神戸市垂水区で長年愛されてきた「ワンカルビ垂水店」が、2026年1月18日をもって閉店。
家族の記念日や友人との食事会など、たくさんの思い出が詰まった場所だっただけに、悲しむ声も見られます。

しかも、閉店するのはワンカルビだけでなく、周辺の飲食店も次々と閉店を発表しており、「閉店ラッシュだ」と噂されているのです。
本記事では、ワンカルビ垂水店がなぜ閉店するのか、その理由と背景にある「閉店ラッシュ」の真相について、様々な情報を基に詳しく調査し、ご紹介します。
ワンカルビ垂水店の閉店理由は?なぜ撤退?

(出典:ワンカルビ)
多くの人に愛されてきたワンカルビ垂水店が、なぜ閉店という決断に至ったのでしょうか。
お店単体の問題ではなく、お店が立地するエリア全体の大きな動きが関係しているようです。
まずは、閉店が発表されてから実際に閉店するまでの流れを時系列で見ていきましょう。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2025年12月15日 | 公式サイトにて、「ワンカルビ垂水店」が2026年1月18日をもって閉店することを発表しました。 |
| 2025年12月下旬 | SNSや地域情報サイトで閉店の情報が拡散され、地元住民から驚きや悲しみの声が多く上がりました。 |
| 2026年1月18日 | 最終営業日を迎え、多くのファンに惜しまれながら閉店。 |
閉店理由1:閉店ラッシュ?商業エリア全体の契約更新に伴う大幅な地代高騰のため

ワンカルビ垂水店の閉店理由として最も有力視されているのが、この「舞多聞東グルメゾーン」一帯の再開発計画に伴う、地代(土地の賃料)の大幅な値上げで、ワンカルビ垂水店だけでなく、同じ敷地内にある複数の飲食店が、ほぼ同時期に閉店することが明らかになっているのです。
個々のお店が全く別の理由で、偶然同じタイミングで閉店を決断するとは考えにくいですよね。
これは、土地の所有者や開発業者(デベロッパー)といった、より大きな存在の意向が働いた結果と考えるのが自然だと思います。
SNS上では、「土地のオーナーが契約更新のタイミングで、賃料を今までの2倍に引き上げたため、全店舗が撤退を決めた」という趣旨の噂も見られます。

実際に、神戸市垂水区の地価は近年上昇傾向にあり、特に商業地は4年連続で価格が上がっているというデータも。
土地のオーナー側からすれば、現在の賃料で契約を続けるよりも、一度すべての店舗に退去してもらい、更地にしてから土地を売却したり、より収益性の高い新しい商業施設やマンションを建設したりする方が、大きな利益が見込めると判断したのかもしれません。
まさに「閉店ラッシュ」の背景には、こうした商業的な事情が大きく影響していると考えられます。
| 店舗名 | 業態 | 閉店日 |
|---|---|---|
| マクドナルド 神戸舞多聞店 | ファストフード | 2025年12月21日 |
| めしや食堂 神戸多聞店 | 定食屋 | 2026年1月12日 |
| 錦わらい 垂水店 | お好み焼き | 2026年1月18日 |
| びっくりドンキー 神戸垂水店 | ハンバーグレストラン | 2026年1月18日 |
| 四季の里 和平 | 海鮮料理 | 2026年1月18日 |
| 焼肉ダイニング ワンカルビ垂水店 | 焼肉食べ放題 | 2026年1月18日 |


閉店理由2:商圏の変化と商業施設のライフサイクルが限界に達したため
地代の高騰という直接的な理由に加えて、専門的な視点からもう一つの理由を挙げるとすれば、このエリアの「商圏の変化」と「商業施設としてのライフサイクルの限界」が考えられるためです。

舞多聞東のグルメゾーンは、幹線道路沿いに人気の飲食店が集まる便利な場所でしたが、これは少し前の郊外型商業施設の典型的なスタイルなのです。
近年、消費者のニーズは大きく変化しています。
単に「食事をする」ためだけにお店へ行くのではなく、「買い物やレジャーも一緒に楽しめる、一日中滞在できる場所」を求める傾向が強くなっています。

例えば、2024年11月に大規模なリニューアルオープンを果たした「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」は、ショッピングだけでなく、海辺の美しい景色を楽しめるラグーンエリアやBBQスペースなどを新設し、まさに現代のニーズに応える複合型リゾート施設へと生まれ変わりました。
このような新しい魅力を持つ大型施設が登場すると、どうしても古いタイプの商業施設から客足が遠のいてしまう傾向があり、舞多聞東のグルメゾーンも、開業から時間が経ち、施設としての魅力が相対的に低下していたのかもしれません。
土地の所有者が、このエリアの将来性を見据えたとき、個別の飲食店の集合体として存続させるよりも、全く新しいコンセプトの施設に再開発する方が合理的だと判断した、という側面も大きいのではないでしょうか。
郊外型商業施設の動向比較
| 項目 | 舞多聞東グルメゾーン(旧来型) | 三井アウトレットパーク(新型) |
|---|---|---|
| 集客方法 | 個々の飲食店のブランド力に依存していました。 | ショッピング、グルメ、レジャーを組み合わせた複合的な魅力で集客します。 |
| 顧客体験 | 主に「食事」という単一の目的を満たす場所でした。 | 「一日中楽しめる」滞在型の体験を提供しています。 |
| 将来性 | 周辺に新しい施設ができると、顧客が流出しやすい傾向にあります。 | 常に新しいテナントやイベントを導入し、リピーターを飽きさせない工夫が可能です。 |
ワンカルビ垂水店の閉店を悲しむ声は多い

ワンカルビ垂水店は、ただの焼肉店ではありませんでした。
多くの人にとって、かけがえのない思い出の場所だった証拠に、あるグルメサイトでのオススメ度は80%を超えるほど高い評価を得ていました。
閉店を知らせるニュースには、本当にたくさんの悲しみの声が寄せられています。
実際に寄せられた口コミを見ると、多くの人がワンカルビ垂水店のどんなところに魅力を感じていたのかがよくわかります。
料理の味はもちろんのこと、スタッフの温かい接客やお店の雰囲気が、多くの人に深く愛されていたことが伝わってきます。
単にお腹を満たすだけでなく、心まで満たしてくれる、そんな特別な場所だったのですね。
| 項目 | 具体的な内容 | 利用者の声(要約) |
|---|---|---|
| 接客 | スタッフの教育が行き届いており、丁寧でハキハキした対応が評判でした。 | 「いつ行っても気持ちの良い接客で、また来たいと思えるお店でした。」 |
| 味 | 店内で手切りされる新鮮な肉や、宮城県産ひとめぼれのご飯など、品質へのこだわりがありました。 | 「食べ放題とは思えないクオリティで、特にハラミが絶品でした。」 |
| 雰囲気 | 広々とした座席で、家族やグループでもゆったりと過ごせる空間でした。 | 「活気がありながらも落ち着ける雰囲気で、様々なシーンで利用しやすかったです。」 |
Q&A
ワンカルビ垂水店の閉店に関して、多くの人が疑問に思うであろう点をQ&A形式でまとめました。
- ワンカルビ垂水店の跡地は、結局どうなるのですか?
2026年1月現在、跡地の利用計画について公式な発表はありませんが、今回の閉店がグルメゾーン全体の再開発計画の一環である可能性が非常に高いため、跡地には全く新しい施設が建設されると考えられます。あれだけ広大な土地ですから、複数の店舗が入る新たな商業施設や、近年需要が高まっているマンションなどが建設される可能性が考えられます。地域住民の生活がより便利になるような、素敵な施設が誕生するといいですね。今後の公式発表に注目が集まります。
- 閉店するグルメゾーンの土地って、もともと地価は高かったのですか?
少し専門的な話になりますが、舞多聞東エリアの土地の価格は、2020年のデータを見ると坪単価約21万円でした。これは、2013年頃(約28万円)と比較すると少し落ち着いてはいましたが、神戸市全体、特に垂水区の地価は近年ずっと上昇傾向にあります。今回の閉店ラッシュは、現在の土地の価格そのものというよりは、「この先さらに価値が上がる」という将来性を見越した動きだと思われます。土地の所有者が、最も価値が高まるタイミングで売却や再開発を進めるために、今の段階で準備を始めた、と考えるのが自然かもしれません。
- ワンカルビの他の店舗は大丈夫なのでしょうか?今後も閉店が続く可能性はありますか?
今回のワンカルビ垂水店の閉店は、あくまでお店が立地していた「土地の契約」という、非常にローカルな問題が原因です。ワンカルビというチェーン全体の経営不振が理由ではありません。実際に、ワンカルビの公式サイトでは、垂水店の閉店案内の際に、近隣の「伊川谷店」や「朝霧店」の利用を推奨しています。他の店舗はこれまで通り元気に営業していますので、これからもワンカルビの美味しい焼肉を楽しむことができますよ。
