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    くらすわの森の閉店・休止なぜ?熊の出没など背景を調査

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    長野県駒ヶ根市にある体験型複合施設「くらすわの森」は、養命酒製造が会社創立100周年を記念して2024年10月にグランドオープンした、森と食を楽しめる人気スポットでした。

    ところが、オープンからわずか2年足らずで一部施設の営業休止が決まり、地元でも「残念」という声が広がっています。

    この記事では、くらすわの森がなぜ閉店・休止することになったのか、公式発表や新聞報道といった一次情報をもとに、その理由や熊の出没といった背景まで調べてまとめていきます。

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    くらすわの森の閉店・休止なぜ?熊の出没も?

    くらすわの森をめぐる動きは、運営会社である養命酒製造の経営再編と深く結びついています。

    時期出来事
    2024年10月3日養命酒製造が創立100周年を記念し、駒ヶ根工場併設で「くらすわの森」をグランドオープン
    2026年2月25日養命酒製造がくらすわ関連事業で約29億3千万円の減損損失を計上、2026年3月期予想を黒字から赤字へ下方修正、中期経営計画も取り下げを発表
    2026年4月投資会社レノによるTOB(株式公開買い付け)が成立
    2026年5月13日養命酒製造が「くらすわ」事業を山田養蜂場本社に譲渡すると発表。くらすわの森は譲渡対象から外れ、一部休止が決定
    2026年5月25日地元・南箕輪などで熊の目撃が相次ぐなか、長野日報が「一部休止に地元『残念』」と報道
    2026年6月18日養命酒製造が公式サイトとInstagramで「くらすわの森」の正式な閉店を告知
    2026年7月31日物販とレストランを除く施設が営業休止予定。約65人の雇用契約が終了予定

    こうして時系列で見ると、熊の話だけが理由ではなさそうだとわかります。

    養命酒製造は、国内「養命酒」の販売不振、通信販売の競争激化、店舗展開での人材確保難、くらすわ関連事業拡大の遅れを挙げています。

    次のようなものが理由として考えられます。

    個人的には、開業から2年も経たずに閉店というスピード感に、ちょっと胸がぎゅっとなりました。

    閉店・休止理由1:運営会社である養命酒製造の経営再編で、くらすわの森が事業の引き継ぎ先から外れたため

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    一番大きな理由は、運営会社そのものの大きな変化です。

    順番に見ていくと、まず2026年4月に投資会社レノによるTOBが成立し、養命酒製造は本業である「薬用養命酒」事業をツムラに売却することが決まりました。

    その流れの中で、飲食・物販の「くらすわ」事業も切り離されることになり、健康食品に強い山田養蜂場へ譲渡されたという経緯です。

    ここで大事なのが、くらすわの森だけは譲渡される新会社に引き継がれなかった点です。

    「くらすわ」事業のうち、レジャー施設「くらすわの森」と通信販売事業を除く事業を、2026年7月に新設するくらすわへ承継させたうえで、山田養蜂場本社に譲渡する形になりました。

    つまり、ベーカリーやショップという「くらすわブランド」は他社のもとで生き残る一方、森の施設は受け皿がなく、休止せざるを得なかったわけです。

    実際に物販とレストランを残して7月31日の営業を最後に休止し、65人ほどの嘱託社員らの雇用を終了することになりました。

    項目内容
    運営会社養命酒製造株式会社(駒ヶ根工場併設)
    譲渡先山田養蜂場本社(岡山県鏡野町)
    譲渡対象の売上高6億3500万円(2026年3月期)
    譲渡予定日2026年7月31日
    くらすわの森の扱い譲渡対象外。物販・レストランを除き休止
    雇用への影響嘱託・パート社員 約65人が契約終了

    個人的には、「ブランドは残るのに森だけ残らない」というところに、施設運営の難しさがにじんでいる気がします。

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    閉店・休止理由2:くらすわの森の売上が当初の想定を下回り、大きな減損損失が出る赤字事業になっていたため

    もうひとつの理由は、シンプルにお金の話です。

    森の施設は広い敷地を整備し、散策路やライブラリーまで備えた立派なものでしたが、その分コストもかかります。

    そして肝心の集客が、思ったほど伸びなかったようです。

    TBSの報道でも、くらすわの森は新会社には引き継がれず、当初の売り上げを下回ることなどから、物販とレストランを除いて7月末で休止すると伝えられています。

    数字の面でも、その厳しさははっきり出ています。

    養命酒製造は2026年2月25日、くらすわ関連事業で固定資産の減損損失約29億3千万円を特別損失に計上する予定だと発表し、2026年3月期の当期純利益予想を8億4千万円の黒字から16億4千万円の赤字へと修正しました。

    減損損失というのは、ざっくり言うと「投資したお金が見込んだほど回収できそうにない」と判断したときに計上するものです。

    森の整備にかけた費用に対して、十分なリターンが見込めなくなっていたと読み取れます。

    指標内容
    くらすわ関連事業の減損損失約29億3千万円(特別損失、2026年2月発表)
    2026年3月期 当期純利益予想8億4千万円の黒字 → 16億4千万円の赤字へ下方修正
    くらすわの森の売上状況当初の見込みを下回る
    開業から休止までの期間約1年10か月(2024年10月〜2026年7月)

    ここで少しWEB上であまり語られていない視点を補足すると、くらすわの森は「物を売る店」というより「時間を過ごす体験施設」でした。

    体験型は一度行けば満足してしまい、リピートにつながりにくいという弱点があります。

    広い土地と人手を維持し続けるコストに対して、リピーターを生みにくい構造だったことも、収益が伸び悩んだ一因として考えられます。

    個人的には、良い施設ほど維持にお金がかかるという現実は、なんだか切ないなと感じます。

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    熊の出没が増えている背景とは

    「熊が出たから閉店したの?」と気になる方も多いと思いますが、結論から言うと、熊は休止の直接の理由ではありません。

    ただ、運営に影響を与えた要素ではあります。

    実際、来場申込書には熊出没時などでやむを得ず、散策路の規制や営業を休止させていただく場合があると明記されていました。

    森の中を歩く施設だからこそ、熊への警戒は常につきまとっていたわけです。

    そして近年、長野県を含む全国で熊の出没は記録的に増えています。

    環境省のまとめでは、2025年度のツキノワグマの出没件数が全国で5万776件(速報値)となり、24年度の2万513件から一気に2.5倍に急増し、記録が残る09年度以降で最多となりました。

    原因については、餌となるドングリなどの凶作でクマの出没が増えたとみられています。

    2026年に入ってからも、7日間と30日間の出没率の比較で、長野県大町市などで増加傾向が検出されています。

    時期・項目内容
    全国の熊出没件数(2024年度)2万513件
    全国の熊出没件数(2025年度・速報値)5万776件(過去最多、前年の約2.5倍)
    2025年度の人身被害216件・238人(うち死亡13人)で過去最悪
    くらすわの森と熊「熊出没時は散策路規制・営業休止あり」と申込書に明記
    来場者の声「クマ目撃やハチで、エリアの半分くらいが歩けなかった」との投稿あり
    長野県の最新傾向(2026年)大町市などで出没増加傾向

    来場者の投稿でも、長野県の森林はすべて熊の生息域で、目撃がない地域でも出会う可能性があるとされています。

    森を歩く体験が売りの施設にとって、安全に散策できない日が増えることは、魅力を直撃する悩みだったはずです。

    個人的には、自然が魅力の施設ほど、その自然のリスクと隣り合わせなんだなと考えさせられました。

    (参考:環境省 クマに関する各種情報長野県 ツキノワグマ情報マップ

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    くらすわの森に対する口コミを徹底調査

    休止が惜しまれるのは、それだけ評判が良かったからです。

    SNSやレビューサイトの声を見ていくと、おおむね好意的なものが多く、ざっくりした印象としては、好意的・満足の声が約8割、価格やアクセスへの不満が約2割といったバランスです。

    代表的な口コミをまとめると、次のようになります。

    • 「森の中のレストランが素敵で、料理も美味しく、心も体も満たされた」と、ロケーションと食事を高く評価する声
    • 「焼きたてパンの香りに誘われてテラス席で森林浴しながらのカフェタイムは最高」と、ベーカリーとテラス席を好む声
    • 「散策路を歩いてマイナスイオンをたっぷり浴び、元気をチャージできた」と、自然散策に癒やされる声
    • 食べログでは「カレーは丁寧で美味しいが、量がお上品で、よく食べる人にはコスパで評価が分かれる」という、味は満足だが量・価格には一言ある声
    • 「養命酒製造のお店=調味料屋さんだと思っていた」と、ブランドの認知度に関するちょっと面白い声
    • 一方で「クマ目撃やハチで、エリアの半分くらいしか歩けなかった」という、安全面に触れる声も

    全体として、味・雰囲気・癒やしへの満足度は高く、引っかかる点があるとすれば「量に対する価格」と「自然ゆえの制約」という構図でした。

    ここに前述の収益の伸び悩みのヒントが隠れている気もします。

    満足度は高いのに、何度も通うほどではない——そんな「いい所なんだけどね」という距離感が、口コミからもうっすら伝わってきます。

    個人的には、悪口がほとんど見当たらないのに閉まってしまうという事実が、いちばん寂しいポイントでした。

    代わりにおすすめな類似スポット

    森の散策やグルメ、お土産を一度に楽しめる場所が好きだった方に向けて、駒ヶ根周辺で近い体験ができるスポットを2つ紹介します。

    いずれもお出かけ前に各公式サイトで最新の営業情報を確認しておくと安心です。

    スポット名特徴公式情報
    養命酒ミュージアム駒ヶ根(工場見学)くらすわの森と同じ敷地内にあり、養命酒づくりの歴史や製造工程を見学できる。森の散策とセットで親しまれてきた施設で、ブランドの世界観を味わいたい方向け養命酒製造 公式サイト
    くらすわ 諏訪本店諏訪湖畔にあるくらすわブランドの本拠地。レストラン・ショップ・ベーカリー・カフェがそろう。黒を基調としたシックな外観で、コース料理とワインのペアリングが満足だったという声も。譲渡後も「くらすわ」の味を楽しめる可能性が高いくらすわ 公式サイト

    ひとつ補足しておくと、駒ヶ根は中央アルプスのふもとで、光前寺のしだれ桜や駒ヶ岳ロープウェイなど見どころが多い土地です。

    くらすわの森を目的にしていた方も、周辺と組み合わせれば一日たっぷり楽しめます。

    個人的には、森は休んでもブランドと味が別の場所で続いていくと知って、ちょっとだけ救われた気持ちになりました。

    最後に、くらすわの森の休止は熊が直接の引き金ではなく、運営会社・養命酒製造の経営再編と、施設の収益が想定を下回ったことが大きな理由でした。

    そこに、全国的に過去最多となった熊の出没という自然のリスクが重なった、というのが全体像です。

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