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    らぽっぽ閉店なぜ?ポテトアップルパイ値上げしすぎが前兆?価格推移も紹介

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    おいもスイーツでたくさんの人たちを幸せにしている「らぽっぽ」。

    人気お土産・スイーツブランドだけに、閉店する店舗を見て寂しさを感じる人も多いようです。

    今回はなぜ「らぽっぽ」は閉店するのか、その理由と背景を紹介します。

    目次
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    らぽっぽ閉店なぜ?理由を考察

    (出典:らぽっぽ)

    全国各地で駅ナカや商業施設に出店していたらぽっぽですが、いつの間にか「閉店しました」という張り紙を目にしたとき、どうしても「何かあったのでは」と考えてしまいますよね。

    ここからは、らぽっぽが閉店を決断したと考えられる要因について、大きく3つに分けて見ていきますね。

    閉店理由1:物価・人件費の高騰のため

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    (出典:らぽっぽ)

    お芋スイーツ専門店として長年愛されてきたらぽっぽですが、まず大きな影響があるとみられているのが物価上昇と人件費の高騰。

    ここ数年の間に原材料費の上昇が進み、さらに人手不足に伴う時給相場のアップなどによって、経営には相当な負担がかかるようになったのではないでしょうか。

    以下の厚生労働省のグラフでもわかりますが、右肩上がりですよね。

    (出典:厚生労働省

    また、さつまいもは天候不順の影響を受けやすい作物としても知られ、仕入れ価格が予想以上に変動しやすいため、安定した供給が難しくなるケースが出てきたのだと考えられます。

    看板商品のクオリティを維持しながら店舗運営を続けるためには、ある程度のコストをかけてでも品質を保たなければならないですよね。

    そういった事情により、高品質を追求しつつ適切な利益を確保できる形へと事業方針を転換せざるを得なくなったのではないでしょうか。

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    閉店理由2:オンライン販売に注力するため

    (出典:らぽっぽファーム)

    らぽっぽでは、公式オンラインショップで看板商品を含むさまざまなお芋スイーツを取り扱っています。

    近年の消費者行動の変化やEC需要の高まりを受けて、実店舗だけにこだわらず、オンライン販売に注力する動きが自然と出てきたのではないでしょうか。

    駅や商業施設などで多数のスタッフを配置し、家賃や光熱費などの固定費を払いながら事業を継続していくのは容易ではありません。

    (出典:らぽっぽファーム)

    お芋スイーツは保存や配送の方法を工夫することで、遠方のお客様にも美味しく届けられるという利点があるのです。

    オンラインショップの強化に舵を切ることは、立地や店舗規模に左右されない安定した販売チャネルの確立につながるのではないでしょうか。

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    閉店理由3:立地条件や地域の需要変化に合わせたため

    (出典:らぽっぽ)

    続いて立地条件や地域の需要変化です。

    もともと多くのらぽっぽ店舗は駅ナカや商業施設、百貨店などに位置していましたが、近年の消費者行動の変化で「駅でわざわざおやつを買って帰る機会が減った」という声も聞かれます。

    以前ほど外出や移動の頻度が多くない人や、オンラインであらゆる物を買う習慣が根付いた人にとって、駅構内での“ついで買い”の需要が減少したのではないでしょうか。

    また、家賃の高い都心部や繁華街での営業は、ある程度の売上を確保できないと採算が合わないことが多いのです。

    客足の変動が激しくなれば、固定費の高さが経営を圧迫してしまう展開が容易に想像されます。

    やむを得ず撤退を決める店舗が出てくるのは、ある意味で自然な流れともいえるのではないでしょうか。

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    閉店した店舗一例

    (出典:らぽっぽ)

    実際に閉店が確認されている店舗として、以下の事例が挙げられますね。

    店舗名所在地オープン日閉店日備考
    らぽっぽファーム 東梅田店大阪府大阪市北区曽根崎2-11-112021年6月10日不明2023年3月31日でスタンプカード利用終了
    らぽっぽファーム 大阪ミナミ店大阪府大阪市中央区難波3-2-172017年12月1日2021年1月4日
    ecute上野店東京都台東区上野7丁目1-12025年1月5日おいもさんのお店らぽっぽ ecute上野店
    おいもさんのお店らぽっぽ 池袋駅店東京都豊島区南池袋1-28-1不明既に閉店を確認
    らぽっぽファーム 仙台駅店(推定)仙台駅構内2019年8月31日詳細は不明

    公式サイトはこちら

    駅ナカや主要エリアを中心にいくつかの店舗が姿を消しているのが現状。

    こうした閉店情報から見えてくるものは、ブランドとしての戦略転換や、冒頭で触れた物価高・オンライン化などの背景が大きく影響していると推測されます。

    閉店前にはポテトアップルパイの価格が上がっていると度々話題になっていました。

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    らぽっぽのポテトアップルパイが値上げしすぎ?閉店の前兆だったかも…。

    らぽっぽのポテトアップルパイは、お手頃な価格でボリュームあるスイーツが手に入るとの評判が高かったですよね。

    しかし近年、そのポテトアップルパイが度々値上げされているのです。

    急激に価格が上がった背景には何があるのか、価格推移と共に紹介します。

    値上げしすぎ?当初より600円以上も!?価格推移とは

    (出典:らぽっぽ)

    らぽっぽのポテトアップルパイは、さつまいもとリンゴをふんだんに使った人気商品。

    以前は800円程度で1ホールを購入できることが多く、リーズナブルなのにおいしくて満足度が高いという魅力がありましたよね。

    ところが、ここ数年で税込1,300円~1,500円ほどへと価格が跳ね上がり、「値上げが極端ではないでしょうか」と感じる人が増えているようです。

    価格推移
    • 2019年4月以前: 843円(税込)。
    • 2019年5月: リニューアルに伴い、1,037円(税込)に値上げ。
    • 2019年10月: 消費税増税の影響もあり、1,383円(税込)に再度値上げ。
    • 2020年以降: 一部店舗ではさらに値上げされ、1,490円(税込)や1,520円(税込)ほど。

    わずかな期間でこうした価格推移が見られれば、ファンの間で「買いづらくなった」「手軽さが失われた」と感じる声が出るのは自然ですよね。

    値上げの理由

    (出典:財務省

    では、なぜこれほどの値上げが行われたと考えられるのかを見ていきます。

    さまざまな要因が重なっていると見られますが、主に以下の点が大きく影響しているのではないでしょうか。

    ・原材料費の上昇:さつまいも、リンゴ、小麦粉といった必需品の価格が年々高くなっている
    ・人件費の高騰:飲食業界全体で人材確保が困難になり、時給や人件費が上昇傾向にある
    ・リニューアルによる品質向上:複数品種のさつまいもをブレンドし、リンゴの大きさや厚みを変更するなど、コストをかけて味のレベルアップを図った
    ・消費税増税:2019年の増税や軽減税率の導入で、価格設定にも影響が出ている

    こうした背景を踏まえると、価格が大きく跳ね上がるのもやむを得ない面があるのではないでしょうか。

    ポテトアップルパイを購入した人のなかには「以前より生地が厚くなっていてサクサクが増していた」「リンゴの酸味がバランスよくなっている」「さつまいものペーストがよりクリーミーになった」といった感想を述べる声もあるようです。

    ただ、一方で「そこまで味が変わったと感じない」という人もいるため、リニューアルの変化をどの程度評価するかは個人の舌次第なのですね。

    結果として、値段に見合う価値を感じる層がリピートしている反面、高くなりすぎてしまったと感じる層は足が遠のいたのではないでしょうか。

    高くても人気な商品!

    (出典:らぽっぽ)

    ポテトアップルパイが以前より高くなっているにもかかわらず、未だにリピーターが多いのは事実。

    考えられる理由としては、以下のような点が挙げられるのではないでしょうか。

    らぽっぽが人気の理由
    • らぽっぽといえば「ポテトアップルパイ」というくらい定着したイメージが強く、ブランドの象徴として外せない商品になっている
    • しっとり系のさつまいもペーストとシャキシャキしたリンゴ、さらにサクサクのパイ生地が織り成すハーモニー
    • 温めればしっとり柔らかく、冷やせば生地の歯ごたえが残って風味が増す
    • 長年の歴史の中で積み重ねてきた“おいもスイーツの専門家”としての信頼度が高く、多少の値上げをしても応援したいと思うファンが多い

    こういった要素が絡み合い、たとえ値段が上がっても「どうしても食べたい」と思う人々の心をつかみ続けているのではないでしょうか。

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