旬の野菜をふんだんに使った手作りの創作料理と、しゃぶしゃぶの食べ放題で多くの人から人気を集めている「露菴」。
家族や友人との楽しい食事の場として親しまれてきました。
しかし最近、いくつかの店舗が閉店しているという話を耳にすることが増えたかもしれません。
露菴が閉店してしまう理由とは

多くのファンに愛されてきた露菴ですが、なぜ閉店する店舗が出てきてしまったのでしょうか。
人件費や物価高のため
直接的な原因として、人件費や食材費といったコストの上昇が経営を圧迫した可能性が考えられます。
露菴の大きな魅力は、旬の食材を使い、店内で「手作り」したこだわりの創作料理が楽しめる点です。
しかし、このこだわりこそが、近年の物価高騰の波を真正面から受けることになった要因とも言えるのです。

新鮮な野菜や食材の価格が上がれば、それはダイレクトに原価を押し上げます。
食べ放題というスタイルは、お客さんにとっては定額で安心ですが、お店側にとっては原価の管理が非常に重要になります。
また、たくさんの種類の料理を手作りで提供し続けるためには、相応の数のキッチンスタッフが必要です。
以下は厚生労働省のデータですが、最低賃金は年々上昇傾向にあり、飲食業にとってかなり痛い部分であると思われます。

(出典:厚生労働省)
最低賃金の上昇なども含めた人件費の増加も、お店にとっては大きな負担になったのではないでしょうか。
食べ放題の価格は一度決めると頻繁な値上げがしにくいため、コスト増を価格に転嫁するのが難しかったのかもしれません。
実際に一部店舗で料金改定のお知らせもありましたが、物価の上昇スピードに追いつかず、採算が悪化した店舗から閉店という苦渋の決断に至った可能性が考えられるのです。
| 補足情報 | 内容 |
|---|---|
| 露菴のこだわり | 手作りの創作料理と旬の食材がコンセプトです。 |
| 食べ放題の価格帯 | ランチは約2,000円、ディナーは約2,300円からが目安です。 |
| 最近の価格動向 | 2025年7月に京都八幡店で料金改定が行われました。 |
| 料理の評判 | 来店者の8割以上が料理や味に満足しているというデータもあります。 |
コロナ禍の影響を受けたため
新型コロナウイルスの感染拡大は、露菴の経営に大きな打撃を与えたと考えられます。
パンデミックにより、多くの飲食店が営業時間の短縮や休業を余儀なくされましたが、露菴も例外ではありませんでした。
売上が直接的に減少したことに加え、露菴が提供する「ビュッフェスタイル」そのものが、お客さんから敬遠される一因になってしまったのです。
不特定多数の人が一つの料理台を共有することに対して、衛生的な不安を感じる人が増えたことは想像に難くありません。
「コロナ禍になってからは行けてなかった」というファンの声が、その状況を物語っています。
もちろん、お店側も従業員の検温やマスク着用、店内のアルコール消毒設置といった感染対策を徹底していました。
しかし、ビュッフェという業態が持つ根本的なイメージを完全に払拭するのは、非常に難しかったのかもしれません。
以下は、コロナ禍が飲食店業界に与えた影響を整理した表ですが、計り知れないほどのダメージだったと思われます。
| 影響の種類 | 内容 | 背景 | 対応策 |
|---|---|---|---|
| 売上の減少 | ・外出自粛や行動制限により来店客数が激減 ・予約キャンセルの増加 | ・感染拡大防止のためのロックダウンや緊急事態宣言 ・消費者の行動変容 | ・テイクアウトやデリバリーの導入 ・SNSを活用した集客 |
| 倒産件数の増加 | ・2023年の倒産件数が前年比7割増 | ・売上減少に加え、家賃や人件費などの固定費負担 | ・政府支援金の活用 ・コスト削減や効率化の推進 |
| 人手不足 | ・従業員の離職増加 ・新規採用の困難 | ・業界全体の不安定さ ・労働環境の厳しさ | ・柔軟なシフト制や福利厚生の充実 ・従業員教育の強化 |
| 原価高騰 | ・食材費や物流コストの上昇 | ・物価高騰や供給不足 | ・価格転嫁の検討 ・無駄なコストの削減 |
| 消費者行動の変化 | ・混雑を避ける傾向 ・「おうち時間」の増加 | ・感染リスクへの懸念 | ・感染防止対策の徹底 ・新しいサービス(例:オンライン注文)の導入 |
| 需要の低迷 | ・外食需要の回復が遅い | ・消費者の外食意欲の低下 | ・地域イベントとの連携 ・新メニューやサービスの開発 |
| デジタル化の遅れ | ・オンライン予約や注文システムの未整備 | ・デジタル技術への適応不足 | ・オンライン予約システムの導入 ・SNSやウェブサイトを活用した情報発信 |
ビュッフェという業態そのものが時代の変化に対応しにくかったため
ビュッフェスタイル特有の課題が、時代の変化とともに大きくなったことも理由の一つです。
コロナ禍以前から、作り置きの料理や他のお客さんと料理台を共有することに、漠然とした抵抗感を持つ人はいました。
そこに近年のSNSでの迷惑行為動画の拡散といった問題が加わり、ビュッフェに対する衛生面の懸念はさらに高まったと考えられます。
また、一部の常連客からは「形態が変わってから行かなくなった」という厳しい意見も見られました。
閉店した店舗の跡地が、フィットネスジム、パン屋、そして焼肉の食べ放題専門店など、全く異なる業態に生まれ変わっている点も興味深いところです。
かつて家族連れに人気だった郊外の大型ビュッフェレストランというビジネスモデル自体が、転換期を迎えていることの表れとも言えます。
露菴の閉店は、単独の店舗の問題だけでなく、外食産業全体の大きな変化の流れの中で捉えるべき出来事なのかもしれないのです。
露菴が閉店ラッシュ?店舗数の動向や跡地は?
露菴の正式な閉店理由は公表されていません。
2025年7月時点では9店舗です。
以下のような店舗が過去に閉店しています。
| 閉店店舗名 | 閉店日 | 跡地の状況 |
|---|---|---|
| 露菴 可部店 (広島県広島市) | 2024年2月 | 2024年2月に閉店しました。閉店後の跡地活用に関する具体的な情報はまだ公表されていません。 |
| 露菴 廿日市店 (広島県廿日市市) | 2022年6月12日 | 2003年にオープンした「露菴」の1号店でした。閉店後、跡地は大型飲食店舗向けのテナント物件として情報が出ています。 |
| 露菴 堺鳳店 (大阪府堺市) | 2021年11月末 | 2021年9月から臨時休業が続いていましたが、営業を再開することなく閉店となりました。跡地には、焼肉食べ放題チェーン「牛角食べ放題専門店 堺鳳店」が2024年6月26日にオープンしました。 |
| 露菴 岡山古新田店 (岡山県岡山市) | 2021年9月26日 | 2013年のオープンから約8年間営業していました。跡地には、建築家・隈研吾氏が設計監修を手掛けた屋根・小屋の展示場兼コワーキングスペース「ひとやね」がオープンしています。 |
| 露菴 新倉敷店 (岡山県倉敷市) | 2020年8月31日 | マルナカ新倉敷店の敷地内で15年間にわたり営業していました。跡地には、24時間営業のフィットネスジム「RETIO BODY DESIGN」が2021年5月にオープンしました。 |
| 露菴 奈良広陵店 (奈良県北葛城郡) | 不明 (2022年9月以前) | 地域で人気のバイキングレストランでしたが閉店しました。跡地には、ベーカリーカフェ「グラン・パネトリー 広陵店」が2022年9月23日にオープンしています。 |
| 露菴 富田林店 (大阪府富田林市) | 2017年8月31日 | 2010年に旧ベーカリーレストランサンマルクの跡地にオープンした店舗でした。跡地には『酒と魚のおばんざい 魚泰』がオープンしています。 |
| 露菴 大手町店 (広島県広島市) | 不明 | 広島市中心部のビル2階に位置していましたが、現在は閉店しています。跡地の利用状況に関する情報はありません。 |
露菴岡山古新田店の跡地には屋根と小屋の展示場の『ひとやね』がオープン、露菴奈良広陵店の跡地は、パン屋さんの『グラン・パネトリー広陵店』、露菴富田林店跡地には『酒と魚のおばんざい 魚泰』がオープンと、跡地活用は様々です。
露菴の良い口コミ
露菴の良い所は旬の食材を使用し、月ごとに変わる点にあります。
野菜の値段が高騰する昨今、旬の食材を豊富に使用し様々な料理を提供する所が女性客を中心に好評です。
来店するには予約が必須な店舗もあり、駐車場も広めで多くの方が利用されています。
料理の盛り付けは控え目ですが、その都度、出来立ての料理を提供出来るようにしている店側の配慮があります。
また店員の人数も十分に確保し、ビュッフェコーナーの料理の残りを確認したり、料理が無いという事にならないよう常に確認をしてくれています。
16種類の健康茶やリゾットなども提供していて、健康志向の方も安心して食べれます。
食べ放題には珍しいパスタや、季節によってはパクチーなどもあり女性を意識したメニューが豊富であると言えるでしょう。
また、コース内容も種類に合わせて色々あり、ネット予約でお得に試す事も出来ます。
店内も個室が用意され、他にも家族で利用出来るBOX席・ご年配の方でも安心して使用出来るように、車いすの使用も出来る作りとなっています。
露菴の人気メニューを紹介
人気のメニューは食べ放題コースです。
厳選された豚しゃぶ・牛しゃぶ・本ズワイガニと値段は異なりますが、ビュッフェに加えて様々なしゃぶしゃぶを楽しむ事が出来ます。
タレもポン酢だけでなく温泉玉子を特性ソースで混ぜたものなど、とことん健康を追求しています。
また旬の野菜を中心としているだけあってサラダボウルも人気です。
サラダバーには千切りキャベツやレタス・他ではあまり置いていないパクチーもあります。
旬菜ビュッフェは野菜を中心に、その時期に合わせて様々な料理を提供しています。
ゴーヤチャンプルーや茄子の油淋ソースかけ・かぼちゃのグリルなどがあり、時期によってはチキンと夏野菜のグリルなどもあります。
どれもヘルシーで野菜中心なので多く食べれるメニューとなっています。
さらにご飯類・汁物・漬物も人気です。
野菜たっぷりカレーや、鯛の出汁リゾット風お茶漬け・つぼ漬け・桜漬け・うどんなどこちらもヘルシーで、満足するまで食べる事が出来ます。
露菴(旬菜創作ビュッフェ)についておさらい
露菴(ろあん)とは日本の和風創作料理のビッフェレストランです。
『素材の味を出来るだけそのまま味わい、野菜を美味しく食べる』をコンセプトにしています。
露菴では店内で手作りのメニューをビュッフェスタイルで提供しており、旬の野菜を中心とした食材を楽しむことが出来ます。
メニューは毎月変更されるので、毎月様々な旬の料理を楽しむことが出来ます。
またドリンクメニューも、ソフトドリンク・コーヒー・16種類の健康茶を提供しているので食後の後のひとときを楽しむことも出来ます。
露菴はどんな人に向いている?
露菴は女性や子供をターゲットに展開していると考えられます。
勿論、肉料理もありますが、旬の野菜を提供してくれてますので野菜が好きな方におすすめです。
たくさんご飯を食べたいけど健康面が気になって控えてしまう方・お手軽な値段で野菜料理やヘルシーなご飯を楽しみたいという方におすすめです。
