といった気になるワードが並びます。

(出典:Google)
こうした検索候補が浮上する背景にはどのような誤解や噂があるのでしょう。
ここからは「まずい」とされる真偽や、“宗教っぽい”とまで言われる理由に迫ってみます。
まずい噂はほぼないが、口コミ禁止
「クロッサムモリタ まずい」というキーワードが見受けられますが実際に“まずかった”という明確なクチコミはほぼ見当たらないです。
この店は口コミを禁止しているため、いわゆる「食べログ」や「SNS上の詳細レビュー」などが一切ありません。
食べた人も「店での体験を口外しない」というルールを守っているので、外部に具体的な味の評価が出にくいですよね。
するとネットユーザーは「本当はどうなのか知りたい」「情報が出てこないなんて、ひょっとしてまずいのでは?」と推測し、“まずいのかも”と検索する事例が増えるのだと思います。
加えて口コミが全くないゆえ、真相を知る手段が少なく、疑念がさらに募る構造なのではないでしょうか。
味については、過去にTV番組で取り上げられた際には「新しい体験が素晴らしい」「お肉の熟成度や香りが圧巻」といったポジティブなコメントを見かけました。
ゆえに“本当にまずい”という裏付けはなさそうですね。
では「宗教っぽい」と言われる理由はどうなのでしょうか。
会員制や階級制、非公開情報の多さ、森田隼人の熱い食活動が宗教っぽいと誤解されるのかも…。
クロッサムモリタの系列店は「六花界」「五色桜」「吟花」「初花一家」など多岐にわたります。
ここには“階級”のような段階があり、まずは立ち食い焼肉の六花界で常連になり、そこから紹介制で五色桜や吟花に通い、さらに上のランクとして初花一家へ、そしてようやくクロッサムモリタという“最上位”のお店にアクセスできるというシステムですね。
こうした仕組みは一見、会員ランクを上げていく“洗礼”のように見えて、秘密結社的とか宗教的と捉える人もいるようです。
加えて森田隼人さん自身が「生産者との直接コミュニケーション」「酒粕での和牛熟成」など、非常にこだわりぬいた活動を行なっていますね。
日本各地の蔵元や牧場を巡り、独自ブランド牛“もりたなか牛”を開発するほどの情熱家であるがゆえ、その熱さが「まるで熱狂的な組織っぽい」と感じさせる部分もあるのではないでしょうか。
店内でスマホ没収や私語制限(食事の話以外はNGなど)といった厳格なルールを課している場面も話題になっています。
こうした姿勢が“儀式めいている”と捉えられ、「宗教かもしれない」と噂される土壌が形成されていると思われます。
それでも“実態は高級焼肉店”というのが現状なので、誤解という表現が適切なのではないでしょうか。
寺門ジモンなど多くの芸能人が絶賛
芸能界きっての“肉好き”として有名な寺門ジモンさんも、クロッサムモリタを高く評価しています。
寺門ジモンさんは焼肉やステーキへのこだわりが強く、数々の著名店を渡り歩いていることで知られますが、その方が「ぜひ行ってみてほしい」と推すだけあって、実力は本物のようです。
ぜひ行ってほしいと言われても、予約システム的になかなか行けないですがね。笑
他にも、かつて宮迫博之さんが自身のチャンネルなどで「森田隼人さんの味に惚れ込んだ」「肉に対する情熱がすごい」と語っていました。
以下のクロッサムモリタを訪れた芸能人をまとめます。
- 寺門ジモン
- Daigo
- 宮迫博之
- 山本彩
- 陣内智則
- リュウジ※料理研究家
- 三崎優太※青汁王子
- 明日香キララ※セクシー女優
- ヒカル※YouTuber
メニューや予算は?
クロッサムモリタでは、おまかせコースが基本スタイルのようです。
肉の塊をその場で切り分けて焼き、部位ごとに異なる味覚を提供する“劇場型”という言葉が用いられていますね。
森田隼人さんが産地と一体で開発した酒粕熟成肉や、「吟醸肉」、日本酒で炊いたお米なども挙げられます。
複数の日本酒醸造元と連携し、熟成酵母を使うことで肉の旨みを引き出す仕組みを用いているそうです。
また、クロッサムモリタでは、特別に育てられた「Moritana Beef」が提供されており、これはミシュランのビブグルマンにも掲載されたブランドです。
気になる予算については、明確な価格表示が公表されていないものの、過去に放送されたテレビ番組で1万円台前半程度~1万5000円程度という情報がありました。
フルコースの値段としては、いわゆる高級焼肉の水準かもしれませんが、予約までの苦労や独自演出を考えると“むしろ安い”と感じる人も多いです。
どれも滅多に味わえないコンセプトのようですよね。
こうしたメニュー構成があるため、食事だけでなく“体験”として楽しむ方が多いのではないでしょうか。
最後に、どうやって予約を取るのか、その具体的手段をお話しします。
予約方法とは【系列店への通いor常連さんと同行】
クロッサムモリタの予約は“非会員がいきなり電話しても通らない”とまで言われるほど特殊です。
基本的には以下の流れで予約します。
このプロセスを経ずに予約を入れる方法はほぼないようです。
よほどのコネクションや、常連さんからの同伴依頼がなければすぐに行けない仕組みなのではないでしょうか。
少し遠回りですが、森田さんが最初に立ち上げた“2.2坪の立ち食い焼肉店”として知られる「六花界」でオーナーやスタッフと親しくなり、顔なじみの常連として認めてもらうことで初めて予約できるようになります。※クロッサムモリタを紹介される
そこで長期間にわたりお店と付き合いを続け、次の上位会員制店舗へと徐々にステップを踏んでいく流れですよね。
もしくは既存の常連さんと同行させてもらうパターンもあるようです。
「友人がクロッサムモリタの会員だったため、一緒に行って特別に席を用意してもらえた」といった例も耳にします。
ですが通常、その“連れて行ける枠”自体もごく少数のため、かなり運が良くないと難しいかもしれません。
このように会員制かつ非公開情報が多いクロッサムモリタは、閉店説が出ても仕方ないほどベールに包まれたレストランといえますね。
一生に一度は行ってみたいお店ですね。