埼玉県北本市のショッピングセンター「HEY WORLD!!(ヘイワールド)」で、核店舗の「フードスクエアカスミ深井店」と100円ショップ「キャンドゥセレクト」が閉店へ。
2005年の開業以来、地域の台所を支えてきたお店だけに、驚いた方も多いはずです。
公式情報とSNSの声をもとに、閉店の理由を整理しました。
ヘイワールド閉店なぜ?カスミやキャンドゥも撤退へ

2026年9月27日(日)18時でカスミとキャンドゥセレクトが閉店。
SNSでも驚きの声が広がっています。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2005年12月8日 | HEY WORLD!!開業 |
| 2024年11月18日(月) | カスミ隣接のパン店「パン焼き小屋モルバン」が閉店 |
| 2024年12月初旬 | カスミ自社ベーカリーがオープン予定と案内 |
| 2026年9月上旬 | カスミ深井店の閉店が判明、店内商品30%OFFの閉店セール |
| 2026年9月11日(金) | お買い物宅急便・オンラインデリバリーの配送終了 |
| 2026年9月27日(日)18:00 | フードスクエアカスミ深井店・キャンドゥセレクト閉店 |
次のようなものが理由として考えられます。
閉店理由1:カスミが店舗網の統合と選別を進めているため

閉店理由の詳しい公式説明はまだありません。
ただ、カスミの直近の動きを並べると、背景が見えてきます。
カスミは茨城県つくば市に本社を置き、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)の傘下にあるスーパーです。
2026年に入ってからは、店舗の「新設」と「整理」を同時に進めています。
茨城県龍ケ崎市では、1999年開業のフードマーケット龍ケ岡店が、徒歩圏内の龍ケ崎中里店へ統合する形で2026年6月14日に閉店しました。
埼玉県内でも、ビバモール加須一番街のカスミ フードスクエアが2026年5月6日に閉店し、跡地では解体と原状復帰の工事が行われているようです。

一方で出店も続けています。
2025年6月にセイブを子会社化し、2026年5月22日にはセイブ食彩館那珂湊店の運営を引き継いで神敷台店を開業しました。
組織面でも、2026年3月1日付で営業本部・商品本部・開発本部・管理本部の4本部体制に改めています。
| 時期 | 店舗・出来事 | 内容 |
|---|---|---|
| 2021年2月21日 | 三郷駅前店 | 入居施設の老朽化・建て替えで営業終了 |
| 2026年3月1日 | 本社組織改正 | 4本部体制へ移行 |
| 2026年5月6日 | ビバモール加須店 | 閉店、跡地は原状復帰工事へ |
| 2026年5月22日 | 神敷台店 | セイブから運営を承継して開業 |
| 2026年6月14日 | 龍ケ岡店 | 龍ケ崎中里店へ統合して閉店 |
| 2026年9月27日 | 深井店 | 閉店(ヘイワールド内) |
こうして見ると、カスミは「稼げる場所に力を集める」方針を強めていると読み取れます。
- 深井店の閉店は、2026年のカスミ全体の再編の流れの一つ
- 「閉店」「統合」「承継」が同時に進んでいる
- 移動スーパーなど、店舗以外の形で地域に関わる手段も持っている
毎週通っていたお店が経営判断の一つで消えてしまうのは、分かっていても寂しいものですね。
閉店理由2:キャンドゥセレクトがカスミと売場・レジを一体運営していたため

「なぜ2店が同じ日に閉まるのか」という疑問は、ネット上ではほとんど掘り下げられていません。
答えは、店舗の運営形態にあると考えられます。
公式案内によると、キャンドゥセレクトはカスミの店内に開いた100円ショップで、支払いもカスミのレジで行います。
独立したテナントではなく、店の中に別ブランドの売場を置く「ショップインショップ」型です。
| 項目 | 一般的な独立テナント | ヘイワールドのキャンドゥセレクト |
|---|---|---|
| 売場 | 自社区画を借りる | カスミ店内の一角 |
| レジ | 自社レジ | カスミのレジで精算 |
| 営業時間 | 施設や自社の判断 | カスミと同じ9:00〜22:00 |
| 集客 | 自社で呼び込む | スーパーの来店客が中心 |
| 核店舗が閉店した場合 | 営業継続も可能 | 単独での営業継続は難しい |
この形は、出店コストを抑えつつ集客を共有できる仕組みです。
その反面、カスミが撤退するとレジも人員も失われ、キャンドゥだけが残ることは構造上ほぼできません。
さらにヘイワールドでは、売場の「カスミへの集約」も進んでいました。
- 2024年:パン売場をテナントからカスミ直営へ切り替え
- その後:100円ショップをカスミ店内に取り込む
- 2026年:カスミの撤退とともに、一体化した売場ごと閉店
便利さのための工夫が、最後は一緒に幕を下ろす理由になったと思うと、なんとも切ない気持ちになります。
ヘイワールドのテナント閉店を悲しむ声は多い
閉店の情報は、地域のSNSで一気に広がりました。
以下のような店舗も過去閉店しています。
・2018年11月30日:バーガーキング 北本ヘイワールド店閉店
・2024年11月18日:パン焼き小屋モルバン閉店
また、代表的な口コミは次のとおりです。
- 「北本のヘイワールド、スーパーカスミと百均キャンドゥが9/27で閉店らしい。。。 どうなっちゃうの?全然行ってないけど.」
- 「ガレージへ行く途中にある北本ヘイワールド内のフードスクエア・カスミが今月中に閉店するとの事。とても残念。」
- 「カスミ、閉店って本当なんですか?私はあまり行きませんが、以前、フードコートにあったカレー屋さんが好きでした。」
- 「ヘイワールドの中のカスミが閉店だって。」
フードコートも過去に入れ替わりを経験しています。
以前はマクドナルドだった場所にバーガーキングが入り、地元で歓迎されていたという声もあります。
| 過去の入れ替わり | 内容 |
|---|---|
| マクドナルド → バーガーキング | フードコートのハンバーガー店が交代 |
| モルバン → カスミ自社ベーカリー | パン売場が直営化 |
| カレー店 → 閉店 | フードコートの一角が閉店(SNS投稿より) |
「あまり行っていなかった」と書きながら寂しさをにじませる投稿が多く、身近な場所の大切さを改めて感じさせられます。
ヘイワールドが向いている人
カスミ閉店後も、ヘイワールドにはユニクロ、ヤマダ電機、スポーツデポなどが入り、施設としての魅力は残ります。
以下のような人に向いている施設といえます。
- 国道17号を車でよく利用する人
- 鴻巣駅から無料バスで買い物に行きたい人
- 衣料品と家電をまとめて買いたい人
- スポーツ用品を実際に手に取って選びたい人
- マルシェやカーイベントを楽しみたい人
- 花火大会を屋上から見たい人
スーパーがなくなるのは大きな変化ですが、跡地に何が入るのかを見守る楽しみもあると、個人的には前向きに受け止めたいと思います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県北本市深井6-87(国道17号沿い) |
| 営業時間 | 8:45〜22:00(各店舗の時間は店舗案内で確認) |
| 駐車場利用時間 | 5:00〜24:30 |
| 名前の由来 | 平和アルミ(当時)埼玉工場の跡地であることから |
| アクセス | 鴻巣駅東口から無料送迎バス(鴻巣駅発 1日10本、ヘイワールド発 1日8本) |
| 地域との関わり | 北本市と災害時の物資供給協定を締結 |
| イベント | マルシェ、キッチンカー、音楽イベント、こうのす花火大会時の屋上駐車場無料開放 |
| キャラクター | 「ラ・ペ」(平和)と「ル・モン」(世界) |
