今回は「みんなの手話」での佐久間大介さんの降板について詳しく解説していきます。
みんなの手話の佐久間大介の終了なぜ?理由を考察
2024年2月14日、NHKは春の番組改編で佐久間大介さんが「みんなの手話」を降板することを発表しました。
長年続いてきた番組での降板発表に、多くの視聴者が驚きを隠せない様子でした。
この突然の発表には、いくつかの重要な背景があるのです。順を追って見ていきましょう。
理由1:NHKの稲葉延雄会長が補償の進捗が遅いと判断し番組改編
NHKの稲葉延雄会長は2月14日の定例会見で、非常に明確な発言をしています。
「我々の期待している動きに比べると少し遅いという感じがいたします」
この発言の背景には、被害者への補償や再発防止の取り組みの進捗状況への不満があったのですね。
SMILE-UP.は2024年2月15日時点で、957人中246人との補償合意に至っているものの、支払完了は201人に留まっています。
この進捗状況をNHKは「不十分」と判断したのです。
公共放送として、より厳格な対応を取る必要があると判断した結果といえるでしょう。
理由2:NHKが旧ジャニーズタレントの新規起用を全面的に見送り
NHKは2024年春の改編で、旧ジャニーズ事務所所属タレントが出演するレギュラー番組8本の終了を決定しました。
「バリューの真実」「言葉にできない、そんな夜。」「とまどい社会人のビズワード講座」「世界サンライズツアー」「ニュージェネ!」「プレミセ!」「STUDY!ぼくたちとみんなのラジオ」「らじらー!サタデー」。
そして「みんなの手話」「民謡魂」「The Covers」は出演者を変更して継続することが決まったのです。
佐久間大介さんは2023年4月から番組のナビゲーターを務めてきました。三宅健さんから引き継いだ重要な役割でした。手話の普及に貢献してきた実績も評価されていたのですね。
しかし、NHKの組織的な判断により、所属タレント全体に関わる対応として降板となってしまいました。
理由3:目黒蓮の紅白裏番組での「絶対後悔させないよ 俺らを正解にする!」発言の報復?
2023年大晦日、Snow Manの目黒蓮さんは紅白歌合戦の裏番組で配信ライブを実施。
133万人という日本記録の同時接続数を達成しました。
この時の発言について、一部では「NHKへの対抗意識を示した」という見方も出ていました。
しかし、NHKは公式に「被害者への補償進捗や再発防止の確認ができるまで」という理由を明確に示しており、個別の発言との関連性は示されていません。
理由4:視聴率アップに向けた番組のリニューアル
「みんなの手話」は1990年4月2日の放送開始以来、30年以上続く長寿番組です。
番組は聴覚障害者と健聴者のコミュニケーションを図ることを目的に制作されており、基本的な日常手話会話を映像と字幕で分かりやすく紹介してきました。
佐久間大介さんは若い世代への手話の普及に貢献してきましたが、番組自体は新しいナビゲーターを迎えてさらなる発展を目指すことになります。
みんなの手話の佐久間大介は2024年3月末に最終回。終了理由からも復活は厳しそう…。
現在、「みんなの手話」は毎週金曜日14:35〜15:00にEテレで放送されています。
佐久間大介さんの出演は2024年3月末の放送が最終回となりました。
番組自体は新しい体制で継続されます。
カフェ「みんなの手話」という設定は変わらず、店主の森田明さんを中心に手話を学んでいく形は維持されるでしょう。
・手話学習中の客役:富栄 ドラム
・店主役:森田 明
・店の客役:佐沢 静枝
・アルバイト店員役:那須 映里
・店の客役:宮坂 七海
・店の客役:西脇 将伍
・看板ドラゴン:ドラミル(声・大野エリ)
・手話監修:佐沢静枝 / 數見陽子
ここで注目したいのは、佐久間大介さんの番組での役割です。
2023年4月の着任時、佐久間大介さんは三宅健さんから引き継いだ重要な役割に対して「目黒君が『Silent』でブームになっているのに、自分でいいのか」と真摯に考えながら番組に取り組んでいたことが分かっています。
佐久間大介の降板にがっかりするファンも少なくない
佐久間大介さんの降板は、多くのファンにとって残念なニュースとなりました。
番組内での佐久間大介さんの姿勢は、手話を学ぶ視聴者の目線に立った丁寧なものでした。
森田明さんの指導のもと、一つ一つの手話を大切に学んでいく様子に、多くの視聴者が共感を覚えていたのです。
番組では、手話を通じて聴覚障害者の方々との交流を深める場面も多く見られました。
佐久間大介さんの真摯な学習姿勢は、多くの若い世代に手話への興味を持つきっかけを与えていたと言えます。
また、カフェでの自然な会話を通じて手話を学べる演出は、視聴者にとって親しみやすい内容でした。
佐久間大介さんのナビゲーターとしての役割は、その架け橋として重要な意味を持っていたのですね。
復活の可能性については、NHKの稲葉延雄会長が「補償や再発防止の取り組みなどがしっかり確認できるまで」と明言しており、当面は厳しい状況と言わざるを得ません。
とはいえ、手話の普及という社会的な意義を持つ番組だけに、新体制での継続には大きな期待が寄せられています。番組は4月以降も、これまで同様に手話を通じたコミュニケーションの大切さを伝え続けていくことでしょう。
最後にみんなの手帳の概要を載せます。
項目 | 詳細 |
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番組名 | 『NHKみんなの手話』 公式サイト |
放送開始 | 1990年4月2日〜放送中 |
放送時間 | 本放送:金曜 14:35-15:00 再放送:金曜 11:30-11:55 |
番組目的 | 聴覚障害者と健聴者のコミュニケーションを図ることを目的とした手話講座番組 |
主な出演者の変遷 | ・三宅健(2014年-2023年3月) ・佐久間大介(2023年4月-2024年3月予定) ・富栄ドラム(2024年4月-) |
現在の主な出演者 | ・森田明(店主 森田さん) ・那須映里(新人アルバイト エリさん) ・宮坂七海(常連客) ・ドラミル(カフェの看板ドラゴン、声:大野エリ) |
番組の特徴 | ・映像と字幕で分かりやすく手話を紹介 ・カフェを舞台にした親しみやすい設定 ・全25回で1シリーズを構成 ・NHK出版からテキスト発売 |
放送形式 | ・4月〜9月:本放送 ・10月〜翌3月:再放送 |