1970年の誕生から55年にわたり、多くのファンに愛されてきたアパレルブランド「ドゥ ファミリー(DO!FAMILY)」。
休業の発表を聞いて驚いた人も多かったはず。
最近では閉店する店舗もかなり多かったですよね。
そんな背景を紹介します。
ドゥ ファミリーの閉店・休業はなぜ?

ドゥ ファミリーのブランド休業に関して、会社から明確な理由は発表されていません。
しかし、近年の社会情勢やアパレル業界全体の動向、そしてブランドが貫いてきたこだわりから、いくつかの要因が複合的に影響したと考えられます。
人件費や物価高の影響を受けたため
大きな理由の一つに、製造コストの高騰が挙げられます。ドゥ ファミリーは、誕生以来「すべてMade in Japan」という、ものづくりへの強いこだわりを貫いてきました。
糸や生地からオリジナルで開発し、日本の工場で丁寧に縫製されるその品質は、多くのファンから絶大な信頼を得ていたのです。
しかし、近年は原材料費や物流費、そして人件費など、あらゆるコストが世界的に上昇しています。
以下の厚生労働省の情報のように最低賃金も大きく上昇しています。

(出典:厚生労働省)
高い技術を要する日本国内での生産は、海外生産に比べてコストがかさむ傾向にあります。
このこだわりが、ブランドの大きな魅力であったと同時に、経営を圧迫する要因になった可能性は否定できないでしょう。セールを行わないという独自のブランド方針も、こうしたコスト増を吸収しにくくした一因かもしれません。
| 項目 | 詳細 | 補足 |
|---|---|---|
| 製造へのこだわり | 全商品を日本国内で製造 | 高品質を維持するための重要な要素でした。 |
| コストの内訳 | 原材料費、物流費、人件費など | 近年、これらのコストは軒並み上昇傾向にあります。 |
| 価格戦略 | セールを行わない方針 | 顧客からの信頼につながる一方、在庫調整が難しい側面もあったと思われます。 |
コロナ禍による影響を受けたため
次に考えられるのは、新型コロナウイルス感染症の拡大が与えた長期的な影響です。
コロナ禍によって、私たちのライフスタイルは大きく変化しました。
外出の機会が減り、多くの人が家で過ごす時間が増えた結果、アパレル業界全体が大きな打撃を受けたのです。
ドゥ ファミリーのように全国に実店舗を展開し、顧客との対話を大切にしてきたブランドにとっては、店舗の休業や営業時間の短縮が売上に直接響いたと考えられます。
オンラインショップもありましたが、実際に商品を手に取り、その着心地や品質を確かめて購入したいと考えるファンも多かったのではないでしょうか。
消費者のファッションに対する価値観が変化し、より実用的で手頃な価格の衣類へと需要がシフトしたことも、少なからず影響したと思われます。
| 項目 | 詳細 | 補足 |
|---|---|---|
| ライフスタイルの変化 | 外出機会の減少、在宅時間の増加 | ファッションへの投資意欲が全体的に低下した時期でした。 |
| 店舗への影響 | 休業や時短営業の要請 | 顧客との接点が減少し、売上機会の損失につながった可能性があります。 |
| 消費マインドの変化 | 実用性や価格重視の傾向 | ベーシックながらも比較的高価なドゥ ファミリーの立ち位置が難しくなったかもしれません。 |
多様化するファッション市場での競争激化のため
ファッション市場そのものの変化も、休業の背景にあると考えられます。
近年、ファストファッションブランドがさらに勢いを増し、インターネットでは個人が発信するD2C(Direct to Consumer)ブランドが次々と生まれるなど、ファッションの選択肢は驚くほど多様化しました。
このような市場環境の中で、ドゥ ファミリーが長年守り続けてきた「流行に左右されない、ベーシックなスタイル」というコンセプトが、新しい世代の顧客に届きにくくなっていた可能性があります。
口コミを見ると、10代や20代の頃からの長年のファンが40代、50代になっても愛用し続けている一方で、「オンラインショップのモデルが40代ばかりで、若い人向けではないと感じた」という20代の声も見られます。
長年のファンに支えられる安定した経営基盤があった一方で、若年層の新規顧客を開拓し、ブランドの未来を担う新しい世代へとファン層を広げていくことに課題を抱えていたのかもしれません。
セールをせず、品質で勝負するというスタイルも、価格に敏感な若い世代にとっては、少し敷居が高く感じられた可能性も考えられるのです。
| 項目 | 詳細 | 補足 |
|---|---|---|
| 市場の競合 | ファストファッション、D2Cブランドの台頭 | 価格帯や販売戦略が異なる競合が増えました。 |
| 顧客層の課題 | ファンの高齢化と若年層の新規開拓 | 長年のファンを大切にしつつ、新しい世代に魅力を伝える必要があったと思われます。 |
| ブランドイメージ | 「ベーシック」「トラッド」 | このイメージが、変化の激しい市場でどのように受け止められていたかが鍵となります。 |
ドゥ ファミリーのイメージ調査と良い口コミ一覧
ブランド休業の知らせに、SNSや口コミサイトでは惜しむ声が相次ぎました。
ドゥ ファミリーは、多くの人々にとって単なる衣服ではなく、思い出と共にあり続ける特別な存在だったのです。
ここでは、ブランドが持たれていたイメージと、寄せられた温かい口コミを紹介します。
50件のコメントを分析したところ、約8割にあたる40件近くが、品質やデザインを称賛する好意的な内容でした。
この数字からも、いかに顧客満足度が高く、深く愛されていたかがうかがえます。特に、「品質の良さ」「日本製の安心感」「何年経っても着られるデザイン」といった点が、繰り返し高く評価されていました。
【ドゥ ファミリーへの良い口コミ】
- 「縫製が本当に良くて、20年以上前に買ったコートが今でも現役です。ほつれ一つありません。」(40代/女性)
- 「日本製なのに、手が届きやすい価格設定が嬉しかったです。デザインもシンプルで飽きがこない。」(40代/女性)
- 「10代の頃から大好きなブランドでした。実店舗が少なくなって寂しいですが、ブランドが続いていてくれて嬉しいです。」(40代/女性)
- 「着心地が良くて、他のブランドを着てみると改めてドゥ ファミリーの良さを感じます。考え尽くされたデザインだと思います。」(40代/女性)
- 「セールをしない方針も信頼できました。定価で買っても損した気分にならない、価値のある服です。」(30代/女性)
- 「私たちの世代にとっては、雑誌『mcシスター』で見ていた憧れのブランドでした。今でもファンです。」(50代以降/女性)
- 「ナチュラルだけどカジュアル過ぎない、絶妙な可愛らしさが好きでした。」(30代/女性)
ドゥファミリィが閉店ラッシュ?店舗数の動向
人気のドゥファミリィが、閉店ラッシュしてる噂があるのでまとめました。
2007年頃から閉店が少しずつありましたが、近年一気に閉店しています。
まず、2021年7月7日に「新潟店 LeChat」が閉店しました。

(出典:Ameba)
そして、2023年1月31日にさくら野青森店が閉店、2月28日にさくら野八戸店、7月31日に福屋広島駅前店が立て続けに閉店しています。
また以下のような店舗も閉店しています。
- 2008年8月17日:丸井国分寺店 閉店
- 2017年5月頃:福島店 閉店
- 2018年7月31日:岐阜店 閉店
- 2018年9月17日:Shafaca Do
- 2021年7月7日:新潟店「LeChat」 閉店
- 2023年1月31日:さくら野青森店 閉店
- 2023年2月28日:さくら野八戸店 閉店
- 2023年7月31日:福屋広島駅前店 閉店
- 2025年4月30日:佐賀店 取り扱い終了
- 2025年5月25日:前橋スズラン店 閉店
- 2025年7月15日:公式オンラインストア 閉店
- 2025年7月31日:原宿本店 閉店
- 2025年7月31日:岐阜カラフルタウン店 取り扱い終了
- 2025年7月31日:姫路店 取り扱い終了
ドゥファミリィ(DO!FAMILY)についておさらい
ドゥファミリィとは、「女の子がいくつになっても着たい服」をコンセプトにしたカジュアルファッションブランドです。
東京都渋谷区に本社があり、全国に店舗を構えています。

(出典:ドゥファミリィ)
シンプルなベーシックデザインで、誰でも着てみたいという商品を展開。
幅広い年代に愛され、定番ものから新アイテムまで安定の人気を誇っています。
全てが「Made in JAPAN」のハイクオリティをお手頃価格で手に入れられるという人気ブランドです。
ドゥファミリィは、1970年にユニセックスファッションとして誕生し、翌年に女性を中心としたファッションブランドを展開、1979年に会社を設立しています。
歴史は古いですが、流行を追いすぎず何年経っても着られるというのが魅力のブランドです。
ドゥファミリィの良い口コミ
ドゥファミリィのいい口コミをまとめました。
30年以上前から着てる。日本製で作りがしっかりしていて、飽きのこないデザインだから今でもずっと着れています。
引用先:BRAND+
ドゥファミリィの最大の魅力は日本製で高品質という事です。
手触りのよさや持ちのよさなど、ファンも品質の良さを知っているから信頼できるという声がありました。
愛用者の中には、28年前に購入したシャツを未だに持っているという方もいました。
流行りを常に追いかけているわけではないけどデ、ザインに飽きのこないアイテムばかりです。
お洋服の形やデザインがとても好きでよくきていました。特にレース生地のお洋服はとても細かくデザインがされていてとても好みでした。流行りがあるようなお洋服ではないので、シンプルで通年を通して着用しやすかったです。
引用先:CLOLOG
日本製で細部までこだわり抜いているデザインで、通年着用できるのがポイント。
シンプルさと可愛さを兼ね備えているため、季節問わず年代も問いません。
商品の中には、小花柄のパーカーや首元をレースで飾ったカットソーなど、元祖ドゥファミリィな個性的なものもあります。
主婦を中心に、おしとやかな印象のデザインが多いので誰からも好かれるものが多いです。
お値段も高すぎず安すぎず、服の質もそこそこしっかりしていました。お上品な感じが好きです。
引用先:口コミランキングGOGO
日本製で高品質ということで気になるのがお値段ですが、「お値段以上」のブランドです。
高すぎず、安すぎない、そしてお上品にまとまるというのは学生でも嬉しい部分ですね。
2024年1月現在の人気ランキング1位の「タータンチェック起毛ストレートパンツ」は14,080(税込)。
人気のボーダーシャツは5,940円(税込)で購入できます。
ハイブランドにはない、お値段以上実感できるでしょう。
ドゥファミリィはどんな人に向いている?
ドゥファミリィは、高品質で安心のあるファッションを愛用したい人に向いています。
学生のことはよく購入していたという人や、愛用歴20年~30年という人もいて流行りを追い過ぎないデザインが長年愛さる秘訣でしょう。
ぜひ、お値段以上の手触りや耐久性を体験してみてください。
気になる方はぜひオンラインショップも見てみてくださいね。
