海外含め賛否両論あったアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス(通称ダリフラ)」。
最終回がひどい、作者死亡説、大炎上など色んな噂があるようで、今回は徹底調査しました。

(出典:Google)
ダーリン・イン・ザ・フランキス(ダリフラ)作者死亡の噂はなぜ?理由を調査

(出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス)
作者死亡かは不明!原作は矢吹健太朗氏ではなく「Code:000」
「ダリフラの作者が亡くなったらしい」という話を聞いて驚く方も多いようです。
ダーリン・イン・ザ・フランキスのアニメ版においては、明確に「この人が唯一の原作者です」と個人名を出していないのですよね。
クレジットに目を向けると、「Code:000」という表記があり、これは何人かのクリエイターが知恵を合わせて作り上げたプロジェクトの総称であると考えられます。

(出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス)
つまり、特定の一人が「作者」であるとは断定しづらい状況なのです。
複数の制作陣が一緒に作品のコンセプトやストーリー、キャラクター設定などを作り上げているため、特別「メイン原作の○○さんが死亡した」という情報は公式にも出ていないのですよね。
これらを踏まえると、「作者が亡くなったという情報は不確か」と言わざるを得ないのではないでしょうか。
また、ダリフラのコミカライズを手がけた矢吹健太朗さんについて「ダリフラの作者は矢吹さんだ」と誤解している人もいるようですが、矢吹健太朗さんはあくまでマンガ版の作画担当であり、アニメ版の原作をイチから書いたわけではありません。
矢吹さん自身は、『BLACK CAT』『To LOVEる』などを描き続けて今もご活躍中ですので、「ダリフラ作者死亡説」の根拠には該当しないのですよね。
作者死亡と噂される理由1:アニメ2期が5年以上放送されないため
初回放送の2018年当時、大きな話題を呼んだダリフラですが、現在に至るまで続編のアニメ情報が全くと言っていいほど出てきていません。※1期は2018年1月13日 – 7月7日の期間で24話
もともと人気作であれば二期や劇場版などの展開がしばしば期待されるものですが、ダリフラに関しては大きな動きが長期間ないのです。
HPのニュースを見ても再放送の予定くらいしか載っておらず、更新はほぼされていない感じです。

(出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス)
それゆえ「もしかして主要スタッフが何か重大な状況になっているのでは」「制作するはずがなくなってしまったのかもしれない」といった憶測が飛び交い、その中の一つとして「作者が亡くなったから続編は難しいのかもしれない」という噂が持ち上がるようになったのではないでしょうか。
アニメ業界ではクリエイターが体調不良やスケジュール破綻でプロジェクトが滞る事例もあり、続報が出ない作品は「そもそも完結?」と見なされるパターンがありますよね。
こうした状況が積み重なり、「作者死亡説」を後押ししているのだと思います。
作者死亡と噂される理由2:14話が海外で大炎上し、制作者らに殺害予告があったため
放送中に一部シーンが波紋を呼んでSNS上で炎上すると、その熱量の高さから過激な意見が飛び出すことは珍しくありませんね。
ダリフラの14話もまさにそのケースでした。

(出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス)
イチゴという女性キャラクターの言動が海外ファンの怒りを買い、非常にネガティブな盛り上がりを見せたのですよね。
その結果、監督や脚本担当、さらにはキャスト陣に対して「殺害予告」を送り付ける人まで現れたとも報じられています。
人によってはイラッとくる部分は微妙に異なるとは思いますが、以下のようなポイントから炎上しています。
- イチゴがゼロツーとヒロの再会を阻止し、ゼロツーとの関係を応援するファンから「邪魔をした」と受け取られた。
- ヒロに自身の感情を告白し、ゼロツーを追いかけようとする彼を強引に止めるためのキスが「自己中心的」と批判された。
- ゼロツーを危険視するイチゴの態度が、ゼロツーの孤独感を理解していたファンから「彼女を孤立させる行動」と受け止められた。
- 「ヒロツー派」が圧倒的に多い中で、イチゴの行動が「ヒロツーの物語を壊した」とされ、大きな論争を巻き起こした。
このように一種の事件とも呼べる騒動になったため、「実際に脅迫が原因で誰かが被害を受けてしまったのでは?」「スタッフの安全は大丈夫なのか?」と不安視した視聴者が多かったのではないでしょうか。
結果として「作者が亡くなったというのをどこかで見た」と混同されている場合もあるかもしれません。
作者死亡と噂される理由3:漫画版が短期間で終了しているため

(出典:Amazon)
ダリフラには、テレビアニメのストーリーをもとにしたコミカライズ作品があります。
矢吹健太朗さんが作画を担当して全8巻(2018年1月14日〜2020年1月26日)で完結しましたが、この連載は比較的スピーディーに終了した印象があるのです。(「だーりん・いん・ざ・ふらんきす!」はmato氏が担当)
「人気がある作品なのにどうして連載がそんなに長くなかったのか」「何か突発的な終了理由があったのでは」という疑問を抱く人もいたようですね。

(出典:Amazon)
ただ実際には、原作アニメのストーリー展開を追いかけるコミカライズであったことから、ある程度の長さで完結するのは普通と言えるのではないでしょうか。
しかし一部のファンは「もしかしたらこの終了は作者の健康問題に起因するのかも」と考えたり、「原作者本人が亡くなったからでは?」とさらに推測を広げる場合もあるようです。
いずれも公式アナウンスはなく、信頼できる情報源も見当たりませんため、事実かどうか怪しいままネットで流布しているようですね。
作者死亡と噂される理由4:ダリフラと名前が少し似ている「ミギとダリ」の作者が亡くなったため

(出典:Amazon)
大切に思われていた漫画家の方が実際に亡くなると、作品名の印象と混ざって誤情報が一気に広がりやすいのですよね。
「ミギとダリ」という作品の作者である佐野菜見さんがガンで亡くなられたことで、同じ「ダリ」の部分だけが印象に残り「ダリフラの作者が亡くなったらしい」とSNSで誤って受け止めているケースがあったのではないでしょうか。
実際にタイトルが似ているだけで混同してしまう方は少なくないと思われます。
ネットでは断片的な情報だけが独り歩きしやすいため、「ダリフラ=ミギとダリ」と誤認してしまうのはあり得る話ですね。
ちなみに佐野菜見さんは遺書に「この人生は 楽しい人生だったわさ 私はこれから多分もっと 自由な世界にいってきます… アバヨ」と残しており最後の最後まで自分らしさを貫かれていました。
本件について検索して調査するなかで、「ミギとダリ」の作者が死亡したことに関する記事が多く上位表示されていましたので名前の重複や共通部分が原因で、噂に繋がった可能性もありますね。
ここまでをまとめると、
上記のような事情が折り重なり、「ダリフラの作者が亡くなった」と騒がれる土壌ができているようなのです。
そして「ミギとダリ」作者の訃報が拍車をかけてしまった面もあるのではないでしょうかね。
いずれにせよ、公式情報が何も出ていない以上は憶測を鵜呑みにせず静観するしかないのではないでしょうか。
ダーリン・イン・ザ・フランキスの最終回がひどいと炎上
先に挙げた「作者死亡説」とは別件で、「ダリフラの最終回がひどい」と言われることも多いですよね。
視聴者の中には好き嫌いが大きく分かれた作品なので、ここで具体的に何が問題視されたのか整理してみるのです。
「VIRM」の唐突感や展開が急ぎすぎた

(出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス)
たくさんの方が「序盤から中盤にかけては青春群像劇として楽しめたけれど、終盤でいきなり宇宙戦争っぽい規模に膨らんで戸惑った」と感じるのではないでしょうか。
作中で突如登場した敵組織「VIRM(ヴィルム)」が話の主導権を握る形になり、物語が急テンポでクライマックスに突き進んだのですよね。
視聴者にとっては、「それまで丁寧に描かれていた人間ドラマが終盤で急に置いてきぼりになった印象を受ける」と考えられます。
「もう少し時間をかけてVIRMという存在を説明してほしかった」と思う人も多く、「詰め込みすぎではないか」との批判が噴出したようです。
この流れで最終回まで駆け抜けた結果、満足できなかったという声もあるのですよね。
転生した未来で幸せに..ではなく現世でヒロとゼロツーは幸せになってほしかった

(出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス)
結末の描き方に強い意見が集まるのは、ダリフラに限った話ではありませんが、ダリフラの場合は特に顕著だったのです。
主人公のヒロとヒロインのゼロツーが最後には共に戦い抜いて命を落とし、その後長い年月を経て二人の魂だけが地球へと戻る形になった展開を「あまりに切ない」と受け取った方は多いですよね。
ハッピーエンドとして捉える方も多いので賛否分かれるところです。
「せっかく絆を深めた二人なら、ちゃんと生き残って地球でハッピーエンドになってほしかった」という気持ちもわかりますし、「転生エンドは感動するけれど唐突感がある」という指摘も目にしますね。
転生という形を取ったからこそ「もやもやする」「最後に救いがあるようで実はないのでは?」と思う人が増えたのではないでしょうか。
他作品と似ていると感じた

(出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス)
ダリフラが放送された際、「グレンラガン」や「エヴァンゲリオン」、「トップをねらえ2!」「交響詩篇エウレカセブン」などの空気を感じると言われていましたね。
「宇宙規模の戦い」「巨大ロボット+思春期の少年少女」「愛の力が奇跡を起こす」といった要素は、以前の名作ロボットアニメでも似通ったテイストがありました。
視聴者の中には「既視感が強く、オリジナリティが薄い」と感じた人もいるようですし、「過去のガイナックス作品をリスペクトしているのでは」と好意的に捉える人もいたのです。
とはいえ、最終回まで含めた構成で「だいたいオマージュ先が読める」という意見や「エヴァやグレンラガンの焼き直し」との揶揄(やゆ)が起こり、最終的に炎上の火種の一つとなってしまったようですね。
イチゴ炎上事件や殺害予告などから2期の放送は厳しそう

(出典:ダーリン・イン・ザ・フランキス)
ダリフラと切っても切り離せないのが先ほども話しましたが「イチゴ炎上事件」だと思われます。
物語中盤でイチゴというキャラクターがヒロとゼロツーの間に割り込むような言動を取り、その展開に憤慨した海外ファンを中心に、SNSで過激な批判や中傷、挙げ句には制作者やキャストに対する脅迫が頻発。
こういった激しすぎる炎上が起きると、制作側も続編を作るかどうか慎重になってしまうのではないでしょうか。
海外ファンの厳しい反応は場合によっては一種のリスク要因になってしまうのですよね。
また、最終回の評価が分かれたのも確かで、良かったと言う人もいれば「納得できない」と酷評する人もいるため、全体として「再びアニメ化してもトラブルになるだけでは」と思われていても不思議ではないのではないでしょうか。
こうした「次はやらないかもしれない」「長らく動きがない」という事情が巡り巡って「作者死亡説」や「完全終了」といった噂につながっているのだと思います。
ダーリン・イン・ザ・フランキスを視聴できるサービスで一番安いのは?
終了後、数年間は地方テレビを中心に再放送されていたようですが、現在はサブスクを利用してみるのが一般的です。
「ダーリン・イン・ザ・フランキス」を視聴できるサービスの中で、最も安い月額料金を提供しているのは以下のサービスです。
調査時点での内容になりますが金額的にはあまり大差ないので気に入ったものが良いかと思います。
1. dアニメストア
- 月額料金: 550円(税込)
- 特徴: アニメ専門の配信サービスで、6,000作品以上が見放題。初回31日間の無料トライアルも利用可能です。
2. DMM TV
- 月額料金: 550円(税込)
- 特徴: アニメを中心に15,000作品以上が見放題。こちらも初回30日間の無料トライアルが利用可能です。
3. Amazonプライムビデオ
- 月額料金: 600円(税込)
- 特徴: 見放題作品に加え、エピソード単位でのレンタルや購入も可能。30日間の無料トライアルが利用できます。