テレビやネットで最近あまり見かけなくなった気がする芸人は、なんとなく気になってしまうものですよね。
そんな中でお笑いコンビ「ライセンス」も消えたとの噂があるようです。
今回はそんな噂を調査しました。
芸人「ライセンス」が消えた?噂される理由とは
検索結果を見る限り「消えた」とのワードがあるので、一定数の人がそう感じているようです。
(出典:google)
ただ、実際には舞台公演やYouTubeなどで活躍の場を拡大しており、解散などで見れなくなったわけではありません。
とはいえ、テレビ露出が減った経緯にはいくつかの理由が挙げられますので、詳しく見ていきましょうね。
消えたと誤解される理由1:若手芸人の台頭と競争の激化のため
(出典:吉本興業)
多くの方が感じるとおり、お笑い業界は常に新しい才能が登場し続けていますよね。
テレビ番組やネット配信など、芸人の活躍の場は増えている反面、競争がさらに厳しくなっているのも事実。
そういった状況下で、キャラクターやインパクトの強い若手芸人が急激に注目を集めることが増えているため、中堅ともいわれるライセンスのテレビ出演機会が相対的に減少しているのです。
例えば最近の吉本興業の若手芸人だと以下のコンビが勢いがありますよね。
(出典:吉本興業)
ライセンスはM-1グランプリ2006で実績(敗者復活戦に勝利し決勝戦では6位※『ドラえもん』のパロディを行った)を残すなど、確かな実力を示してきたコンビとして評価されていますが、その後のメディア展開においては若手に枠を奪われやすい立ち位置になってしまった面もあるのです。
ファンとしては寂しく思われるかもしれませんが、こうした業界全体の流れが「ライセンスが消えた」と言われる大きな要因と考えられます。
今後も若手と競り合う環境は続いていくため、さらなる飛躍を期待したいところですね。
消えたと誤解される理由2:事件?鎖骨の骨折やクレカ不正利用、高速での事故など不穏な出来事があったため
検索すると「事件」と出てくるのですが、そうした噂も消えたと誤解される理由かもしれません。
前提としてライセンスは事件を起こしていません。
ただ、番組収録中の事故や被害報告が目立ってしまった結果、「事件扱い」されている可能性があるのです。
藤原は「あんまりないんですけど、しいて言うなら」とたっぷり前置きした上で「クレジットカードを勝手に使われていたこと」と回想。井本から「大したことある!」と勢いよくツッコまれた。岡村長官は「じつは、クレジットカード被害の相談も(188では)よく受けています」と明かした。
(引用:ORICON NEWS)
実際にはライセンス自身の非行や犯罪とは無関係であり、大きなスキャンダルとは違うのです。
結果として、「不穏な事件が多い」「トラブル続きで活動がしづらい」といった誤解につながった面はあると考えられます。
消えたと誤解される理由3:youtubeチャンネル「LICENSE vol Channel」や公演に専念するため
近年、お笑い芸人がテレビだけでなく、YouTubeや配信イベントなど多様な場で活躍する流れが主流になりましたよね。
ライセンスも例外ではなく、自分たちで発信できるYouTubeチャンネル「LICENSE vol Channel」を立ち上げたり、公演活動に力を入れたりしているのです。
(出典:LICENSE vol Channel)
ただ2024年12月時点で「LICENSE vol Channel」の最新動画が2023年1月19日のもので約2年更新されていません。
公演に専念していることでYouTubeをお休みしている可能性もありますね。
2025年頭には以下のような公演に出演します。
・1月11日 12:00
1月本公演/よしもと祇園花月(京都府・祇園)
・1月11日 15:00
1月本公演/よしもと祇園花月(京都府・祇園)
・1月16日 14:00
ルミネtheよしもと 平日公演1月/ルミネtheよしもと(東京都・新宿)
・1月16日 16:00
ルミネtheよしもと 平日公演1月/ルミネtheよしもと(東京都・新宿)
・1月21日 14:00
ルミネtheよしもと 平日公演1月/ルミネtheよしもと(東京都・新宿)
・1月21日 16:00
ルミネtheよしもと 平日公演1月/ルミネtheよしもと(東京都・新宿)
・2月8日 12:00
2月本公演/よしもと祇園花月(京都府・祇園)
・2月8日 15:00
2月本公演/よしもと祇園花月(京都府・祇園)
テレビ出演がどうしても減ると、「消えた」「見かけなくなった」という印象を与えますが、実態としては別のフィールドへ活動の場を移しているという捉え方ができますよね。
これからも公演やYouTubeでの取り組みを続けると思われますが、その姿勢がライセンスらしさを支えているようです。
消えたと誤解される理由4:嫌われている?他と比べると人気に欠けるため
ライセンスに対して、「他の芸人より目立たない」「面白さが伝わりづらい」といった声もあるようです。
(出典:google)
実際にネットの書き込みなどで「嫌われている」「苦手」という意見を見ることがありますが、その背景にはいくつかの要素が考えられます。
こうした点が重なって、嫌われキャラというイメージができあがってしまったようです。
とはいえ、舞台やライブでは熱心なファンが多く、本人たちの芸自体を好む支持層も確実に存在するため、一方的に嫌われているわけではないでしょうね。
では、実際にライセンスは本当に「消えてしまった」のかを最後に整理します。
ライセンスは消えてない!が解散危機もあった
表舞台のテレビ出演は減ったかもしれませんが、それだけで「消えた」と断定するのは早計ではないでしょうか。
YouTubeで独自のコンテンツを展開したり、ライブツアーを精力的に行ったりと、新たな形でファンを楽しませようと努力しています。
一方で、彼らがコンビを組み続けていく中で、実際に解散危機もありました。
もちろん回避したものの次のような流れがあったのです。
- コンビ8年目の頃、藤原さんが「これ売れへんな」と感じ、26歳前後で解散を切り出そうとした
- 当時は生放送のMCなどある程度の仕事があったものの、「何かが違う」「不満や焦りが募る」などモヤモヤを抱えていた
- 井本さんは「芸人を辞めたい」と思ったことはないが、「明日辞めてもしょうがない」という気持ちはあったと告白
- 吉本興業の存在が大きく、事務所内で「ちょっと待ってくれ」と言ってくれたスタッフのおかげで解散を回避
- 常設の劇場があり、芸人同士が切磋琢磨しやすい環境だったため、M-1をはじめとするチャンスをつかみやすかった
- その結果、若い頃の焦りや不満を乗り越えてコンビを継続し、25周年を迎えるに至った
今なお、ドラえもんのパロディ漫才などをはじめ、完成度の高いコントやトークライブを全国で披露し続けています。
結果的にネット配信や舞台の世界で息の長い活躍を見せているため、一部の人には「テレビに出ていない=消えた」と映るのかもしれませんが、事実としてコンビの絆は健在なのです。
テレビ出演の機会が若手に奪われがちという環境は否めませんが、表現の場を選びながらもライセンスらしい笑いを届けようとしている姿勢は高く評価されるのではないでしょうか。
以下のように実績もあり、力のあるコンビであることには間違いありません。
・1999年に「NHK上方漫才コンテスト」で優秀賞を受賞
・2006年「M-1グランプリ」で敗者復活から決勝進出し、最終結果は6位
・2008年に全国Zeppツアー「LICENSE vol. ZEPP ENJOY!!」を開催し、5都市で公演
・同ツアーの東京公演では1,200人を動員し、合計6,000人を集客
・「MOS-1 CUP2009」(モスバーガー主催)で優勝し、プレゼン力を評価される
・日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」で前説を担当し、ダウンタウンファミリーとして注目を集める
・TBS系「飛び出せ!科学くん」ではメインMC格のポジションを務め、番組を盛り上げる
・読売テレビ系「ワケあり!レッドゾーン」で、2013年10月~2020年12月にわたりMCを担当
・「THE MANZAI 2012」にエントリーし、認定漫才師として選出される
・映画「NMB48 げいにん!THE MOVIE リターンズ 卒業!お笑い青春ガールズ!!」など、映像作品にも出演している
テレビの表舞台で目立つだけが芸人のゴールではありませんし、多様化するエンタメ環境に対応している姿が窺えるのではないでしょうか。
ここまでをまとめると消えたと噂される理由には若手の台頭や事件扱いされた出来事、そして活動のシフトや誤解によるマイナスイメージがあったと考えられます。
公演やYouTube配信に力を注いでいる事実を踏まえれば、「ライセンスはまだまだ健在」ですし、その頑張りが注目されてテレビの出演も増えるといいですね!