ティーン向けファッションブランドとして、多くの小中学生から絶大な支持を集めてきた「PINK-latte(ピンクラテ)」。
トレンドを取り入れた可愛い洋服から、コスメ、ステーショナリーまで、女の子の「欲しい!」が詰まった夢のようなショップでしたが、近年SNSやニュースサイトで「閉店」の文字を目にする機会が増え、ファンからは悲しみの声が上がっています。
一体なぜ、あれほど人気だったピンクラテの店舗が次々と姿を消しているのでしょうか。本記事では、その背景にある複数の理由や、「ダサい」という噂の真相について、利用者の声も交えながら徹底的に調査・紹介していきます。
ピンクラテ閉店なぜ?ダサい噂も?

多くのファンに愛されてきたピンクラテですが、ここ数年で全国の店舗が相次いで閉店しています。
その背景には、単に人気がなくなったという単純な理由だけではなく、ファッション業界全体の構造変化や、親会社の経営戦略といった、より専門的で複雑な要因が絡み合っているようです。
ここでは、考えられる2つの大きな理由を深掘りし、閉店の真相に迫っていきたいと思います。
閉店理由1:ターゲット層のライフスタイルの変化と競合の多様化のため

ピンクラテ閉店の背景には、メインターゲットであるJS(女子小学生)やJC(女子中学生)を取り巻く環境の変化が大きく影響していると考えられます。
かつて彼女たちのファッションの情報源は、『ニコラ』や『ニコ☆プチ』といったファッション雑誌が中心でしたが、ピンクラテもこれらの雑誌と連携し、誌面での紹介やコラボアイテムを展開することで人気を確立してきたのです。
しかし、スマートフォンの普及に伴い、情報収集の主戦場はSNSや動画共有プラットフォームへと移行。
インフルエンサーや人気YouTuberのファッションを参考にしたり、ライブ配信でリアルタイムの情報を得たりすることが当たり前になったのです。
これにより、雑誌を主軸とした従来のプロモーション戦略の影響力が相対的に低下してしまった可能性があります。

さらに、競合ブランドの多様化も大きな要因です。GUやしまむら、H&Mといったファストファッションブランドが、トレンド感のあるデザインと圧倒的な低価格を両立させたティーン向けアイテムを強化。お小遣いでやりくりするティーン層にとって、より手軽に多様なファッションを楽しめる選択肢が増えました。
同じショッピングモール内に出店しているこれらのブランドは、強力なライバルとなります。
また、少し専門的な視点になりますが、親会社であるワールドが子ども服大手のナルミヤ・インターナショナルを持分法適用関連会社としたことも、間接的に影響しているかもしれません。

ナルミヤが展開する「Lovetoxic(ラブトキシック)」は、ピンクラテとターゲット層や価格帯が非常に似ており、競合関係にあります。グループ内で類似したブランドが共存することは、経営資源の分散につながるため、ブランドの再編や店舗の統廃合が進められる一因となった可能性も考えられるのです。
実際に、多くの競合ブランドがひしめくイオンモール浦和美園店(2026年1月12日閉店)やららぽーと湘南平塚店(2026年1月12日閉店)など、大型ショッピングセンター内の店舗の閉店が目立っています。
| 項目 | 以前 (~2010年代半ば) | 現在 (2020年代~) |
|---|---|---|
| 主な情報源 | ファッション雑誌(ニコラ、ニコ☆プチなど)が中心でした。 | SNS、YouTube、TikTokのインフルエンサーが主流です。 |
| 主な競合 | レピピアルマリオ、ラブトキシックなど同価格帯のティーンブランドでした。 | GU、しまむらなどのファストファッションや韓国ブランドも強力なライバルです。 |
| 購買行動 | 好きなブランドの店舗で買うことが一般的でした。 | オンラインストアやフリマアプリも活用し、多様なブランドをミックスするのが主流です。 |
閉店理由2:親会社ワールドの事業構造改革による選択と集中のため
ピンクラテの相次ぐ閉店は、ブランド単体の人気や売上の問題だけでなく、親会社である株式会社ワールドの経営戦略が大きく関わっていると考えられます。
アパレル業界は競争が非常に激しく、特に2020年以降の新型コロナウイルスの影響で、多くの企業が深刻な打撃を受けました。

ワールドも例外ではなく、実店舗の売上が大幅に減少したことを受け、大規模な事業構造改革に踏み切りました。
2020年8月には5つのブランドを廃止し、358店舗を閉店。さらに翌2021年2月には、追加で7ブランドの終了と450店舗の閉店を発表するなど、大規模なリストラを断行したのです。
この改革の目的は、不採算事業から撤退し、経営資源を収益性の高いブランドや成長が見込める分野に「選択と集中」させることでした。
残念ながら、ピンクラテもこの事業再編の対象となり、特に採算性や将来性が見込めないと判断された店舗から、順次閉店が進められているのが実情だと思われます。

これは、ピンクラテが完全に不要と判断されたわけではなく、あくまで企業グループ全体として生き残るための戦略的な判断なのです。
例えば、イオンモール名取店では最大60%OFFという大幅な割引を伴う閉店セールが実施されており(2026年1月31日閉店)、在庫を整理し、速やかに店舗を整理しようとする意図がうかがえます。
こうした動きは、ブランドのファンにとっては非常に寂しいことですが、企業経営の観点からは避けられない決断だったのかもしれません。
| 時期 | 主な内容 | ピンクラテへの影響 |
|---|---|---|
| 2020年8月~ | コロナ禍を背景に、大規模なリストラを開始しました。 | 全国の店舗網が見直しの対象となりました。 |
| 具体的な施策 | 不採算ブランドの廃止や、低収益店舗の大量閉店を行いました。 | 収益性が低いと判断された店舗から順次閉店が進められたと考えられます。 |
| 目的 | 経営資源を収益性の高い事業へ集中させることが目的でした。 | ブランドの存続よりも、グループ全体の利益が優先された形です。 |
閉店ラッシュなの?

「閉店」という言葉をよく聞くけれど、実際にどれくらいの店舗がなくなっているのでしょうか。
調査したところ、特に2022年以降、全国各地で閉店が続いていることがわかりました。まさに「閉店ラッシュ」と言える状況です。
- 2022年2月28日:イオンモール徳島店 閉店
- 2022年4月14日以前:イオンモール大日店 閉店
- 2023年2月19日:イオンモール宮崎店 閉店
- 2023年9月27日:ららぽーと沼津店 閉店
- 2025年1月26日:イオンモール新潟亀田インター店 閉店
- 2025年8月31日:あべのキューズモール店 閉店
- 2025年11月3日:トキハわさだタウン店 閉店
- 2026年1月12日:イオンモール座間店 閉店
- 2026年1月12日:ららぽーと湘南平塚店 閉店
- 2026年1月12日:イオンモール浦和美園店 閉店
- 2026年1月12日:ららぽーと横浜店 閉店
- 2026年1月18日:イオンモール羽生店 閉店
- 2026年1月31日:イオンモール名取店 閉店
このように、全国の主要なショッピングモールから店舗が撤退している状況が明らかになりました。
ダサいとの声も?利用者の声を独自調査

閉店の理由を探る中で、一部で「ピンクラテはダサい」という声も聞かれます。
実際の利用者はどのように感じているのでしょうか。
オンライン上の口コミを独自に調査したところ、評価は大きく二分されていることがわかりました。
【口コミ割合】
多くのファンからは今もなお熱い支持が寄せられている一方で、成長と共にブランドから卒業していく層からは少し厳しい意見も見られます。
【代表的な口コミ】
このように、特に年齢が上がるにつれて「子供っぽい」と感じ、他のブランドへ移行していく傾向が見られました。
ティーンのファッションの好みが急速に大人びていく中で、ブランドイメージとの間にギャップが生まれているのかもしれません。
Q&A
最後に、ピンクラテに関するよくある質問や、少しニッチな疑問についてQ&A形式でお答えします。
- ピンクラテって小学生向け?中学生でも着れるの?
メインターゲットは小学校高学年(JS)から中学生(JC)です。小学生の間は「一番好きなブランド」として熱烈に支持する子が多いです。中学生になると、一部で「子供っぽい」と感じてレピピアルマリオやラブトキシック、WEGO、ハニーズといった少し大人びたブランドに移行する子も増えてきます。ただ、デザインはガーリー系からスポーティー系まで幅広く、シンプルなアイテムも多いため、組み合わせ次第で高校生でも愛用している人はいます。特に小物や雑貨は年齢を問わず人気がありますよ。
- ワールド系列って聞くけど、服の品質は実際どうなの?
大手アパレル企業「ワールド」が展開しているブランドなので、極端に品質が悪いということはありません。デザイン性を重視しつつも、ティーンが買いやすい価格帯を実現しているのが特徴です。ただし、利用者からは「デザインは可愛いけど生地が薄い」「数回着たら毛玉ができた」といった声も聞かれます。価格と品質のバランスをどう捉えるかによりますが、「ワンシーズン着倒す」くらいの感覚で購入するのが良いかもしれませんね。福袋などは非常にお得感があると評判です。
- ピンクラテのモデル(WEBモデル)になるにはどうすればいいの?
ピンクラテでは、公式サイトやSNSで活躍するブランドのオフィシャルモデルを定期的に募集しています。応募には年齢(例:8歳~11歳)や身長(例:120cm~160cm)などの条件があり、保護者の同意が必要です。オーディションでは、ピンクラテの洋服を着た写真(全身・バストアップ)の提出が求められることが多いようです。プロダクションに所属している場合は、事前に事務所の許可が必要になるなど、いくつかの注意事項があります。ブランドの顔として活動したい!という熱意のある方は、公式サイトや公式SNSをこまめにチェックしてみることをおすすめします。
