エチュードハウスですが全店閉店し日本から撤退したのはなぜでしょうか。
またエチュードハウスからエチュードへ改名した理由も気になりますね。
今回はそんな背景を調査しました。
エチュードハウスが日本撤退でやばい?閉店はなぜ?3つの理由を考察
エチュードハウスは2023年3月に日本の全店舗を閉める決断を下しました。
2011年11月に日本の新宿に最初の支店をオープンして以来、10年以上営業されていましたがなぜ日本撤退を決意したのでしょうか。
日本撤退した主な理由は、以下の3つにあると考えられます。
- 新型コロナウィルスの影響と人々の意識の変化のため
- 韓国市場の変化のため
- 競合店の台頭による売上減少のため
日本撤退理由1:新型コロナウィルスの影響と人々の意識の変化のため

(出典:内閣官房)
1つ目の理由は『新型コロナウィルスの影響』があると考えられます。
2019年に世界的に大流行した新型コロナウィルスは、人々の生活と意識を大きく変化させたよね。
上記の内閣官房のグラフを見てもわかるように感染者数や入院者数は激増し、社会が激変しました。
そして多くの人は、感染を恐れ外出を控え、人が触れるものには必ず除菌をするなど、接触をすることに抵抗を感じるように。
新型コロナウィルスは多くの業界にダメージを与えましたが、コスメ業界もダメージは大きかったのです。
直接触れられる事への抵抗感が増した
化粧品の多くは、持つ部分は消毒が可能でしょうが、直接肌に触れる部分は消毒が難しいと考えられます。
コロナ以前は、気にする事も少ないと考えられますが、コロナ以降は他の人が使用した物には抵抗を感じる方は多くいたと思います。
また、メイクをするにはマスクを外す必要がありますので、プロの店員の方にメイクをしてもらう際など、感染のリスクを恐れマスクを外すことに少なからず抵抗があったのではないでしょうか。
マスクをすることで化粧への意識が変化
2019年に新型コロナウィルスが発生し、マスクの自由化になるまでの2023年の3月までの約4年間、多くの人はマスクを着用していました。
コロナ以前は、メイクをしてから外出することが当たり前でしたが、コロナ以降は常にマスクをしていますので、化粧は見える部分のみという方もいたのではないでしょうか。
化粧品もマスクに付きずらいものが開発されるなど、コスメ関係でも大きく変化がありました。
このように、マスクに合わせてコスメも、人々の意識も、大きく変化してきたと考えられます。
日本撤退理由2:韓国市場の変化のため
エチュードハウスは韓国ブランドですが、韓国市場の変化も影響した可能性があります。
韓国経済の低迷で企業の余力が低下した
韓国経済は2008年に発生したリーマンショックの影響を受け、以降ウォンの下落が続いています。
文政権の時には新型コロナウィルスの影響により、半導体の輸出が減少するなどで、輸出により利益を得ていた企業が大きく売り上げを減少させ、韓国経済に影響を与えていたと考えられます。
それに加え、最低賃金の上昇などを行ったことで、売上が少ない中で従業員への賃金の支払いという負担が、企業の体力を奪うということが起きてしまったと考えられます。
その結果、倒産する企業も増えてしまったのではないでしょうか。
韓国企業のエチュードハウスも、企業としての体力が弱っていたと考えられます。
以下はエチュードハウスの動向になるのですが2005年以降に海外出店を強化していた矢先のリーマンショックはいたいですね。
- 1966年に設立され、1985年にオスカー株式会社に社名を変更。
- 1990年にアモーレパシフィックグループに編入され、1997年にエチュード株式会社に再度社名を変更。
- 2005年にソウルで初の店舗を開設し、その後も台湾や日本など海外市場にも進出。
- 2018年に一部製品のリコール問題が発生。
- 2022年にはル・セラフィムのカズハが新ミューズに起用。
ネット販売に注力するため
エチュードハウスは、2023年に実店舗を閉店したとされています。
公式な発表はされていませんが、市場の変化や新型コロナウィルスの影響で訪れるお客様も少なく、テナント代や従業員の賃金などが負担になっていたと考えられます。
結果、ネット販売に注力するために閉店したのではないでしょうか。
日本撤退理由3:競合店の台頭による売上減少のため
2つ目の理由は、韓国のコスメ市場が大きく変化してきたからと考えられます。
『INGA(インガ)』・『AGE20’S(エージトウエンティズ)』・『NAMING.(ネーミング)』など様々なコスメブランドが台頭し、韓国で人気を得ています。
そんな中、エチュードハウスは他との差別化ができなくなり、シェアを奪われ売上が減少してしまったと考えられます。
以上の理由から、エチュードハウスは閉店したと考えられます。
エチュードハウスの全店閉店後は店舗・ネットで購入可能
国内の直営店舗での購入は難しくなりましたが、ドラックストアなどの取り扱い店舗やネットでの購入ができます。
店舗での購入方法
2024年現在、商品の購入は公式オンラインショップか、薬局などのドラックストア・ショッピングモールでの購入となります。
エチュードハウスの公式HPによると以下の店舗で取り扱いをしています。
- マツモトキヨシ
- ROSEMARY
- PLAZA
- サンドラック
- LOFT
エチュードの商品を取り扱っている店舗では、会社が掲げているエチュードを体験できます。
エチュードですがフランス語で「美しい練習曲」という意味ですが「キラキラと輝く幸せなライフスタイルを送るために常にチャレンジし続ける、積極的でポジティブな全ての女性」を表しているようです。
ネットでの購入方法
公式や楽天、Amazonでの購入は引き続き可能です。
- エチュード公式オンラインショップ
- エチュード楽天公式ショップ
- エチュードAmazon公式ショップ
公式オンラインショップはこちらからご覧いただけます。

(出典:エチュード)
楽天ショップはこちらからご覧いただけます。

(出典:楽天)
Amazonはこちらからご覧いただけます。

(出典:Amazon)
エチュードハウスの改名はなぜ
エチュードハウスの改名した理由は、2020年3月にブランドロゴやアイデンティティを一新したからとされています。
- エチュードを体験できる場所として『エチュードハウス』の名前は販売店舗でのみ使用とした
- お客様自身が自由に表現できるよう新たなブランド価値を発信するため
- Sweet Dreamから時代に合わせた、独立した女性像を意味する『Original Pink Attitude(オリジナルピンクアティテュード)』に変化するため
- LOVELY・TRENDY・PLAYFULの3つの要素を含む、シンプルでモダンなイメージにするため
これに加え、新型コロナウィルスの影響による売上の減少や、韓国コスメ市場に競合店が台頭してきた為に、ブランドロゴを含む、ブランドアイデンティティのイメージを一新したのではないでしょうか。
エチュードハウスとエチュードの違いって?
先ほどの続きにもなりますが、エチュードハウスとエチュードの違いに、大きい違いはないと考えられます。
『エチュード』は新しいブランド名でネット販売・『エチュードハウス』はエチュードの商品を取り扱っている店舗、と区分できると考えられます。
2024年現在、商品の購入は公式オンラインショップか、薬局などのドラックストア・ショッピングモールでの購入となります。
エチュードハウスの代わりになるショップ紹介
エチュードハウスと同じ韓国の人気のショップを紹介します。
1:INGA(インガ)
2:NAMING.(ネーミング)
1:INGA(インガ)
INGA(インガ)は2022年に日本デビューした、韓国の人気コスメブランドです。
INGA(インガ)の商品の多くは、潤い溢れ、透明感ある仕上がりになることが特徴となっています。
特にリップは、『発色続く水彩リップ』として日本でも多くの女性に人気があります。
商品ラインナップはこちらからご覧になれます。
2:NAMING.(ネーミング)
NAMING.(ネーミング)は、2019年に韓国で誕生したコスメブランドです。
コンセプトは、自分の名前を表現し、他者と自分を区別するものは『名前』であるちし、全ての人が自分だけの価値(名前)を見つけ出すという想いから、NAMING.(ネーミング)という名前を付けたとのことです。
研ぎ澄まされたデザイン・明るく豊富なカラーで、多くの女性の支持を集めており、韓国でも様々なビューティアワードを受賞してる人気のブランドとなっています。
商品ラインナップはこちらからご覧になれます。