2013年9月30日にリリースされた人気ゲーム『ディバインゲート』ですが、その独特な世界観や深みのあるストーリーで一定の人気を集めていたものの、結局2018年12月11日にサービス終了に至りました。
今回はそんな終了理由や復活の可能性、さらに関連ワードとして検索されている“事件”の背景についても調査します。
ディバインゲートのサービス終了なぜ?理由を考察
(出典:ディバインゲート)
ファンにとってプレイしている作品が姿を消してしまうと、やはり残念な気持ちが拭えないですよね。
ここからは終了理由を考察を交えて紹介します。
理由1:運営体制の変更とゲーム内容の変化※ディバインゲート零
(出典:ディバインゲート)
『ディバインゲート』は初期、ガンホー・オンライン・エンターテイメントとアクワイアが共同で関わり、独特なストーリー展開や洗練されたイラストが人気を呼んでいました。
しかし、2017年9月26日の大型アップデートで『ディバインゲート零』へリニューアルされた時点で、開発はアクワイア側が離れ、ガンホー内製へ一本化されたのです。
この変更で物語は学園要素を取り込み、楽器による攻撃アクションなどが追加された反面、従来の深い考察を求められる世界観が薄れたとの指摘がありますね。
・世界観が分かりづらく、ターゲット層が明確でないため物語に没入しにくい
・学園や楽器など、新要素が突飛で従来の雰囲気から大きく逸脱してしまった
・旧作で人気だったユニットが軽視され、従来ファンが求める魅力が損なわれた
・HP個別化などシステム改変が面倒な運要素を増やし、戦略性よりストレスが先行した
・リリース当初のバグ多発や不具合放置で、遊びにくさが改善されずユーザーが離れた
・ミズキなど特定ユニットが強すぎる調整ミスにより、ゲームバランスが崩壊した
・スクラッチ(ガチャ)演出や内容が微妙で、課金意欲を削ぎ満足度が低下した
・降臨ボスの難易度設計やパネル配置が理不尽で、攻略意欲を失わせる場面が多かった
・コラボイベント数が少なく、話題性を欠いて新規・復帰ユーザーを呼び込めなかった
こうした変化は従来ファンに受け入れがたかったようで、ストーリー愛好家や考察を楽しむユーザーが離れた原因になったと考えられます。
理由2:ユーザー離れと収益の低下のため
ユーザーが減少してしまうと、どんなに名作でも維持が難しくなるものですよね。
『ディバインゲート零』では旧来の要素を好んでいたファンが、世界観やシステムの大幅変更に失望するケースが多かったようです。
さらに、初期リリース当時、ログイン不具合やバグ多発といった問題が目立ち、一部プレイヤーがゲームから離れるきっかけを生み出したようです。
加えて、新作タイトルや他社の人気ソーシャルゲームにユーザーを奪われ、ガチャ(スクラッチ)の内容や演出面でも魅力が低下しまったようです。
個別HP管理による煩わしさやバランス面での不満も募り、結果的に課金収益が減少したと考えられます。
利益が薄れると運営コストをカバーしづらくなり、その結果終了への道をたどることになったのでしょう。
- アイドルマスター シンデレラガールズ(2011年11月28日〜2023年3月30日)
- ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル(2013年4月15日〜2023年3月31日)
- テイルズ オブ アスタリア(2014年4月3日〜2023年5月18日)
- 聖剣伝説 ECHOES of MANA(2022年4月27日〜2023年5月15日)
- 魔法科高校の劣等生 リローデッド・メモリ(2022年6月28日〜2023年8月14日)
理由3:ソーシャルゲーム市場の競争激化のため
人気を維持するためには、他タイトルとの差別化が欠かせないですよね。
ソーシャルゲーム市場は年々新作が投入され、ヒットを狙う競合が絶えません。
『ディバインゲート』も初期には独特のカラーがありましたが、似たジャンルの作品や有名IPとのコラボが豊富な他ゲームに押されてしまったようです。
結果としてユーザーはより遊びやすく、更新頻度が高く、イベント豊富な他作品へと流れていったと考えられます。
また、ストーリー重視のユーザー層が複雑な移行に疲れ、新規ユーザー獲得も上手くいかない状況が続いたため、市場競争に打ち勝てず収束を余儀なくされたのでしょう。
以下のような人気ゲームの台頭も売り上げに影響したと思います。
- パズル&ドラゴンズ
- モンスターストライク
- Fate/Grand Order
- ドラゴンボールZ ドッカンバトル
- グランブルーファンタジーなど
次は復活の可能性について考えてみます。
ディバインゲートが復活する可能性は?中国版も失敗で難しそう?
『ディバインゲート』の復活を望む声は多いです。
しかし、中国版が展開されたものの大きな成功を収めることは難しかったといわれ、国内での復活や海外展開での再起を果たすことも容易ではないようです。
中国版はベータテストを4回行い、4回目を2020年8月に開始していますが、その後の大きな進展がないため思うような結果が得られなかったようです。
さらに、新規でリブートするには多額の制作費用や宣伝活動が必要で、その投資に見合う確実な集客見込みが求められますよね。
既存ユーザーが喜ぶ形での復活には、「旧作ファンが求める世界観の再構築」や「前回の失敗を教訓としたわかりやすいゲーム性」、そして「魅力的なコラボ戦略」などが欠かせないですよね。
ディバインゲートの人気要素を踏襲したゲームの登場はあっても、終了から5年以上たっていることからディバインゲートの続編が登場(復活)することは容易ではないように感じます。
ディバインゲートの事件って?検索ワードはなぜ?
(出典:Google)
ディバインゲートに関して調査すると「事件」との検索ワードがでてきます。
何か大きな問題があったのかと気になりますよね。
前提:特に運営等で事件があったわけではない
まず前提として、公式運営が重大な不正行為を行った「事件」は確認されていません。
検索ワードとして浮上する“事件”は多くの場合、ユーザーが比喩的に用いているケースが多いのです。
新システムの不評を「事件」と呼んだり、炎上騒ぎを事件扱いするなど、コミュニティ内部で感情的に表現されている可能性があります。
ゲームで666人虐殺事件(蒼のクリスマス)があった
「666人虐殺事件(蒼のクリスマス)」という物語上で語られる凄惨な出来事が関係していそうです。
一夜で666人もの人々が大量虐殺された「蒼のクリスマス」。
唯一の生存者は拘束獣ルリで、犠牲者にはブルーノ=アスルの父が含まれていたため、ブルーノは仇としてアオトを狙っていました。
しかし実際には、虐殺を行ったのはアオト(本名アオイ)の弟アリトン(本名アオト)と、彼に初恋を抱いた聖暦の天才シュレディンガーであり、ブルーノは人違いをしていたのです。
その後、アーサーの親友サンタクローズが事件を追跡し、世界評議会が秘匿していた「鍵」を発見してアーサーへ託し、この惨劇の裏に隠された真実が浮かび上がるのでした。
このゲーム上の事件も関係している可能性がありそうです。
ディバインゲート零への移行に関して一定数不満の声があった
先ほどもお伝えしましたが『ディバインゲート』から『ディバインゲート零』への移行は、多くのユーザーにとって期待とは裏腹の結果を生んだようです。
ある意味で大事件だったようですね。
運営の変更もあったので仕方ないようにも感じますが。。
従来のダークで奥深いストーリーや独特の世界観が薄れ、学園×楽器という新要素による方向転換が重なり、違和感を抱く声が増えました。
具体的な不満の声としては以下が挙げられます。
こうした不満は一部にとどまらず一定数存在し、零への大幅な変更が新規獲得以上に古参ファンの失望を招く結果となったのです。
ディバインゲートに似たゲームを紹介
愛着ある作品が終わっても、似たようなシステムや世界観に触れたいと思う人は多いですよね。
ここでは、『ディバインゲート』に近い楽しみ方ができるゲームをいくつか挙げてみましょう。
パズドラ(パズル&ドラゴンズ)
(出典:GungHo)
爽快なパズルでモンスターを組み合わせて戦う『パズドラ』は、同じくガンホーが手掛ける代表作ですよね。
ドロップ操作によるパズル性や豊富なコラボが魅力で、異なる世界観ながらも、戦略的パーティ構築など共通する部分があります。
- パズルバトルシステム: 同じ色のドロップを3つ以上繋げて消すことで攻撃を行う。ドロップを消すことでコンボが発生し、敵に大ダメージを与えることが可能。
- モンスターの多様性: 登場するモンスターは3000種類以上。モンスターは属性(火、水、木、光、闇)やタイプ(ドラゴン、神、悪魔など)によって分類され、それぞれ異なるスキルやリーダースキルを持つ。
- 育成と進化: モンスターは経験値を得てレベルアップし、特定の条件を満たすことで進化する。進化には進化素材が必要で、進化後は能力が大幅に向上する。
- トレード機能: プレイヤー同士でモンスターを交換できるトレード機能が実装されており、フレンドと協力して欲しいモンスターを手に入れることができる。
- 協力プレイ: フレンドと一緒にダンジョンに挑む協力プレイが可能。特定のランク以上になると、協力プレイ専用のダンジョンにアクセスできる。
- 定期的なイベントとコラボ: 人気アニメやゲームとのコラボイベントが頻繁に行われ、新しいキャラクターやダンジョンが追加されている。
サモンズボード
(出典:サモンズボード)
同じくガンホーが配信する『サモンズボード』は、マス目上でユニットを動かす戦略パズルRPGです。
パネル操作によるバトルという点では異なりますが、コラボイベントやユニット収集・強化要素は似通っています。
- ターン制ボードゲーム: サモンズボードは、4×4の盤面でモンスターを動かし、敵を倒すターン制の戦略ゲーム。プレイヤーは1ターンに1体のモンスターを動かし、敵を撃破するための戦略を考える必要がある。
- モンスターの召喚と配置: プレイヤーは自分のモンスターを召喚し、盤面に配置する。モンスターはそれぞれ異なるスキルを持ち、戦闘中に効果を発揮する。
- スキルとリーダースキル: 各モンスターには固有のスキルがあり、戦闘中に使用することで様々な効果を発揮する。リーダースキルはパーティ全体に影響を与える特別なスキルで、戦略の幅を広げる。
- 連鎖攻撃システム: モンスターが攻撃を行った際、周囲のモンスターも同時に攻撃することができる。これにより、連鎖的な攻撃が可能となり、戦略的なプレイが求められる。
- モンスターの進化と育成: モンスターは経験値を得てレベルアップし、特定の条件を満たすことで進化する。進化後は能力が向上し、新たなスキルを獲得することもある。
- イベントとコラボ: 定期的に開催されるイベントや他のゲームとのコラボレーションがあり、新しいキャラクターやダンジョンが追加される。これにより、プレイヤーは常に新しいコンテンツを楽しむことができる。
- 多様なキャラクター: サモンズボードには多くのキャラクターが登場し、各キャラクターは異なる属性(火、水、木、光、闇)やタイプ(ドラゴン、神、悪魔など)を持つ。これにより、プレイヤーは自分の好みに合わせたパーティ編成が可能。
- 戦略的なパーティ編成: プレイヤーはモンスターのスキルや属性を考慮しながらパーティを編成する必要がある。特定のダンジョンやボスに対して有効なキャラクターを選ぶことが攻略の鍵となる。
パズドラもサモンズボードも同じガンホーにて運営されていますし、長期運営で安定しているので長く楽しめますよ。