今回は「ムシキング」が終了した背景や今後について紹介します。
ムシキングのサービス終了はなぜ?

ムシキングとは「甲虫王者ムシキング」のことで、セガから発売されているトレーディングカードアーケードゲームのことです。
一時はブームを引き起こし、ゲームセンターでムシキングを見ない場所はないほどの大人気となりましたが、2018年に稼働を終了しています。
なぜムシキングが終了してしまったのか、理由としては以下の通りです。
- 時代にそぐわなくなった
- 虫嫌いの子供が多くなった
- ネタ切れ
時代にそぐわなくなった
ひとえにムシキングの終了の背景には、時代にそぐわなくなっていったことが理由としてあげられます。
そもそもムシキングというタイトルからもわかる通り、ムシキングは虫を題材としています。
実在している虫を題材とすることで、より身近に感じることができるうえに、男の子たちが大好きな「カブトムシ」や「クワガタ」が登場することで、あっという間に子供たちの心をつかみました。
しかし今の子供たちは昔と違い、外で遊ぶことが少なくなっています。

さらに当時は目新しくうつったトレーディングカードアーケードゲームも、今では多種多様な展開をみせています。
それだけでなく、テレビゲーム自体も進化を遂げ、子供にとってはテレビゲームにあっという間に夢中になりました。
大流行した当時は時代にマッチしたムシキングですが、今の時代にはあわなくなってしまったと言わざるを得ません。
虫嫌いの子供が多くなった
時代にそぐわなくなったと似通っていますが、最近の子供は虫にあまり魅力を感じません。
それどころか虫嫌いの子が増えています。
実際、動物園などに行くと「虫を見ても親御さんは嫌悪感を表にだすようなことはしなでください」のような紙が貼られているのを見たことがあるという人も多いことでしょう。
良い意味でも悪い意味でも子は親の影響を受け、親が虫嫌いだと子も虫嫌いになる傾向があるからです。
はじめから子に先入観を持たせないでほしいという思いゆえの貼り紙でしょうが、裏を返せば虫嫌いの子が増えているともいえます。
そのためムシキングを見ても喜ぶどころか、カード自体に触れないという子もいるほどです。
当然、売り上げにも影響がでていたことでしょう。
ネタ切れ
ムシキングの終了の背景には、ネタ切れが理由としてあげられます。
ムシキングは2003年にアミューズメント施設で稼働が始まって以来、ゲームだけでなくアニメに映画にと長きにわたって人気を博しました。
当然、多くの虫たちが登場しています。
世界には無数の昆虫が存在しているので、ネタ切れにはならないだろうと思うかもしれませんが、日本でよく知られているかつ、子供たちの心に刺さるような昆虫となると数は多くありません。

そのため長い期間稼働していたこともあり、ネタ切れ感は否めなかったという声があります。
以上、ムシキングが終了してしまった理由の考察です。
1番の理由はやはり時代にそぐわなくなったことによる売り上げの減少が考えられます。
人気の衰えともに、採算をとれなくなってしまったのでしょう。
ムシキングは復活する?しない?
往年のファンからムシキングの復活の望む声があとを絶ちません。
実際、ムシキングの復活はあり得るのかどうか気になるところでしょう。
結論から述べると、「新甲虫王者ムシキング」のように完全復活は現状では難しいといえます。
しかし2023年はムシキングが稼働して20年の節目の年でした。
そのため、2024年1月に新宿マルイアネックスにてポップアップショップが開催されています。
懐かしのカードやグッズの販売はもちろんのこと、以下の6種類が新商品として発売されました。
- アクリルジオラマ
- ランダムクリアカード
- ロゴアクリルオブジェ
- 20周年ロゴ入りカードスタンド
- アイコンキーホルダー
- ランダムアクリルキーホルダー
20周年を記念して、これだけの種類の商品が新しく発売されたことからみても、未だに根強いファンがいることが伺えます。
「新甲虫王者ムシキング」のように完全復活は難しいかもしれませんが、25周年、30周年という節目の年に、今回のようなポップアップショップが開催される可能性は十分にあると考えられます。
ムシキングが過去に炎上も?理由は?
「甲虫王者ムシキング」は、その熱狂的な人気とは裏腹に、複数の炎上事例もありました。
主にプレイヤーコミュニティ内の深刻な対人トラブルと、続編『新甲虫王者ムシキング』におけるゲームデザインの大幅な変更という、大きく分けて2つの要因から発生しています。
年齢詐称疑惑と運営への批判
最も深刻な炎上の一つが、2015年から稼働した続編『新甲虫王者ムシキング』の公式大会で発生したとされる年齢詐称疑惑です。
小学生以下を対象とした大会に、中学生以上のプレイヤーが出場しているのではないかという告発がSNS上で行われました。
これが事実であれば、子供たちの楽しむべき場所を大人が奪うという、公序良俗に反する行為です。
この疑惑は瞬く間に拡散し、「もはや鎮火不可能なレベルの大炎上」となり、批判の矛先は不正を行ったとされる個人だけでなく、年齢確認を怠るなど、ずさんな大会運営を行ったセガにも向けられました。
ゲームシステムの変容
もう一つの大きな炎上は、ゲーム内容そのものに向けられたものでした。
『新甲虫王者ムシキング』では、昆虫が超サイヤ人のように変身する「ゴッドフォーム」という新要素が導入。
強さのインフレを加速させるものであり、初代の「リアルな昆虫バトル」というコンセプトを愛していた古参ファンから猛烈な反発を受けました。
SNS上では「ゴッドフォームってなんやねん…」「踏み込んじゃいけないとこに行ってる」といった困惑や批判の声が相次ぎ、キャラクターデザインについても、新主人公が初代の人気キャラクター「ポポ」のデザインを流用しているように見える点や、敵組織を彷彿とさせる「赤い目」のキャラクターが登場したことなどが、ファンの神経を逆なでしました。
ムシキングが人気だった理由
ムシキングがなぜこれほどまでに人気を博したのか、その理由としては以下のことが考えられます。
- 実在している虫を題材にした
- 家族で共通話題にしやすい
それぞれについて詳しく考察します。
実在している虫を題材にした
ムシキングが人気を博した理由に、虫という実在しているものに焦点をあてたことがあげられます。
架空の生き物を題材にしたわけではなく、男の子たちが一度は嵌まるクワガタやカブトムシなどの身近な虫を題材にしたことが、ムシキングのヒットにつながっています。
だれもがとっつきやすい題材だからこそ、小さな子供から大人まで楽しむことができるのでしょう。
家族で共通話題にしやすい
身近な虫を題材にしたことで、子供たちからとっつきやすくなるだけでなく、家族で共通話題にしやすいというメリットがあります。
たとえばおじいちゃん・おばあちゃんだと、ゲームのことはよくわからないという人も多いことでしょう。
しかしクワガタやカブトムシは知っています。
同じようにゲームのことを詳しくわからない親でも虫については話題にしやすいのです。
家族で話やすいということもあり、親からしても安心して子供にやらせることができるゲームという認識もあります。
買い物しているときにちょっとおこずかいをあげて、子供はムシキングをやっている光景は当時はよく見られ、実はそのちょっとしたおこずかいがムシキングの大きな収益となっていました。
以上、2点がムシキングは一躍人気を博した理由として考えられます。
ムシキングについておさらい
そもそもムシキングとは、「甲虫王者ムシキング」のことで、セガによるトレーディングカードアーケードゲームのことです。
トレーディングカードアーケードゲームとは、ゲームセンターなどに設置されているアーケードゲーム機にコインを投入することで、カードを購入し、そのカードを使って対戦することができるというゲームです。
普通のカードゲームと大きく違うのは、ゲーム機を使ってカード対戦ができるので、音や映像が加わり、一般的なカードゲームにはない臨場感を味わうことができる点にあります。
ムシキングの場合は2003年に稼働をはじめ、幼稚園児や小学生低学年を中心に人気に火がつき、稼働が終了するまでに4億9000万枚ものカードが世に出荷されました。
