「時計じかけの摩天楼(1997年)」などコナン映画7作に監督として携わったこだま兼嗣さん。
昔のコナン映画の雰囲気が方という方も多く、コナン映画が注目されるたびに、なぜ降板してしまったのか気になる方も多くいるようです。
今回はそんなこだま監督の降板理由についての真相を調査しました。
名探偵コナン映画をこだま監督の降板理由は?「諸事情」とは何?理由を考察
こだま兼嗣さんが「名探偵コナン」の監督を降板したのは、2002年のテレビシリーズ総監督、そして2003年の劇場版第7作『迷宮の十字路』を最後にでした。
降板理由は「諸事情」と表現されているのですが具体的な理由としては、いくつかの要素が絡み合っていたと考えられます。
背景を調査し、降板理由を紹介していきます。
降板理由1:多忙による体調不良や病気のため
こだま兼嗣さんは、テレビシリーズ第1話「ジェットコースター殺人事件」からスタートし、第118話まで監督を担当しました。
さらに続く第119話から第252話までは総監督として、作品のクオリティ管理に深く関与していたのです。
同時に1997年の『時計じかけの摩天楼』から2003年の『迷宮の十字路』まで、毎年劇場版を監督し続けるという、非常にハードなスケジュールをこなしていました。
これほど長期間にわたる多重業務は、どれほどベテランでも心身に大きな負担となるものですよね。
ネットでは
といった声も多く、当時の仕事量の凄まじさを物語っています。
降板後、こだま監督は2年ほど活動を控えており、これは単なるリフレッシュではなく、体調面への配慮だった可能性が高いと思われます。(活動復帰後はアニメ結界師に携わった(2006〜2008年))
爆破アクションを多用した『天国へのカウントダウン』、細密な美術描写が求められた『ベイカー街の亡霊』など、1作ごとの完成度が非常に高かっただけに、積み重なる疲労は避けられなかったのでしょう。
降板理由2:制作体制の変更と役割の打診があったため
2000年代初頭、「名探偵コナン」の制作現場は、長期運営を見越した体制変更を進めていました。
こだま兼嗣さんに対しても、劇場版の監修というポジションで若手監督を支える役割への転換が打診されたと言われています。
しかし、こだま監督は、演出やカット割りに絶対的なこだわりを持つ方なのです。
『初心者のための絵コンテの描き方』でも「画面作りは視聴者に意識させないようにする」と説いており、細部まで自分で手を動かして作り上げるスタイルを貫いてきました。
表面的な立場では納得できなかった可能性が高いですよね。
ちょっと話は変わりますが、こだま監督は「巨人の星」「ルパン三世」といった往年の名作でも、演出に強い情熱を注いでいました。
ですから、自分が関われない作品には無理に名を連ねたくなかったと考えるのが自然です。
降板理由3:自ら辞退したため
ファンから広まっている説として、「こだま兼嗣さん自ら辞退した」というものがあります。
この情報は、知恵袋や掲示板などでも複数見受けられました。
制作体制の変化だけでなく、自身が理想とする作品作りとのズレを感じ取った可能性も否定できないのです。
長年支えた作品を、違和感を抱きながら続けるよりも、潔く身を引く選択をしたと見られます。
SNSでも
といった声が見られ、ファンからの理解と尊敬が寄せられているのが印象的ですね。
2003年以降、こだま監督は新たに『結界師』など別の作品に取り組み、無理なく自分のペースで活動を続けていきました。
この流れを見る限り、降板は前向きな決断だったのではないでしょうか。
こだま監督が天才と言われる名探偵コナン映画
次に、こだま兼嗣さんが「天才」と呼ばれる所以となった劇場版コナンの数々を紹介していきますね。
ちなみに携わったのは以下の7作品です。
- 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年)
- 名探偵コナン 14番目の標的(1998年)
- 名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年)
- 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年)
- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年)
- 名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年)
- 名探偵コナン 迷宮の十字路(2003年)
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
1997年に公開された記念すべき第1作『時計じかけの摩天楼』。
この作品は、犯人・森谷帝二の美学的な犯行動機と、新一と蘭の絆がクロスするドラマチックな内容で、多くの観客の心をつかみました。
ラストの赤と青、どちらのコードを切るかという緊迫の選択シーンでは、蘭の涙ぐむ表情と、それを信じる新一(コナン)の無言の信頼が丁寧に描かれ、シリーズ屈指の名場面となりましたね。
細かなカット割りや表情芝居にこだま監督らしさが出ており、まさに原点にして頂点の作品といえるのです。
以下のような声もありますね。
名探偵コナン 天国へのカウントダウン
2001年公開の『天国へのカウントダウン』では、初めて黒の組織が本格的に劇場版に絡み、さらに少年探偵団や灰原哀が重要な役割を果たす群像劇となりました。
ツインタワービルの爆破からの脱出劇は、手に汗握る迫力満点の展開で、観客を釘付けにしましたね。
コナンが蘭を背負って火花の中を走り抜けるシーンは、こだま監督ならではの映像美とスピード感が光る名場面です。
こだま監督の緻密な演出が生んだ、アニメ映画史に残る傑作と言えるでしょう。
以下のような声もありますね。
名探偵コナン ベイカー街の亡霊
2002年公開の『ベイカー街の亡霊』は、野沢尚さんの脚本による異色作であり、仮想空間「コクーン」内で19世紀のロンドンを舞台にした壮大なミステリー。
ジャック・ザ・リッパーを追うコナンたちの姿と、「親の因果が子に報い」といった重いテーマを掛け合わせた構成は、シリーズでも異彩を放っていますよね。
最後の「敗北を受け入れる」コナンの姿は、普通のヒーロー像を覆す深いドラマを生み出しました。
舞台設定、心理描写、アクション、どれもが高次元で融合した結果、現在でもファンから絶大な支持を集めています。
以下のような声もありますね。
なんJ・掲示板でも高く評価されている
ちょっと話をネット上に移しますが、なんJをはじめとする掲示板では、こだま兼嗣さん時代のコナン映画が「最高傑作」と称されることが多いのです。
という意見が並び、多くのファンの記憶に鮮烈な印象を残しているのが分かります。
一方で、「こだま作品を持ち上げすぎでは?」という冷静な視点もあり、これは作品の完成度の高さが逆に思い出補正を招いている面もあるのでしょう。
- 「天国まではガチや」
- 「時計じかけの摩天楼とかいうめちゃくちゃ語呂いいタイトル」
- 「こだま監督はテンポが気持ちええねん」
- 「こ:コナン だ:伊達航 ま:京極真 全員人気キャラやしこのカップリングも人気や」
- 「こだまコナンは終盤の名シーンはすげぇんだけど序盤中盤の盛り上がりはサブマリンの方が上やな」
- 「こだま時代の作品は犯人が芸術家気質で魅力的なのが多いんよな」
- 「なんつーか主人公の江戸川コナンとヒロインの毛利蘭に対する深い理解と愛情を感じるんよな こだま作品は」
- 「摩天楼~暗殺者の4作品は至高だけど天国~クロスロードはどうやろなぁ」
- 「やっぱりコナンの映画はこだま監督作品に限る。何度観ても面白い。名作すぎる。無駄なシーンが無いし、王道の展開だし、絶妙な伏線の張り方と演出の妙」
- 「こだま監督が基礎を作って 山本監督が基礎を外さず安定させて 静野監督が荒々しくも画面をド派手にして今まで以上に映画を盛り上げた 素晴らしい流れ」
とはいえ、今なお多くのファンが「こだま兼嗣監督こそ至高」と語る事実は揺るぎないものですね。
