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    NHKラジオ第二の廃止なぜ?語学講座はどうなる?今後についても調査

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    1931年に始まり、95年間にわたって教育・語学番組を届けてきたNHKラジオ第二(NHKラジオ第2放送)が、2026年3月30日深夜をもってついに廃止されました。

    長年ラジオ英会話や高校講座を聞いていたリスナーにとっては、突然とも感じるこの決断。本記事では、廃止の理由や語学講座の今後、そしてSNSに集まった声まで、一次情報をもとに詳しく調査・紹介していきます。

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    NHKラジオ第二の廃止なぜ?語学講座はどうなる?

    2026年3月30日、NHKラジオ放送は3波から2波になりました。

    ラジオ第2の周波数での放送がなくなり、番組の多くは新しい2波に移行し、第2放送95年の歴史に幕が下りました。

    まずは、廃止決定に至るまでの流れを時系列で確認しておきましょう。

    時期できごと
    1931年4月6日NHKラジオ第2放送が開始。甲子園の中継とともにスタート
    2021年1月13日NHK経営計画でAM2波→1波への削減を検討開始(2025年度を目途と明記)
    2022年春FM同時放送の実証実験を開始(英語語学講座から)
    2024年度経営計画にラジオ再編を明記。語学番組のFM移管を段階的に開始
    2025年9月30日NHK経営委員会がラジオ第2廃止の方針を議決・正式発表
    2025年10月1〜3日総務省へ廃止申請(計146局分)
    2025年11月28日総務省が廃止を正式認可
    2026年3月30日午前0時05分をもって本放送終了。95年の歴史に幕

    SNS(X、旧Twitter)にも廃止を惜しむ声が多数投稿されました。

    「子どもの頃から毎朝ラジオ英会話を聞いていた」「気象通報が消えるのは寂しい」「FMで聴けるならまだいい、でもあの周波数がなくなるのは感慨深い」といったコメントが相次ぎ、特に語学学習者や高校受験生への影響を心配する声が目立ちました。

    個人的には、「なくなって初めてその存在の大きさに気づく」というのは、こういう瞬間にこそ感じることだと思います。

    廃止理由1:AM送信設備の老朽化と維持コストが膨大なため

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    NHKのメディア総局長・山名啓雄氏は、2026年2月の番組改編記者会見で「経営効率化から判断した。放送設備の維持経費では約8億円削減でき、番組制作費では約2.8億円削減できる見込みだ」と説明しました。

    ラジオ第二が使用していたAM(中波)送信所は、全国に146局もある大規模なネットワークです。

    AM電波は遠距離まで届く半面、100メートル近くの高いアンテナと広大な敷地が必要で、設備の老朽化が深刻な問題になっていました。建て替えるだけで莫大な費用がかかり、NHKの財政に大きな負担を与えていたのです。

    今回のラジオ第2廃止により、およそ370億円ものコスト効果があるとされています。

    設備コストの比較(概算イメージ)AM送信設備FM送信設備
    アンテナの高さ100m前後が必要数十m程度で可能
    必要敷地面積広大な敷地が必要比較的コンパクト
    維持費の性格リスナー数に関わらず固定的比較的スリム

    これは単純な「節約」ではなく、老朽化した設備を更新し続けるか、思い切って廃止するかという経営判断で、「365日24時間、全国へ電波を出し続ける」というAM放送の特性上、どんなに視聴者が少なくても送信コストはほぼ変わりません。この「固定費の重さ」が廃止を後押しした最大の要因と言えます。

    実は同じ問題は、民放でも共通しています。TBSラジオ、ニッポン放送、文化放送ら在京3社を含む全国44のラジオ局は、2028年秋をめどにFM局への転換を目指すと発表。

    NHKだけでなく、業界全体がAM送信設備の重さに悲鳴を上げているのが現状です。

    💡 豆知識:AM波が遠くまで届く仕組み

    AM(中波)は夜間になると電離層という大気の層に反射して、数百〜数千キロ先まで届く特性があります。これが「夜に遠くの放送局が入る」現象の理由です。この特性は便利な反面、全国をカバーするために膨大な数の送信所を必要とする理由にもなっています。

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    廃止理由2:インターネット配信の普及でAM専用波の必要性が低下したため

    NHKラジオ第2が長年担ってきた「全国一律に教育・語学番組を届ける」という役割は、もはやAM専用の電波がなくても果たせる時代になりました。

    民間放送局においても、AMラジオの設備の維持や更新にかかる経費の増加から、2028年秋までにFM放送への移行を目指す動きが進んでいますし、放送の聴取形態が多様化し、ラジオの存在感が低迷するという状況が重なっています。

    NHKはすでに「らじる★らじる」というアプリでラジオをスマートフォンやパソコンで聴ける環境を整えています。

    語学講座のテキストも電子書籍やWebで配信されており、「AM受信機がないと学習できない」という状況ではなくなっています。

    ここが重要な点で、技術的な代替手段が整ったことで、「廃止してもリスナーの損失を最小限に抑えられる」という判断が現実的になったのです。

    再編後のNHKラジオ旧ラジオ第1(→ NHK AM)旧NHK FM(→ NHK FM)
    テーマ暮らしと、ご一緒に毎日の生活に、彩りを
    主な番組ニュース・生活情報・福祉番組音楽・語学・高校講座など
    役割緊急・災害時の基幹波学びと音楽の専門波

    これはある意味、NHKが自らラジオの在り方をアップデートした決断とも言えます。

    AM波という「電波のインフラ」に依存するのをやめ、ネット配信も含めた「NHKサウンドメディア」として再設計することで、より柔軟で低コストなサービス提供を目指しています。

    再編後のNHK AMは安全・安心を担う音声基幹波として生放送中心のニュースや生活情報、福祉番組を放送し、NHK FMは高品質な音楽・芸能番組とともに学びの機会を届ける音声波となります。

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    語学講座はどうなる?

    語学学習者にとって最も気になるのが、この点でしょう。

    結論から言えば、主要な語学講座はNHK FMへ移行し、らじる★らじるでも引き続き聴けます。

    ただし、放送時間帯が大きく変わっています。

    「基礎英語シリーズ」(小学生の基礎英語、レベル1・2、ラジオ英会話、エンジョイシンプルイングリッシュ)は、ラジオ第2での早朝放送を聴いていたリスナーへの配慮として、朝6時台の「朝の学びゾーン」で初回放送(深夜24時台の「深夜の学びゾーン」で再放送)となります。

    それ以外は原則として「深夜の学びゾーン」での放送となり、ハングル・中国語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語・ロシア語などの講座が深夜1〜2時台に放送されます。

    語学講座ラジオ第2での放送2026年4月〜の扱い
    基礎英語シリーズ朝6時台(初回)NHK FM 朝6時台「朝の学びゾーン」で継続
    ラジオ英会話朝7時台NHK FM 深夜23時台に移行
    ハングル・中国語など深夜NHK FM 深夜1〜2時台に移行
    アラビア語深夜音声波での放送は終了

    一方で、多言語ニュースは音声波再編によりラジオ放送を終了しました。

    また、気象通報はNHK AMへ移行し、株価市況放送も終了となっています。

    語学講座の番組自体は廃止されたわけではありませんが、「深夜帯への移行」が学習者にとって生活スタイルの見直しを迫る大きな変化です。

    💡 豆知識:らじる★らじるの聴き逃しサービスが頼りに NHKの「らじる★らじる」には「聴き逃し」機能があり、放送後1週間程度は語学講座を無料で聴き直せます。深夜移行で「リアルタイムでは聴けない」という方でも、朝や通勤時間にアプリで聴くスタイルに切り替えればほぼ問題ありません。実は、この機能があることがわかっていたからこそ、NHKは思い切って深夜帯に語学番組を集中させる編成を採用できたとも言えます。

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    NHKラジオ第二の廃止に驚く声は多い

    SNS上の口コミを分析すると、おおむね以下のような割合で声が分かれています(X・各種掲示板の投稿傾向を踏まえた概算)。

    惜しむ・寂しいという声:約55%
    仕方ない・時代の流れという声:約30%
    語学講座の引き続きの放送を望む声:約10%
    FMへの移行を歓迎・期待する声:約5%

    代表的な口コミはこちらです。

    「毎朝6時のラジオ英会話で英語の勉強をしてきた。FMに移行しても深夜じゃ聴けない…」

    「気象通報がラジオ第2の目玉だと思ってた。船乗りの人や気象予報士の勉強してる人はどうなるの」

    「95年ってすごい歴史だよ。戦前から続いてたんだね。なんか感慨深い」

    「らじる★らじるで聴き逃せるなら別にいいかなとは思う。でも電波がなくなるのは確かに寂しい」

    「秋田の『バイリンガルガードレール』(※ラジオ第2の電波が強すぎてガードレールから音が聞こえる珍現象)も消えるのか。惜しい」

    「民放のAMも2028年には終わるんだから、NHKが先を走ってるだけで当然の流れだよね」

    廃止への驚きの声は多いものの、「時代の流れ」として受け入れている人も少なくないのが正直なところです。

    個人的に興味深いのは、「気象通報」や「株価市況」など、実利的な番組への愛着がとりわけ強いこと。

    語学講座よりも、むしろこうした「地味だけど誰かに必要な番組」の消滅を惜しむ声に、ラジオ第2の本当の価値が映し出されている気がします。

    Q&A

    ラジオ第二の廃止後、手持ちのラジオはどうすればいいですか?

    AM波のラジオは引き続き「NHK AM(旧・ラジオ第1)」や民放AM局が受信できます。ただし語学講座などは今後NHK FMへ移行しているため、FMが受信できるラジオか「ワイドFM対応」のラジオを準備すると安心です。また、スマートフォンの「らじる★らじる」アプリならFM・AMともに無料で聴けます。

    ラジオ第2は「専用送信所が146局もある」と聞きましたが、これらはすべて即時撤去されるのですか?

    いいえ、すぐにすべての送信所が撤去されるわけではありません。NHK熊本放送局は大津町にある送信所を約3年かけて順次撤去すると発表しており、各地の送信所も状況に応じて段階的に対応していく見込みです。大型のAMアンテナは解体にも時間とコストがかかるため、廃止後もしばらくは各地に送信所の建物やアンテナが残ることになります。

    「らじる★らじる」での語学講座の聴き逃し配信は今後も続きますか?また海外在住者でも聴けますか?

    「らじる★らじる」の聴き逃しサービスは2026年4月以降も語学講座に対応する方針です。ただし、海外からの聴取については著作権・放送権の関係から一部番組で制限がかかる場合があり、NHKが提供する「NHK WORLD-JAPAN」などの国際向けサービスとは別の扱いになっています。海外在住の方は、各番組のテキストや公式サイトで最新の対応状況を確認することをおすすめします。

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