西武新宿線の終着駅であり、観光地・川越の玄関口として多くの人々に親しまれてきた「西武本川越ペペ」。
1991年の開業以来、約34年間にわたり地域の暮らしとたくさんの思い出を彩ってきましたが閉店に至りました。
本記事では、長年愛された西武本川越ペペの閉店理由から、気になる跡地の活用、そして感謝を込めた閉店セールの内容まで、詳しく調査し、紹介していきます。
本川越ぺぺの閉店理由や跡地活用は?閉店セールの内容とは

1991年9月5日に開業した西武本川越ペペは、ファッションや雑貨、グルメ、スーパーマーケットまで揃う、地域にとってなくてはならない存在でしたが、時代の流れとともにその役割を終え、2026年1月13日をもって営業を終了。
閉店発表から閉館までの流れを振り返ってみましょう。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年2月7日 | 西武リアルティソリューションズが2026年1月(予定)での営業終了を公式に発表しました。 |
| 2025年11月6日 | 最終営業日が2026年1月13日であることが正式に決定したと発表されました。 |
| 2025年11月17日 | 34年間の感謝を込めた「ありがとうSALE」がスタートしました。 |
| 2026年1月13日 | 西武本川越ペペが34年の歴史に幕を下ろす最終営業日です。 |
| 2026年1月14日 | 閉館に伴い、本川越駅の2階改札口が閉鎖されます。 |
閉店に至った理由
閉店理由1:西武グループ全体の経営戦略転換と不動産価値の最大化のため

西武本川越ペペの閉店は、単に建物が古くなったからという単純な理由だけではないようです。
実は、西武グループが掲げる大きな未来図が関係しているのです。
西武ホールディングスは「西武グループ長期戦略2035・中期経営計画(2024~2026年度)」の中で、「住みたいまち、訪れたいまち」の実現という大きなテーマを掲げています。
ただ電車を走らせるだけでなく、沿線の街全体の魅力を高めて、そこに住む人や訪れる人にとって、もっと価値のある場所にしていこうという考え方なのです。
この戦略の一環として「ペペの再構築」が挙げられており、本川越ペペの閉店もその流れの中に位置づけられています。

実際、西武グループの広報担当者は「老朽化が閉店の理由ではない」とコメントしており、建物の老朽化という側面以上に、未来に向けた前向きな投資、つまり不動産価値を最大限に高めるための戦略的な判断であることがうかがえます。
本川越だけでなく、飯能ペペや入間ペペでもリニューアルが進められており、グループ全体で駅ビルの価値を見直す動きが活発化しているのです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 戦略テーマ | 「住みたいまち、訪れたいまち」の実現です。 |
| 中期経営計画 | 2024~2026年度の計画に「ペペの再構築」が含まれています。 |
| 目的 | 沿線価値と不動産価値を総合的に向上させることが狙いです。 |
| 本川越ペペの位置づけ | 再開発による価値向上のための重要なプロジェクトと考えられます。 |
閉店理由2:川越エリアの商業環境の変化とインバウンド需要への対応のため
もう一つの大きな理由は、本川越駅周辺の環境が大きく変わってきたことで、皆さんもご存知の通り、川越は「小江戸」として国内外から非常に人気の高い観光地になりました。

近年は外国人観光客(インバウンド)の数も増え、2024年には約70万人に達したというデータもあります。
このような状況で、これまで地域住民の生活を支える「生活密着型」の施設だったペペの役割を見直す必要が出てきたと考えられます。
観光客が多く訪れる川越の玄関口という立地を最大限に活かすには、これまでとは違う、観光客も楽しめるような新しい施設が求められているのかもしれません。

また、周辺の商業環境の変化も見逃せないポイントで、2024年7月には、ペペのすぐ近くにあった「イトーヨーカドー食品館川越店」が閉店。
地域の生活を支えてきた大型店が相次いで閉店することで、住民の方からは「買い物が不便になる」という声も上がっています。
これは、旧来の商業モデルが転換期を迎えているサインとも言えるでしょう。
西武グループは、こうした地域の変化や新たなニーズを捉え、観光と地域の暮らしの両方を豊かにするような、未来の川越にふさわしい施設への再開発を決断したのだと思われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 近年の変化 | インバウンド観光客が大幅に増加しています。 |
| 大型店の動向 | 2024年にイトーヨーカドー食品館が閉店しました。 |
| 地域の課題 | 日用品や食料品を買う場所が減少し、不便さを感じる声があります。 |
| 今後 | 観光需要を取り込みつつ、地域住民の利便性も高める新しい施設の開発が期待されます。 |
閉店セールの内容って?70%オフも?

34年間の感謝を込めて、西武本川越ペペでは「ありがとうSALE」が開催。
閉店までの最後の期間、お得にお買い物を楽しめるだけでなく、思い出作りのイベントも企画されました。
このセールは、館内の多くのお店が参加しており、割引内容は店舗によって様々です。冬物アイテムが安くなっていたり、限定価格の商品が登場したりと、見逃せないチャンスがたくさんあります。
閉店は寂しいですが、最後のお買い物でペペとの思い出を締めくくるのも素敵かもしれませんね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セール名称 | ありがとうSALE |
| 開催期間 | 2025年11月17日~12月末までです。 |
| キャッチフレーズ | 「思えば、思い出ばかりだね。」という言葉が心に響きます。 |
| 割引・特典 | 対象商品が最大70%OFFになるほか、限定価格での販売やノベルティのプレゼントなどがあります。 |
| 特別イベント | 12月13日・14日にはプロのアーティストによる似顔絵パフォーマンスなども開催されました。 |
本川越ぺぺの跡地はどうなるの?
2025年12月時点で、西武グループから具体的な再開発計画はまだ発表されていませんが、西武HDは「建て替えを含めて検討」しており、「将来的には再開発を視野に検討している」とコメント。
一部では「建物は解体する方向」という報道もあります。

これらの情報から、現在の建物をそのまま使うのではなく、一度更地にして全く新しい施設を建設する可能性が高いと考えられます。
一つ確定しているのは、隣接する「川越プリンスホテル」は今後も営業を続けるということです。
このことから、新しい施設はホテルと連携し、相乗効果を生み出すようなものになる可能性が考えられます。例えば、低層階には観光客向けのショップやレストラン、高層階にはホテルと連携したサービスアパートメントやオフィスなど、多様な機能を持つ複合施設になるかもしれません。
地域の新たなランドマークとして、多くの人が集まる魅力的な場所になることを期待したいですね。
本川越ぺぺの閉店を悲しむ声は多い
寄せられた声を見ると、閉店を惜しむ声が約95%、その他が約5%といった割合で、ほとんどの方がこの別れを悲しんでいることがわかります。
学生時代の放課後の寄り道、家族でのお買い物、初めてのデートなど、人々の人生の様々なシーンにペペは寄り添ってきました。それは単なる商業施設ではなく、地域の人々にとっての「思い出の場所」だったのです。
Q&A
- 本川越ペペはなぜ閉店するのですか?
表向きの理由として施設の老朽化なども挙げられていますが、一番の理由は西武グループ全体の経営戦略の見直しによるものです。単に古いから閉めるのではなく、「住みたいまち、訪れたいまち」というテーマのもと、観光地・川越の価値をさらに高めるための前向きな再開発を計画している、ということなのです。未来の川越のためのステップアップと考えると、少し寂しさが和らぐかもしれませんね。
- 閉店後、本川越駅の改札はどうなりますか?
ペペの閉館に伴い、2026年1月14日から駅の2階改札口は閉鎖されます。これまでペペの2階に直結していて便利だった改札が使えなくなるので、注意が必要ですね。1階の「蔵のまち口(東口)」と「西口」は引き続き利用できますので、今後はそちらの改札を使うことになります。
- ペペに入っていたテナント、例えば「ゴールドジム」や人気のオムライス店「ラケル」はどうなるのですか?
テナントの動向は個別に発表されています。例えば「ゴールドジム 本川越埼玉店」は、ペペの閉館後、2026年春に現在の店舗の近くに移転してリニューアルオープンする予定です。人気のオムライス店「ラケル」については、残念ながらペペ閉店と同時に閉店となる見込みで、移転などの情報は現時点ではありません。閉店を惜しむ多くのファンが、最後にもう一度味わおうと連日訪れているようです。他のテナントも、一部は近くのクレアモール商店街などに移転する動きがあるようですので、お気に入りのお店の情報は個別にチェックしてみてくださいね。
