昔の深夜テレビ番組は、今では考えられないような過激な内容が多く、視聴者の間で「やばい」と噂されることがあります。
最近の規制の強まったテレビ番組と対比するように「昔はすごかったな」「昭和の深夜はやばかった」など声が上がってくるようです。
昔の深夜テレビ番組が「やばい」と言われる理由とは?
噂が上がる背景には、当時の時代特有の事情や、テレビ業界の競争が激しかったことが関係していると思います。
この時代のテレビ番組は、視聴者に強烈な印象を与えるために、今では放送できないような挑発的な演出がたくさん盛り込まれていました。
それが一体どのような理由で「やばい」と言われるのかを、ここで一つ一つ解説していきたいと思います。
過激な内容が多かったから
昔の深夜テレビ番組では、過激な内容が目立ちました。
特に、性的な暗示を含むジョークや、裸に近い状態での出演者のパフォーマンスが頻繁に放送されていたのです。
「スーパージョッキー」という番組での「熱湯コマーシャル」では、女性タレントが水着に着替えるシーンが生放送され、視聴者はハラハラドキドキしながらテレビに釘付けになっていたんですよ。
このシーンが多くの男性視聴者の心を掴んだのは間違いないですが、今では絶対に許されない内容ですよね。
また、「11PM」という番組では、深夜にヌードモデルを温泉に入れ、リポートさせるコーナーがありました。
これも当時は「見えそうで見えない」という絶妙な演出で、多くの視聴者の心を捉えたのです。
番組の制作者たちは、視聴者の注目を集めるために、あえて際どい演出を行っていたのではないでしょうか。
コンプライアンスが緩かった時代背景
当時のテレビ業界では、今ほどコンプライアンスが厳しくありませんでした。
そのため、今では考えられないような自由な表現が許されていたんです。
特に、視聴者にショックを与えるような過激な内容が普通に放送されていました。
これが、昔の深夜テレビ番組が「やばい」と言われる理由の一つだと思います。
例えば、「独占!男の時間」という番組では、生放送中にストリップショーが行われていたんですよ。
これが生放送で行われるというのは、今では信じられないことですよね。
しかも、放送事故と言えるようなハプニングも頻発していたのです。
これも、当時のテレビ業界がどれだけ自由であったかを物語っていると思います。
視聴率を稼ぐための演出が過剰だったから
昔のテレビ番組は、視聴率を稼ぐために、今では考えられないほど過剰な演出が行われていました。
テレビ局同士の競争が激しく、視聴者の注目を集めるためには、どんな手段でも使おうとする傾向があったのです。
これが、昔の深夜テレビ番組が「やばい」と言われるもう一つの理由です。
「オールナイトフジ」という番組では、素人の女子大生を司会に起用し、ハプニングが連続するような内容が多かったです。
この番組では、女子大生が無茶な要求をされたり、放送禁止用語を言わされるなど、視聴者を驚かせるシーンがたくさんありました。
これも、視聴率を稼ぐために過剰な演出が行われた結果だと思います。
このように、過激な内容、緩いコンプライアンス、そして視聴率を稼ぐための過剰な演出が組み合わさって、昔の深夜テレビ番組は「やばい」と言われることが多かったのではないでしょうか。
放送禁止レベルでの今では放送できない昔のやばい深夜テレビ番組
昔の深夜番組の中には、今では絶対に放送できないような内容が含まれていたものが数多くあります。
これらの番組は、その時代を反映したものであり、現代の視点から見ると非常に「やばい」と感じられるのです。
以下に、その中でも特に衝撃的だった番組をいくつか紹介します。
11PM
「11PM」は、1965年から1990年まで放送された深夜番組で、視聴者に衝撃を与えるような内容がたくさんありました。
特に、全国各地の温泉地でヌードモデルがリポートする「秘湯の旅」というコーナーは、当時の視聴者を驚かせました。
温泉に浸かるヌードモデルが、上半身を水面から出しながらリポートする姿は、当時の男性視聴者にとっては非常に刺激的だったのではないでしょうか。
また、この番組は、性産業やギャンブルといったテーマを取り上げることもありました。
これらの内容が、視聴者の間で「やばい」と評される原因となっていたのだと思います。
独占!男の時間
「独占!男の時間」は、1975年から1977年にかけて放送された生放送の深夜番組で、当時の視聴者に強烈なインパクトを与えました。
この番組では、ストリップショーが生放送されるという、今では考えられないような過激な内容が放送されていました。
出演者がカメラに局部を露出するなどのハプニングもありましたが、それがまた話題を呼んでいたのです。
このような過激な内容が許されていたのは、当時のコンプライアンスが非常に緩かったからだと思います。
視聴者に強い印象を残すことができた一方で、今では絶対に放送できない内容だったのではないでしょうか。
スーパージョッキー
「スーパージョッキー」は、1983年から1999年まで放送されたバラエティ番組で、特に「熱湯コマーシャル」という企画が有名です。
元々は毎週日曜日13時00分 – 14時00分の枠で放送されており深夜番組ではなかったのですが、一度終了したあとに24時間テレビの深夜枠で復活したため選定しています。
この番組では、女性タレントが水着に着替えるシーンが生放送され、その際に「見えそうで見えない」という演出が多くの視聴者を釘付けにしました。
このような演出は、今では許されないものであり、当時の視聴者にとっては非常に刺激的だったと思います。
オールナイトフジ
「オールナイトフジ」は、1983年から1991年にかけて放送された深夜番組で、若者文化を反映した内容が多く、時には過激な企画が含まれていました。
この番組では、素人の女子大生を巻き込んだ企画や、性的なジョークが盛り込まれたコーナーが多く、当時の若者を熱狂させました。
しかし、今の基準では到底放送できない内容だったと思います。
TV海賊チャンネル
「TV海賊チャンネル」は、1984年から1986年まで放送された深夜番組で、過激さを全面に押し出した内容が特徴です。
この番組では、「ティッシュタイム」と呼ばれるコーナーがあり、女性の裸体の一部がランダムに映し出されるという、非常に挑発的な内容が含まれていました。
このような過激な内容が許されていたこと自体、今となっては信じられないことです。
このように、昔の深夜番組には、今では考えられないような過激な内容が含まれていました。
これらの番組が「やばい」と言われるのは、その過激さゆえなのだと思います。
今のテレビってなぜ規制がすごいの?
現在のテレビ番組は、昔に比べて規制が非常に厳しくなっています。
その理由は、視聴者の倫理観の変化や、放送コードの厳格化、そしてインターネットの普及に伴う社会的責任の増大が関係していると思います。
視聴者の倫理観が変化したから
今の視聴者は、昔と比べて倫理観が大きく変わりました。
性的な表現や暴力的な内容に対して、より敏感になっているため、テレビ番組でもそういった内容が控えられるようになっています。
この変化により、テレビ局は内容に対する責任感が増し、規制が厳しくなったのだと思います。
昔は、多少過激な内容でも受け入れられることが多かったですが、今の時代ではそれが通用しなくなっています。
このような視聴者の変化が、テレビ番組の規制を強化する原因となっているのではないでしょうか。
放送コードの厳格化が進んだから
放送コードが厳格化されたことも、テレビ番組に対する規制が強化された理由の一つです。
今では、放送禁止用語や過激な表現が細かく規定されており、それを守らなければならない状況になっています。
これにより、昔のような自由な表現が難しくなり、テレビ番組の内容が大きく制限されるようになったのだと思います。
例えば、昔は普通に放送されていた過激なシーンが、今では放送できなくなっていることが多いです。
これも、放送コードが厳格化された結果と言えるのではないでしょうか。
インターネットの普及によるテレビの社会的責任が増したから
インターネットの普及により、テレビ番組の内容が瞬時に拡散される時代になりました。
そのため、テレビ局は番組内容に対する社会的責任を一層感じるようになり、慎重な対応が求められています。
テレビの影響力が以前にも増して大きくなったことが、規制の強化を促しているのです。
昔は、テレビで放送された内容がその場限りで終わることが多かったですが、今ではインターネットでの拡散が容易になり、テレビ局が責任を問われることが多くなっています。
これも、テレビ番組の規制が厳しくなった理由の一つだと思います。
まとめ
本記事をまとめます。
- 昔の深夜テレビ番組は、過激な内容や緩いコンプライアンス、視聴率競争の過剰な演出が理由で「やばい」と言われることが多かった。
- 今では放送禁止レベルの番組が多く、その背景には時代の変化や視聴者の倫理観の変化がある。
- 現在のテレビ番組は、視聴者の変化、放送コードの厳格化、インターネットの普及による社会的責任の増大により、規制が厳しくなっている。
このように、昔の深夜テレビ番組と今のテレビ番組を比較すると、時代の変化がいかに影響を与えているかがよくわかりますね。
昔のテレビ番組を懐かしく思う人も多いかもしれませんが、今の時代に合わせた変化が求められているのだと感じます。