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    独裁スイッチでドラえもんはなぜ消えない?怖い仕組みや最後についても考察

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    ドラえもんの中で特に印象に残る回である「どくさいスイッチ」の話ですが、なぜドラえもんは消えずに残れたのでしょうか。

    今回は視聴者の感想や結末、考察も含めてどくさいスイッチ回を調査しました。

    目次
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    【最後】なぜどくさいスイッチを使ってもドラえもんは消えなかった?

    どくさいスイッチとは、独裁者が、消した人のいないパラレルワールドに移るという仕組みになっています。

    そうすれば、犠牲者を出すこともなく、誰も消えた人のことを知らなくても説明がつきます。

    このとき、独裁者を見守る保護観察者が必要になります。

    というのも、パラレルワールドから現世界へ独裁者を戻す人が必要になるからです。

    独裁者が反省をし、元の世界に焦がれるようになったら、保護観察者が独裁者を元の世界へ戻します。

    この話で、保護観察者はもちろんドラえもんでした。

    「誰かがいなくなればいい」と思うのび太に、お灸をすえるために、このどくさいスイッチを取り出したのでしょう。

    のび太は十分にお灸をすえられ、最終的にはドラえもんと野球の練習してこの回は終了します。

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    ドラえもんのどくさいスイッチが怖いと噂される理由がやばい

    「どくさいスイッチ」ですが、使用者の意のままに人を消し去ることができるという恐ろしい機能を持っており、視聴者(特に子供)の間で「怖い」と噂されているようです。

    声を調査すると、いくつかのポイントが浮かび上がってきます。

    まず第一に、「どくさいスイッチ」は使い手の願望を簡単に実現する力を持ちながら、その代償や結果についての深いメッセージを含んでいる点が恐ろしいのです。

    主人公のび太が「どくさいスイッチ」を使って嫌いな人を消した瞬間は一見、彼の思い通りに世界が動く夢のような状況に見えます。

    しかし、その結果、誰もいない孤独な世界に取り残されるという極端な孤立感を味わうことになります。

    観る者に「自分勝手な願いが叶ったとしても、その先に何が待っているのか」という問いを投げかけ、非常に不安を煽りますよね。

    小学生が見たら不安な気持ちになると思います。

    また、「どくさいスイッチ」が示すテーマは「独裁」という言葉そのものです。

    人を自分の思い通りに動かすことができる力は、一見便利で強力ですが、それがいかに無慈悲で自己中心的なものかを視聴者に強く認識させます。

    道具を使ってみた結果、のび太は自分の行動がいかに愚かで自己中心的だったかを思い知らされ、深い反省をすることになります。

    この点で、エピソード全体が「力を持つことの責任」や「人間関係の大切さ」を描いた一種の道徳教育としての役割を果たしているのです。

    そして、「どくさいスイッチ」の恐ろしさは、視聴者が自分自身に置き換えて考えざるを得ないところにもあります。

    現実には「どくさいスイッチ」など存在しないものの、人間関係や社会の中での不満や葛藤は誰しもが経験するものです。

    もしも同じような力を持っていたらどうするだろうか、と考えた時、その想像力は観る者の心に強いインパクトを与え、「怖い」と感じさせる原因となっているのだと感じます。

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    どくさいスイッチ回はどんな話?結末は?

    どくさいスイッチ回ですがざっとまとめるとこちらのような話でした。

    野球で大敗を喫したジャイアン率いるのび太のチーム。

    監督のジャイアンは、のび太に過失があるとして、ボコボコに殴ろうとします。

    逃走中、何度か殴られながらも家に着いたのび太くん。

    どうしてこんな目に会わなきゃならないんだ、ジャイアンがいるせいじゃないかというのび太くんに、ドラえもんはどくさいスイッチを取り出しました。

    「この道具で邪魔者は消してしまえ。すみごこちのよい世界にしようじゃないか」とドラえもんはのび太くんにどくさいスイッチを渡します。

    しかし、人を消すということは重大なことだぞ、と考えたのび太くんはすぐに使おうとしません。

    ところが、偶然出くわしたジャイアンが、さっきの残り分を殴ってやると襲いかかってきたため、「わあ、ジャイアン消えろ」とどくさいスイッチを押してしまいます。

    跡形もなく消え去ったジャイアン。

    通りがかったしずかちゃんにジャイアンのことを訊いても、「ジャイアンって誰?」という返事。

    ジャイアンのいない世界で、野球チームの監督だったのはスネ夫でした。

    スネ夫ものび太をボコボコにしようとため、のび太は、ついどくさいスイッチでスネ夫も消してしまいました。

    二人も消してしまったのび太。

    これはなんて恐ろしい道具だ、使わないようにしようと思い、床に入ります。

    しかし、悪夢を見てしまったために、「誰もかれも消えちゃえ」と暴れ、たまたま手がどくさいスイッチに当たってしまいました。

    目を開けると、いつもとは違う静かな世界。

    町に出ても誰もいません。

    テレビも映らないし、そのうち停電してしまいました。

    のび太はわずかな、屋根に出て、月明かりの下、身を縮こまらせて泣きました。

    「一人でなんて…。生きていけないよ…。」

    「気に入らないからってつぎつぎにけしていけば、きりのないことになるんだよ。わかった?」

    「うん、わかった」

    と聞こえてきたのはドラえもんの声。

    そして、ドラえもんが世界を元通りにしました。

    翌日、ドラえもんとのび太くんがキャッチボールをしていると、ジャイアンやスネ夫が茶々をいれてきました。

    そんな日常をのび太は「うるさいって嬉しいね」と苦笑いをしました。

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    どくさいスイッチは何話・何巻の話?

    『どくさいスイッチ』の初出は、1977年6月号の『小学四年生』です。

    単行本では、てんとう虫コミックス『ドラえもん』15巻に収録されています。

    アニメでは2022年4月9日に放送されました。

    考察|どくさいスイッチはどんな意図で開発された秘密道具?

    どくさいスイッチは、もしかしたら誰もが一度は押したくなるかもしれません。

    しかし、のび太くんがそうであったように、人は一人では生きていけません。

    みな、それぞれに役割があって、それで世界が成り立っているのです。

    のび太くんはどくさいスイッチを押して始めて、ジャイアンやスネ夫がいることは、誰もいないよりはずっといいと気づくことができました。

    そのために、二人にからかわれても、ドラえもんとキャッチボールを続けたのです。

    この人さえいなければいい、誰でもそういう人がいるでしょう。

    だけど、その人がいるからこそ享受できているものもあるはずなのです。

    ドラえもん史上、強力な道具として有名などくさいスイッチですが、一人一人を大切にできるようになる素敵な道具なのです。

    ドラえもんのどくさいスイッチについておさらい

    どくさいスイッチとは、自分にとっての邪魔者などの名前を口にしながらスイッチを押すと、その瞬間に名前を呼んだ相手がスッと跡形もなく消えてしまうスイッチのことです。

    あだ名などの呼び方、例えば「ジャイアン」でも有効であり、複数の人が当てはまるような呼び方をすれば、複数の人が一気に消えてしまうことになります。

    しかも、ただ存在を消してしまうだけでなく、消えてしまった人々は、始めからこの世にいないことになって、他の人々から忘れ去られてしまいます。つまり、それに合わせて世界全体が書き換えられてしまうのです。

    ということは、消してしまった人の存在を覚えているのは、どくさいスイッチを押した人ただひとりだけになります。

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