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    フォルティウス契約の打ち切り理由は分裂?弱い?解散した背景含め調査

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    カーリング女子チーム「フォルティウス」が2021年11月30日をもって北海道銀行とのスポンサー契約を終了したことは、多くのファンにとって衝撃的なニュースだったのではないでしょうか。

    2014年ソチオリンピック出場の経験を持ち、日本選手権でも優勝を重ねてきた名門チームだけに、その背景や今後の展開が気になりますよね。

    目次
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    北海道銀行がフォルティウスとの契約を打ち切った理由は?なぜスポンサー変更?

    (出典:FORTIUS)

    フォルティウスはこれまで北海道銀行フォルティウスとして国内外で活躍を続けてきましたが、2021年11月末をもって北海道銀行がメインスポンサー契約を打ち切られました。

    これによってチームの資金的な土台が大きく変化し、メンバーにも異動が発生したのです。

    なぜ契約が打ち切られたのか背景を調査すると複数の理由があったと思われます。

    打ち切り理由1:北京オリンピック出場を逃したため

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    フォルティウスは2014年のソチオリンピックに出場しており、日本カーリング界でも存在感を示してきたチーム。

    しかし、2021年の北京五輪を目標とし、ロコ・ソラーレとの日本代表決定戦まで進んだものの、あと一歩届きませんでしたね。

    周囲からは「オリンピックに出場することでさらなるスポンサーシップを得られる」と見られていたため、北海道銀行としても五輪での活躍を期待していたのではないでしょうか。

    シビアですが五輪代表の座を逃したことで、企業側が支援内容を見直す契機になったと考えられます。

    スポンサー企業は投資する以上、チームの結果に大きな意義を求める傾向がありますよね。

    オリンピック出場は企業にとっても宣伝効果が高いのではないでしょうか。

    期待が高かったからこそ、出場ならずという結果が契約終了につながったとも思われます。

    契約打ち切り後の話になりますが2025年に出場した世界女子カーリング選手権では、フォルティウスは3勝7敗で予選敗退。

    強豪カナダに2-11で大差をつけられて敗退した試合もあり、企業としてはそうした結果に対して費用対効果を厳しく捉えたのかもしれません。

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    打ち切り理由2:北海道銀行の方針が変わったため

    北海道銀行が若手育成を目指す構想を打ち出したことも、契約終了につながったようです。

    既存のフォルティウスはベテラン勢を中心に戦っており、ソチオリンピックや数々の大会での実績があるメンバーを抱えていましたね。

    船山弓枝さんや近江谷杏菜さん、小野寺佳歩さん、吉村紗也香さんといった選手たちが長年にわたって活躍してきました。

    一方で北海道銀行は、新設の女子カーリング部を設立し、伊藤彩未さんや田畑百葉さんら若手を中心に新しいチーム(北海道銀行女子カーリング部)づくりを進める道を選んだのです。

    銀行側の戦略としては、数年後や次のオリンピックを見据えてチームを若返らせるメリットがあるのではないでしょうか。

    成熟したベテランを擁するフォルティウス側の要望と、若手に力を注ぎたい企業側の意向がすれ違ったのだと思われます。

    北海道銀行の公式コメントにも「今後は若手を軸に強化を図りたい」という趣旨が含まれていたようです。

    これによりベテラン勢を中心としたフォルティウスとは方向性が合わず、双方の話し合いの末、スポンサー契約を終了する形となったのではないでしょうか。

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    北海道銀行フォルティウスが解散!分裂?伊藤彩未さんと田畑百葉さんが移籍

    先ほどの内容と少し被りますが「北海道銀行フォルティウス」という呼称で長く活動していたチームですが、スポンサー契約の終了により北海道銀行がつくる新チームに一部の選手が移籍。

    伊藤彩未さんと田畑百葉さんが、銀行設立の女子カーリング部に合流したのです。

    これによって以前のメンバー構成は分裂状態となり、外から見れば「解散したのでは」という印象が強まったようです。

    けれども、船山弓枝さんや近江谷杏菜さんなどは別の環境で「フォルティウス」の名を継続し、クラブチームとして再スタートしています。

    チームそのものが完全になくなったわけではなく、あくまでも銀行がメインスポンサーの看板を下ろした形なのです。

    とはいえ、若手とベテランで大きくメンバーが分かれたため「フォルティウスは解散なのか?」と話題になったのではないでしょうか。

    人によっては、北海道銀行に残ったメンバーを「新生チーム」と呼び、フォルティウスを離れた組を分裂勢と捉える声もあったのです。

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    フォルティウスはその後、新スポンサーの元で再スタート

    (出典:FORTIUS)

    北海道銀行との契約が打ち切られた当時は、「チームとしての活動が続けられないのでは」と心配するファンも一定数いたようです。

    スポンサーもゼロ、所属先も決まらないという苦しい時期が続いたと語っているメンバーもいました。

    クラウドファンディングを実施して遠征費などを募ったのも印象的でした。

    (出典:READYFOR)

    支えたいというファンの声が想像以上に大きく、資金が目標を超えて集まったともいわれています。

    その後、リユースモバイル事業を展開する株式会社ニューズドテックとのスポンサー契約が決まり、加茂川啓明電機株式会社など複数の支援が得られるようになったのですよね。

    ファンクラブ「CLOVERS」の設立や企業CMへの出演など、従来よりも幅広い活動を行う姿が注目を集める要因になったようです。

    (出典:FORTIUS)

    資金的にも一定の安定を取り戻し、海外遠征や国内大会への参加を継続できる状況となりました。

    ファンからは「応援してきた甲斐があった」との声が出ていますね。

    スポンサーが変わってからのフォルティウスは国内大会をはじめ、再び世界選手権にも挑戦しています。

    2025年3月には世界女子カーリング選手権に出場し、苦戦も見られましたが新たな体制での経験を蓄えている段階ではないでしょうか。

    メンバーのやる気が落ちず、逆に一層結束している姿勢が「何とかして応援したい」と感じさせるポイントなのです。

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    フォルティウスは人気だけど弱いの?

    日本カーリング界の中でもたびたび話題に上がるフォルティウスは、ソチオリンピック出場、国内大会での優勝と確かな実績を残してきました。

    ところが世界選手権で予選敗退が続いたり、強豪カナダ相手に大差をつけられたりするシーンを目にすると、「弱いのでは」と思う方もいるのではないでしょうか。

    メンバー交代やスポンサー事情など、内情が複雑になったことでチームパフォーマンスにも影響が出ているのかもしれませんね。

    弱いの?過去の対戦成績は悪くないし将来性は高い!

    日本カーリング選手権では複数回優勝しており、2025年大会でも延長にもつれ込む激戦を勝ち切ってタイトルを獲得したのです。

    ソチ五輪出場の際にも予選を勝ち抜き、国際舞台で世界のカーリング界と渡り合いましたよね。

    2025年の世界選手権予選では3勝7敗という戦績でトーナメント進出を逃したものの、接戦での敗北も多く、力の差は紙一重のようです。

    対戦成績一例
    • 2025年日本カーリング選手権 (2月2日~9日):優勝。決勝で北海道銀行を8-7(延長11エンド)で破る。
    • Gangneung Invitational 2025 (3月6日~9日):準優勝。準決勝でロコ・ソラーレに5-3で勝利、決勝で韓国のTeam Kimに敗北。
    • カーリング女子世界選手権2025 (3月15日~23日):予選リーグ3勝7敗で決勝トーナメント進出を逃す。
      • 3月15日:韓国に8-10で敗北。
      • 3月16日:イタリアに10-5で勝利。
      • 3月16日:中国に9-10で敗北。
      • 3月17日:リトアニアに10-3で勝利。
      • 3月17日:スイスに5-9で敗北。
      • 3月18日:アメリカに6-9で敗北。
      • 3月19日:デンマークに8-2で勝利。
      • 3月19日:スコットランドに5-6で敗北。
      • 3月20日:トルコに3-4で敗北。
      • 3月20日:カナダに2-11で敗北。
    • 2024-2025シーズン:
      • 軽井沢国際カーリング選手権大会で優勝。
    • 2024年:
      • 稚内みどりCHALLENGE CUP:準優勝。
      • アドヴィックスカップ:優勝。
      • アルゴグラフィックスカップ:予選敗退。
      • STU SELLS OAKVILLE TANKARD:ベスト8。
      • AMJ CAMPBELL SHORTY JENKINS CLASSIC:予選敗退。
      • HACK2 HOUSE ALBERTA CURLING SERIES MAJOR:ベスト5位タイ。
      • HEARINGLIFE TOUR CHALLENGE TIER2:準優勝。
      • CURLERS CORNER AUTUMN GOLD CURLING CLASSIC:予選敗退。
      • SAVILLE GRAND PRIX:予選敗退。
      • GSOC-CO-OP CANADIAN OPEN:予選敗退。
      • PUMPS AND PRESSURE RED DEER CURLING CLASSIC:ベスト8。
      • GSOC-KIOTI NATIONAL:ベスト8。

    こうした試合展開からもわかるように、大量リードされる場面は少なく、戦い方次第では勝ち星を増やせるチームなのではないでしょうか。

    国内リーグや日本選手権では実績を積み重ねていますし、2024-2025シーズンにおいては軽井沢国際カーリング選手権大会で優勝も果たしています。

    大事な場面で1点を取りに行く戦術や複数点狙いの精度が問われるスポーツゆえに、試合ごとの調子やアイスコンディションが勝敗を大きく左右するのですね。

    メンタル面やチームの結束など、微妙なポイントが成績に直結する競技でもあるのです。ベテランと新加入メンバーが噛み合い始めれば、再び大きく飛躍する可能性もあるのではないでしょうか。

    そうした要素が「フォルティウスは弱い」では片付けられない背景になっていますね。

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