今回は湘南爆走族ファーストフラッグの休載理由について調査しました。
余談ですが調査時点で全巻セットの最安値は以下でした。ご参考までに。
湘南爆走族ファーストフラッグの一時休載理由とは
漫画家吉田聡のデビュー作である「湘南爆走族」のエピソードゼロにあたる物語を描いた「湘南爆走族 ファースト フラッグ」は、2022年1月発売のヤングチャンピオン3号から連載開始されました。
しかし、同年の5月発売の11号より、作者の諸事情により休載となりました。
翌年の2023年1月発売の3号より連載が再開し、約1年近くの一時休載を経て、2024年現在でも絶賛連載中です。
連載が開始されてから4ヶ月で休載となった「湘南爆走族 ファースト フラッグ」ですが、公式からの説明では詳しいことは記載されておらず、諸事情とのことだけ伝えられていました。
人気作品であった「湘南爆走族」の連載終了から約40年経ち、期待が込められた「湘南爆走族 ファースト フラッグ」は連載開始されるのを心待ちにしてた方も多いはずです。
そんな中、なぜわずか7話で一時休載されてしまったのでしょうか。
体調不良のため？
漫画家にとって、体調管理は非常に重要です。
原稿執筆は肉体的にも精神的にも負担が大きい仕事であり、長時間机に向かい続けることで、腰痛や肩こりなどの慢性的な症状を抱えてしまうケースも少なくありません。
また、締め切り間近になると強いプレッシャーを感じ、ストレスによる体調不良を引き起こすこともあるのではないでしょうか。
ヤングチャンピオンは隔週2回で発売されていて、週刊連載に比べるとプレッシャーは少ないと思いますが、前作が大人気作品なだけあって、それにかかわる物語を描いている分、プレッシャーは凄まじいものだったのではないでしょうか。
取材や調査のため？
（出典：Amazon）
作品の内容によっては、取材が必要となる場合があります。
また、時代考証や設定にこだわりがある作品の場合は、資料調べに時間がかかることがあります。
歴史物や専門性の高い題材の場合は、膨大な量の資料を読み込み、調査する必要があります。
取材などにも時間がかかることも多く、そのために連載を休載する場合があります。
前作から40年程経っているので、当時の作品の関連作品とはいえ感覚で描いてしまうと、現代とズレが生じてしまう可能性もあるはずです。
大事な作品だからこそ、改めて取材をしたり構成を考えなくてはいけないのではないでしょうか。
単行本やその他の作業が立て込んでいたため？
連載とは別に、単行本の作業を進めている場合もあります。
単行本には、描き下ろしエピソードやおまけページなどが収録されることが多く、その作業には時間がかかります。
また、「湘南爆走族」は人気作品でしたので、グッズや記念展、イベントなどの企画の作業も多くあるのではないでしょうか。
近年では、読者の理解も深まり、休載に対して寛容な意見も増えています。
むしろ、漫画家が体調を崩して長期休載してしまうよりも、適度に休載を取ることで、質の高い作品を描き続けることができるという考え方も広まっています。
湘南爆走族ファーストフラッグが人気の理由
「湘南爆走族」に次ぐ、人気作品である「湘南爆走族 ファースト フラッグ」は2024年11月20日に完結しました。
前作から40年もの月日が流れましたが、前作ファンだけでなく、たくさんの方に愛され続けている漫画です。
伝説の「湘南爆走族」の前日譚
1982年から1987年の5年間にかけて、社会現象を巻き起こした伝説の不良漫画「湘南爆走族」の前日譚にあたる作品であることが、大きな注目を集めているのではないでしょうか。
40年経った今、エピソードゼロの話が読めるなんて、ファンですらも思いもよらなかったはずです。
当時を知るファンにとっては懐かしく、若い世代にとっては新鮮な物語として、幅広い世代から支持されています。
個性豊かなキャラクター
主人公の桃山麻子をはじめ、初代湘南爆走族のメンバーたちや、ライバルとなる暴走族のメンバーなど、個性豊かなキャラクターたちが登場します。
これは、前作の「湘南爆走族」でもそれぞれのキャラクターが魅力的で、敵味方関係なく、愛されキャラクターが多くいました。
また、作品中では「湘南爆走族」の主人公である江口洋介も登場するので、前作ファンには嬉しい展開ではないでしょうか。
登場人物それぞれが抱える葛藤や生き様は、読者の心を熱くさせてくれます。
疾走感あふれる描写や画力
作者である吉田聡の力強い画力は、キャラクターたちの生き生きとした表情や、迫力あるシーンを余すところなく表現しています。
「湘南爆走族」といえば、バイクシーンをはじめ、迫力の描写が満載です。
もちろん、「湘南爆走族 ファースト フラッグ」でもその迫力ある描写は健在で、まるで自分がバイクに乗っているかのような臨場感で、読者は物語の世界へと引き込まれていくような感覚になるのではないでしょうか。
ストーリー
友情、青春、夢、挫折など、普遍的なテーマを描いています。
読者は自分自身の経験を重ね合わせながら、共感する方が多いのではないでしょうか。
また、前作はギャグ多めの構成でしたが、今作はシリアスな話の展開なので、心にくる何かを感じる方も多いはずです。
先の読めない展開や、ハラハラドキドキするストーリー展開も魅力です。
毎回続きが気になって、一気読みしてしまうこと間違いなしです。
そもそも湘南爆走族ファーストフラッグとは
「湘南爆走族 ファースト フラッグ」は、吉田聡のデビュー作であり、代表作「湘南爆走族」のエピソードゼロに当たる物語です。
昭和54年（1979年）を舞台に、神奈川県の湘南で不良少年たちが集まり、バイク乗りの女子高生「白煙の女王」桃山麻子と彼女の仲間たちの青春グラフィティが描かれています。
この作品は、湘南爆走族の初代リーダーである桃山麻子ら初代メンバーたちの人物像や、彼らが背負ってきた思いを明らかにしています。
湘南爆走族ファーストフラッグはどんな人に向いている？
漫画家吉田聡による、大人気暴走族漫画である「湘南爆走族 ファースト フラッグ」。
昭和の湘南を舞台にした作品で、前作の「湘南爆走族」のエピソードゼロにあたる物語が描かれています。
前作ファンはもちろん、バイクアクションや不良少年たちの青春ドラマが描かれているため、バイクや不良文化に興味がある方におすすめです。
登場人物たちの成長や友情、葛藤が緻密に描かれているので、キャラクターの魅力に惹かれる方にも楽しめる作品です。
