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イオンモール宮崎の閉店なぜ?閉店ラッシュの背景3つを紹介

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宮崎県最大の商業施設であるイオンモール宮崎で、2024年に入り大規模な店舗の閉店・移転が相次いでいます。

今回はそんな背景について調査しました。

目次
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イオンモール宮崎が閉店ラッシュ?過去に閉店した閉店一例

(出典:イオンモール宮崎)

2005年5月19日、九州最大級の店舗面積を誇る大型ショッピングセンターとして誕生したイオンモール宮崎。

開業時から約250の専門店が並び、年間約1,000万人が来場する一大商業施設として成長してきました。

れまでの主な閉店事例を時系列で見ていきましょう。

・ニトリ(2012年4月閉店):宮崎市源藤町の新店舗へ移転。郊外型の大型店舗として独立。
・タワーレコード(2014年8月閉店):音楽配信サービスの台頭による実店舗の再編。
・旭屋書店(2017年11月閉店):イオングループの未来屋書店への業態転換を実施。
・朝日スポーツクラブBIG-S(2021年2月閉店):より専門性の高いゴールドジムへの転換を決断。

これらの閉店は、その時々の消費者ニーズの変化や業界構造の変革に対応した動きだったのですね。

特に、書籍や音楽といった商材のデジタルシフト、フィットネス業界における専門化の流れなど、時代の変化を反映したものとなっているのです。

そして2024年に入り、77店舗という過去最大規模の閉店・改装が発表されました。

この規模は開業以来最大のものであり、まさに第二の創業とも呼べる大転換点となっているのですね。

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イオンモール宮崎の閉店ラッシュはなぜ?閉店する理由を調査

今回の大規模な閉店・改装の背景には、消費者ニーズの多様化や地域商業の構造変化など、複数の要因が絡み合っています。

それぞれの要因について、詳しく分析していきましょう。

理由1:大規模リニューアル計画の一環として店舗の入れ替えのため

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(出典:イオンモール宮崎)

2024年春のリニューアルの特徴は「共感が見つかる場所」をコンセプトに掲げ、来館者が推したくなるような空間作りを目指していました。

1月から段階的に77店舗を刷新していきました。

また1階には、アメリカンライフスタイルを提案するセレクトショップ「FREAK’S STORE」や、生活雑貨からアパレルまで幅広い商品を展開するライフスタイルブランド「LAKOLE」が宮崎県初出店。

2階には、高機能製品を低価格で提供する「ワークマン女子」が県内初の店舗をオープン。

(出典:イオンモール宮崎)

さらに、カルチャーとファッションを楽しむブランド「JEANASIS」、人気スニーカーブランドを展開する「ABC-MART SPORTS」など、新たな価値提案を行う店舗が続々とオープンするのです。

他にも次のような変化があり、2005年の開業以降一番大きなリニューアルだったと思います。

・中庭「ヒナタテラス」の大規模改修と個人レーンの新設
・2階フードコートの照度アップによる快適性の向上
・宮崎県産杉材を活用した子どもの遊び場の増設
・グリーンの植栽と木質ベンチの設置による寛ぎ空間の創出

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理由2:コロナ禍や物価高などによる買え控えのため

消費者の購買行動は、2020年以降、大きな変化を見せています。

この変化は、商業施設の在り方そのものを見直すきっかけとなったのですね。

主要な変化のポイントを見ていきましょう。

・リモートワークの定着によるビジネスファッション需要の変化
・エンターテインメント志向の高まりと滞在時間の変容
・食品売り場における即食・簡便商品需要の急増
・キャッシュレス決済の普及による購買行動の変化

これらの変化に対応し、イオンスタイル宮崎では様々な革新的な取り組みを実施しています。

オーガニックやナチュラル商品を取り扱う「ビオララ」の導入や、幅広い世代から支持を集める大型のニンテンドーコーナーの新設は、その代表的な例と言えるでしょう。

また、フードコートには、人気のクレープ専門店「ディッパーダン」、京都背脂醤油ラーメン「魁力屋」、讃岐うどん専門店「丸亀製麺」が新たに加わり、多様な食のニーズに応える体制が整えられているのですね。

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理由3:アミュプラザみやざきやカリーノ宮崎など周辺施設の影響のため

(出典:イオンモール宮崎)

宮崎市の商業環境は、ここ数年で大きな転換期を迎えています。

2020年11月のアミュプラザみやざきのオープン、カリーノ宮崎の2020年秋のリニューアルにより、競争環境が一変したのですね。

市内の商業エリアは以下の3極化構造が鮮明になっています。

・中心市街地エリア:伝統的な商店街と百貨店を中心とした区域
・市街地郊外エリア:イオンモール宮崎を中心とした大型商業施設群
・南宮崎駅周辺エリア:アミュプラザみやざきを核とした新興商業地区

この3極化に伴い、各エリアでの差別化戦略が重要性を増しているのです。

イオンモール宮崎では、差別化のためにもライフスタイル提案型の店舗構成に力を入れているように感じます。

北欧発の人気ファンライフスタイル雑貨ストア「flying tiger copenhagen」は、その象徴的な存在です。

また、9月には、100円ショップ「ダイソー」がベーシックで洗練されたアイテムを展開する「Standard Products」との複合店となり、より幅広い層への訴求を図っているのです。

このように、イオンモール宮崎の一連の変革は、地域最大の商業施設としての存在感を高めながら、より地域に密着した魅力的な空間を作り出そうとする戦略的な取り組みなのです。

ショッピングセンターの枠を超えた、新たな地域のランドマークとしての発展が期待されています。

最後にイオンモール宮崎の概要をまとめます。

項目内容
所在地宮崎県宮崎市新別府町江口862番地1
開業日2005年5月19日
施設規模敷地面積:190,669㎡
延床面積:97,074㎡
商業施設面積:77,355㎡
店舗構成イオンスタイル宮崎と約250の専門店
営業時間イオンスタイル:9:00-22:00(食品売場は8:00開店)
専門店街:10:00-21:00
レストラン街:10:00-22:00
駐車場4,300台(無料)
主要施設・イオンスタイル宮崎
・スポーツオーソリティ
・楽市楽座
・セントラルシネマ宮崎
・ゴールドジム
アクセス・最寄駅:JR宮崎神宮駅・JR宮崎駅
・最寄IC:東九州自動車道宮崎西IC・宮崎自動車道宮崎IC
公式サイトhttps://miyazaki-aeonmall.com/
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