チーズタルトで有名なパブロ(PABLO)ですが閉店する店舗が多いようです。
今回はそんな背景を調査しました。
パブロが閉店ラッシュ?店舗数の動向

(出典:PABLO)
パブロが次々と閉店している情報があります。
2011年にオープンし、わずか7年で国内53店舗まで構えて一気にブームになりました。
国内だけでなく、海外にも13店舗出店。
これほど全国的に展開したものの、2025年3月時点では国内の店舗は心斎橋本店のみです。

(出典:PABLO)
公式サイトには、「閉店のお知らせ」があるものの理由の記載はありません。
閉店ラッシュの噂となったのは、2022年1月、3月、4月に次々と閉店を行ったことが大きな原因でしょう。
その際、一部店舗では閉店セールを実施しています。
2018年ピーク時には国内53店舗と海外15店舗に対し、2025年3月時点で国内1店舗と海外13店舗まで減少。
コロナ禍を挟んだとはいえ、6年間で約50店舗も閉店するのは稀ですね。
パブロの店舗が閉店してしまう理由とは
パブロが閉店してしまう背景を調査すると次のような理由があるように思います。
理由1:新型コロナ感染症の影響のため
まず1つ目は、新型コロナ感染症の影響です。
外出規制がかかり、客足が遠くなったことで売り上げが落ちたと考えられます。
以下の厚生労働省の資料のように、当時は時短要請など制限がかなりありましたよね。

(出典:厚生労働省)
パブロも、新型コロナ感染症の影響を受け、継続の工夫をしていましたが、困難になったため閉店を余儀なくされたということです。
主に、まん延防止期間の短縮営業や価格改定、販売数の制限などを実施。
さらに、2022年末には公式アプリのサービスも終了しています。
購入に応じてポイントが貯まり、ポイントで商品の購入ができたり、ランク制度でお得に利用できるアプリでした。
理由2:原材料の高騰のため
次に考えられるのは、原材料の高騰のためです。
単に、単価があがっただけなら継続は可能でしょう。
しかし年々高騰、いつまで続くか先が見えない状況が続いています。
そのため、パブロは段階的に値上げを行っています。
2024年には以下のような値上げも。
卵やバター、生クリームなども高騰する一方ですよね。
お菓子作りには欠かせない原料ばかりで、高騰だけではなく欠品も。
原料の値上げに耐えられず採算が合わない店舗を閉店した可能性は高そうです。
理由3:パン専門店の拡大のため
最後に考えられるのは、パン専門店拡大のためです。
「高級食パン専門店 嵜本」1号店を難波オープンし、2025年時点で14店舗。
さらに海外に、9店舗拡大しています。

(出典:嵜本bakery)
オープン・閉店もいくつかありますが、パン専門店へ力を入れた可能性は高いでしょう。
パンは日本人でも大好きな主食の一つです。
街を歩けばパン屋さんは必ずあると言えます。
パブロのチーズケーキの弱点は、味の好みが分かれるという点。
オープン当初は、行列ができ入手困難なスイーツとして話題になりました。
今も人気店としてお客さんで賑わっている印象です。
ファンも多く、リピーターやお土産用に重宝している人も多いでしょう。
レアとミディアムの焼き加減から選べるというのも、新しい発想ですよね。
しかし、一部からはチーズタルトの常識を超えた新食感に「合わない」という声がありました。
チーズケーキなのに、チーズの味というよりヨーグルトのような味がして苦手という声があり、濃厚なチーズが好きな人には合わなかったのでしょう。
チーズ好きには物足りない、ジャムが苦手な人はコーティングがマッチしていないなど、厳しい声も一部見られます。
その分、食パンの好みはそれほど広くないでしょう。
そもそもパブロ(PABLO)とは
パブロとは、2011年にオープンした「焼きたてチーズタルト専門店」のことです。
運営者は、「パティスリーブラザーズ」の創業者ドロキア・オラシイタの嵜本氏。
パティスリーブラザースも、瞬く間に人気を集めたスイーツ店でしたね。
しかし、閉店を余儀なくされ、新しく「パブロ」が誕生しました。
看板メニュー「チーズタルト」が有名ですが、他にもバスクチーズケーキ、ダックワーズ、タピオカチーズドリンクなど、チーズにこだわった商品をラインナップ。

(出典:PABLO)
期間限定商品、店舗限定商品もあり、飽きのないスイーツ店と言えるでしょう。
2023年2月には、スフレチーズケーキが新登場して「極上のふわとろ」食感が楽しめます。
通常のパブロの他に「パブロmini」も展開。
手のひらサイズのチーズタルトが登場し話題になりました。
パブロは、他企業とコラボした商品もあります。
ガリガリ君の赤城乳業からアイスシリーズの発売、ロッテ「チョコパイ」とコラボ、その他大手企業とタッグを組んで様々な商品を販売してきました。
パブロの良い口コミ
そんなパブロですが良い口コミが大半です。
ここからは一部ですが紹介します。
極上のなめらか食感<レア>パブロヌード。
引用先:食べログ
絶妙な焼き加減<ミディアム>パブロチーズタルト。初めて焼き加減が選べるというチーズケーキの革命を起こしたそう。
ステーキのように、焼き加減を選べるというのは斬新的で話題にもなりました。
焼きたてのチーズタルトというのも新しいですよね。
トロトロ感が苦手な人は、少し冷やして食べるとしっとり食感に変わるので、どちらでも美味しく食べられるというのがポイントです。
このクオリティのチーズタルトを1ホール680円で頂けるなんて、なんたるハイコストパフォーマンス!!!!
引用先:食べログ
パブロの口コミで多かったのは、お手頃価格でコストパフォーマンスがいいという事でした。
もともと、ホール(直径15㎝)で680円での販売でした。
少しずつ値上げをして、今では1,480円となっています。

(出典:PABLO)
PABLOの最新メニュー、価格はこちらからご覧いただけます。
美味しさは変わらないので、丁寧に仕上げているからこその値上げといえるでしょう。
キャンペーンなど実施していますので、気になる方は安いタイミングを狙って購入してみてください。
ミニが可愛くて購入してしまいました。
引用先:食べログ
期間限定のナッツと桜餅味が売っていたので、ナッツの方と抹茶味を購入。
サイズがホールしかなかったパブロですが、「mini」が誕生して手のひらサイズが登場しました。
そのサイズ感が嬉しいという声が多くあります。
季節のものや期間限定品も販売していて、いつ行っても楽しめるというのも嬉しいですね。
パブロの人気メニューを紹介
パブロの人気商品を3つ紹介します。
パブロとろける チーズタルト
まず、王道のチーズタルト。
サクサクのタルト生地は、焼きたてでも冷やしても食感を変える事なく味わう事が出来ます。
チーズクリームの上には、アプリコットジャム。
甘酸っぱさがマッチし、食欲をそそられるアクセントです。
レアチーズならではのヨーグルトやレモンの酸味もしっかり残ります。
そして何より、ふわとろ食感の生地ととろとろクリームが癖になるでしょう。
PABLOmini
続いて、「PABLOmini」です。
手のひらサイズになった、ちっちゃいパブロのチーズケーキ。
口当たりがよく、手軽に食べれるため人気商品の仲間入りです。
プレーンの他にもミルクチョコや宇治抹茶などがあります。
パブロはどんな人に向いている?
パブロは、あっさりしたチーズタルトが好きな人、チーズが苦手な人でもおすすめです。
レア・ミディアムと焼き加減を選べるのは嬉しいですね。
焼きたてを頂くと、生地はふわふわ、中身はトロトロの新食感を堪能できます。
ホールはいらないという人には、手のひらサイズも登場しています。
お土産にも人気の商品なので、大阪に立ち寄った際に購入してみてください。