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    なんつッ亭の閉店なぜ?共謀罪やまずいとの検索も?実際に食べてみた

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    「うまいぜベイビー」のキャッチフレーズとともに、1994年の創業以来、神奈川・秦野から全国区の知名度を誇ったラーメン店「なんつッ亭」。その秦野店(本店)が2026年6月をもって閉店したとのニュースが、SNSを中心に大きな話題を呼んでいます。

    長年のファンにとっては「突然すぎる」とも受け取られたこの閉店ですが、その背景にはいくつかの複合的な要因があります。

    また、なぜ「共謀罪」や「まずい」という一見ラーメンとは無関係なワードが検索されるのかも、調べると意外な歴史的事実が浮かび上がってきます。

    この記事では、なんつッ亭の閉店理由から検索ワードの真相まで、できる限り丁寧に掘り下げてご紹介します。

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    なんつッ亭の閉店なぜ?共謀罪やまずいとの検索ワードも?

    2026年6月18日、株式会社せい家の公式サイト上に「秦野店についてご報告」というお知らせが掲載されました。

    そこには「社内において慎重に協議を重ねた結果、誠に残念ではございますが閉店させていただくこととなりました」という文面が記されており、25年以上の歴史に幕を閉じることが正式に発表されたのです。

    地元メディア「号外NET秦野伊勢原版」でも「25年の歴史に幕」として報じられ、SNS上でも大きな反響を呼びました。

    なぜこれほど人気の高い店が閉店に至ったのか、また「共謀罪」「まずい」という検索ワードまで浮上するのか——次のようなものが理由として考えられます。

    閉店理由1:創業者・古谷一郎氏の経営離脱と、株式会社せい家への事業譲渡後に起きた「ブランドの求心力喪失」のため

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    なんつッ亭を語るうえで欠かせないのが、創業者・古谷一郎氏(1968年生まれ)の存在です。

    もともと暴走族を経験し、高校を中退、ヒモ生活など波乱万丈の半生を経て、27歳のときにテレビで「行列のできるラーメン店」を見て一念発起。

    熊本県人吉市の「好来ラーメン」でほぼ無給で修行し、1994年9月に神奈川県秦野市に「なんつッ亭」1号店をオープンした人物です。

    「黒マー油豚骨ラーメン」という独自のビジュアルインパクトと、クリーミーでクセになるスープは、2000年代のラーメンブームを牽引。講談社の情報誌『TOKYO★1週間』「ラーメン・オブ・ザ・イヤー」を三連覇し、テレビ番組「情熱大陸」(2010年5月2日放映)でも特集されるなど、まさに”ラーメン界のカリスマ”として君臨しました。

    しかし2010年代に入ると、古谷氏は徐々にラーメン事業よりも市民活動・政治活動にシフトしていきます。

    2018年には政治団体「秦野から未来を創る会」を発足させ、翌2019年の神奈川県議会議員選挙では立憲民主党公認候補として秦野市選挙区から立候補。

    惜しくも次点で落選しましたが、この時期から店舗数は最盛期の10店舗近くから4店舗まで減少していました。

    そして2022年12月、古谷氏はなんつッ亭の経営権を「株式会社せい家」(代表・山内勝彦氏)に譲渡。

    自身は顧問相談役に退き、事実上の経営離脱となります。

    「せい家」は家系ラーメン「らーめん せい家」を創業した山内氏が設立した会社で、「5年で20店舗」を見据えた積極的な出店戦略を掲げていました。

    2023年には町田店をオープンし、2024年には戸越銀座店もオープンしましたが、両店とも既に閉店しています。

    こうして振り返ると、なんつッ亭の閉店は「ひとりの個性的な創業者が体現していたブランドが、事業譲渡後に求心力を失っていった構造的な問題」と見ることができます。

    工場炊きのセントラルキッチン方式への移行も、「昔の味と違う」という声につながり、ファン離れを招いた一因となった可能性があります。

    ブランドと人間が不可分に結びついたとき、その人間が去ったあとにブランドだけを残すことの難しさを、この一件は改めて教えてくれます。

    ▼ なんつッ亭の歴史と閉店に関する主要年表

    年月出来事
    1994年9月古谷一郎氏が神奈川県秦野市に「なんつッ亭」1号店を創業
    2000年代後半『TOKYO★1週間』「ラーメン・オブ・ザ・イヤー」三連覇。最盛期に約10店舗展開
    2007年11月池袋店(都内初直営)オープン
    2010年4月シンガポール店オープン(海外初進出)
    2010年5月テレビ「情熱大陸」で古谷一郎氏が特集される
    2012年1月池袋店閉店
    2017年6月古谷氏、「共謀罪反対」ゼッケンを背負って調理する動画がSNSで拡散
    2018年4月政治団体「秦野から未来を創る会」発足
    2019年4月神奈川県議選に立憲民主党公認で立候補、次点落選
    2020年3月品川「品達」内の「なんつッ亭弐」閉館に伴い閉店
    2022年12月株式会社せい家(山内勝彦氏)がなんつッ亭を買収。古谷氏は顧問相談役へ
    2023年10月町田店オープン(新体制初の支店)
    2024年5月戸越銀座店オープン
    2025年8月町田店閉店
    2026年6月秦野店(本店)閉店が公式発表
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    閉店理由2:経営移管後のセントラルキッチン方式への転換が「味の均質化・劣化」として受け取られたため

    食べログやRettyなどのクチコミサイト、またSNS上では「スープが工場製になったのでは」という指摘が複数あり、複数のラーメンブロガーも「工場炊きのスープが使われている」と言及しています。

    セントラルキッチン方式はチェーン店が拡大を図るうえで合理的な経営判断です。

    品質の安定化、コスト削減、人材不足への対応といったメリットがある一方で、「その店でその日に炊いたスープ」ならではの個性や熱量は失われやすくなります。

    なんつッ亭の場合、古谷一郎氏のカリスマ性と一体化した「手作り感」「情熱」こそがブランドの核であったため、セントラルキッチン化は特にコアなファン層に大きなギャップとして映ったのではないでしょうか。

    実際、秦野本店のすぐ近くには古谷氏の2番弟子が2024年9月に独立したラーメン店「ぶたまるき」(古谷氏公認)が存在しており、食べ比べをしたレポートでは「ぶたまるきの方が店炊きスープで圧勝」との評価もあります。

    2人の店が目と鼻の先で競合するというこの構図自体が、「なんつッ亭の現在地」を象徴的に示しているようにも見えます。

    なお、閉店した主な店舗をまとめると以下の通りです。

    ▼ なんつッ亭 各閉店店舗まとめ

    店舗名閉店時期備考
    池袋店2012年1月31日都内初直営店(2007年〜)
    札幌ら~めん共和国店2010年代地方初出店
    御徒町店2010年代後半御徒町らーめん横丁内
    品川店(なんつッ亭弐)2020年3月「品達」閉館に伴い閉店
    戸越銀座店2024年〜2025年新体制2号店として2024年5月オープン
    町田店2025年8月31日新体制1号店として2023年10月オープン
    秦野店(本店)2026年6月公式発表2026年6月18日
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    共謀罪の検索ワードはなぜ?

    「なんつッ亭」と「共謀罪」という一見無関係に見えるこのワードの組み合わせは、創業者・古谷一郎氏の”ある行動”に由来しています。

    2017年6月、当時の安倍政権が推進していた「組織犯罪処罰法改正案(通称・共謀罪)」の国会審議が大詰めを迎えていた時期、古谷氏はFacebookに衝撃的な動画を投稿しました。

    黙々と調理する背中に、「共謀罪反対!」の手書き文字。

    古谷氏は「言いたいことが言えなくなる世の中にしてはいけない」と、組織犯罪処罰法改正案に対する静かな抗議を続けたのです。

    この動画はSNS上で大拡散し、東京新聞でも「背中いっぱい『共謀罪反対』ラーメン『なんつッ亭』経営者」と題した記事として2017年6月14日付で報道されました。

    「商売人が政治的な主張を前面に出す」という当時としては珍しいスタンスが、賛否両論を呼びました。

    さらに古谷氏は2018年4月に立憲民主党に入党し、翌2019年の神奈川県議選に立候補。

    森友・加計学園問題なども含め、SNSや街頭演説で積極的に政治的見解を発信しました。

    これらの一連の行動が「なんつッ亭=共謀罪反対の店主」というイメージをネット上に定着させており、「なんつッ亭」と検索すると関連ワードとして「共謀罪」が浮かび上がる状態が続いているのです。

    お店の味とは全く関係のない話ではありますが、創業者の個性と信念がそのままブランドイメージになっていたなんつッ亭らしい逸話とも言えます。

    賛否はあれど、一ラーメン店主が信念を持って発信し続けた姿は、多くの人の記憶に刻まれているのでしょう。

    ▼ 古谷一郎氏の政治活動と「共謀罪」関連年表

    時期出来事
    2011年東日本大震災をきっかけに政治への関心が高まる
    2017年5月頃Facebookに「共謀罪反対」ゼッケンで調理する動画を投稿
    2017年6月14日東京新聞が「背中いっぱい『共謀罪反対』ラーメン『なんつッ亭』経営者」として報道
    2017年6月しんぶん赤旗でも同様の記事が掲載。SNSで拡散
    2018年4月政治団体「秦野から未来を創る会」発足
    2018年7月立憲民主党入党を公表
    2019年4月7日神奈川県議会議員選挙に立憲民主党公認で立候補。次点で落選
    2022年12月なんつッ亭経営から離脱(顧問相談役へ)
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    まずいとの検索ワードも?誤解されるのは店舗による違い?

    「なんつッ亭 まずい」という検索ワードが生まれる背景には、大きく分けて二つの要因があります。

    一つは前述したスープの工場製化に対する既存ファンの失望感、もう一つは「店舗によって味のクオリティに差がある」という口コミの拡散です。

    食べログの口コミを見ると、「スープのパンチが弱くなった」「昔より万人向けになった気がする」といった声が散見されます。

    一方で、「黒マー油とスープの絡みが絶品」「今食べても色あせない美味しさ」と高く評価するレビューも多数存在します。

    この”真っ二つな評価”が生まれる理由は、訪問した店舗・時期・担当スタッフによってクオリティに差があるためと考えられます。

    特に秦野本店と、町田店や戸越銀座店のような新規出店店舗では、スープの調理方法(店内調理 vs セントラルキッチン)が異なる可能性があり、それが味の印象を変えていたと推測されます。

    また、ラーメン評論家的な目線を持つ常連ファンほど「古谷さん時代」と「せい家時代」を明確に区別して評価しており、「経営が変わってからまずくなった」という文脈で語られることも少なくありません。

    さらに、かっぱ寿司とコラボした「なんつッ亭ラーメン」がネット上で「回転寿司のラーメンと本店は別物」という形で話題になったこともあり、「なんつッ亭=まずい」というイメージが一部で定着してしまった側面もあります。

    実際にはチルド・インスタント系商品と実店舗の味は全くの別物であり、混同されていることもあるのです。

    ▼ 「まずい」評価と「うまい」評価のSNS・口コミ傾向まとめ

    声の種類主な内容背景
    「まずくなった」スープのパンチが弱い、以前と味が違う古谷氏時代と経営移管後の比較
    「麺がまずい」麺が太すぎる・食感が悪い店舗・時期による品質差
    「うまい」黒マー油の香ばしさ、クリーミーなスープ初訪問・本店体験者に多い
    「かっぱ寿司のやつはまずい」コラボ商品への否定的評価実店舗との混同
    「ぶたまるきの方がうまい」秦野本店より近隣の独立店を評価「店炊きスープ」を重視するファン

    なんつッ亭が向いている人・おすすめな人は?

    ここまで閉店理由や否定的な評価も含めて丁寧に見てきましたが、「なんつッ亭はどんな人に向いているのか」も整理しておきたいと思います。

    現在残っている店舗(川崎店、海老名SA下り店、厚木PA店、タイ・シンガポール店など)に足を運ぶ際の参考にしてください。

    まず、なんつッ亭の黒マー油豚骨ラーメンは「見た目は真っ黒でパンチが強そうだが、実際はクリーミーでクセが少ない」という点が大きな特徴です。

    豚骨臭が苦手な方でも食べやすく、ラーメン初心者から上級者まで楽しめる懐の広い一杯と言えます。

    また、秦野という少々アクセスの難しい場所(最寄り・渋沢駅)にわざわざ通い続けていた熱狂的なファン層が長年支えてきた事実が、そのポテンシャルの高さを物語っています。

    以下のような方には特におすすめです。

    ▼ なんつッ亭に向いている人・おすすめな人

    タイプ理由
    黒マー油ラーメンを初めて食べる人「黒=辛い・くさい」という先入観を覆す体験ができる
    豚骨ラーメンが好きだが臭みが苦手な人マー油がスープの臭みを中和しクリーミーに仕上がる
    高速道路SA・PAで本格ラーメンを食べたい人海老名SA・厚木PAでアクセスしやすい
    「うまいぜベイビー伝説」的な飲食店エピソードが好きな人創業者の人生ドラマそのものがコンテンツ
    タイ・シンガポール旅行中の人海外店舗でも本場の黒マー油ラーメンが楽しめる
    ラーメン業界・M&Aに興味がある人せい家による買収・再生というビジネスモデルの実例として注目

    閉店前の秦野本店に滑り込めた方はラッキーでしたが、川崎店や海老名SA・厚木PAではまだ「なんつッ亭の黒マー油」を体験できます。

    実際に食べたが美味しかった

    「まずくなった」という声がある一方で、実際にお店を訪れてみると「やっぱりうまいぜベイビー」と唸らされたという声も、SNSやクチコミサイトには多く残されています。

    食べログのなんつッ亭秦野本店のレビューを見ると、3点台後半から4点台の高評価が並んでおり、「5年ぶりに食べたけどクリーミーなスープに黒マー油が浮かぶ一杯は健在だった」「パンチの効いたスープが美味しいままだった」という声が多数見受けられます。

    特になんつッ亭の看板メニューである「黒マー油豚骨醤油らーめん」は、見た目の黒さとは裏腹にスープ自体はクリーミーで飲みやすく、焦がしニンニクの香ばしい風味がクセになるという点で、初めて食べた人ほど「想像と全然違う、これはうまい」という反応になりやすいのが特徴です。

    個人的にもそう思いました。

    また、AKB48の大島優子さん・河西智美さんら4名が秦野店で1日修行する企画がCSファミリー劇場「AKB48 ネ申テレビ」(2008年10月放送)で放映されるなど、芸能界からも注目を集めた一杯でもありました。

    チャーシュー・麺・スープ・秘伝黒マー油という4つの要素が調和する「なんつッ亭スタイル」は、創業以来ほぼ変わることなく受け継がれてきたものです。

    「まずい」との検索ワードに惑わされず、未訪問の方はぜひ現存する店舗で一度体験してみることをおすすめします。

    川崎店や海老名SA・厚木PAでは現在もなんつッ亭の味を楽しむことができます。

    ▼ 実際の来店者の声(SNS・クチコミサイトより傾向まとめ)

    媒体主な肯定的コメントの傾向
    食べログ(秦野本店)「パンチの効いたスープが健在」「クリーミーで飲みやすい」
    食べログ(川崎店)「最初の半分はすごく美味しい」「マー油の香ばしさが好き」
    Retty(川崎店)「黒マー油とスープの絡みが絶品」
    X(旧Twitter)「秦野本店閉店に衝撃。あの味が忘れられない」
    note・ブログ「20年通い続けた味。閉店は人生に刻まれた出来事」
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