今回は上野精養軒 3153店の閉店理由や口コミ・評判を調査しました。
上野精養軒 3153店が閉店した理由を考察
上野精養軒が閉店した理由は以下の理由です。
1:新型コロナウィルスの影響
2:店舗維持費の問題
3:抜本的な改革を行うため
1:新型コロナウィルスの影響
2019年に発生した新型コロナウィルスにより上野精養軒も大きなダメージを受けました。
新型コロナウィルスの影響で業績が低迷し、2022年1月期には4億7600万円の赤字となり、2023年1月期には3億900万円の赤字を計上しました。
コロナ前の売上高は30億円台とされていましたが、コロナ過では10億円を下回る事態になりました。
多くの外食企業は、営業利益が無かったとしても助成金や協力金などの支援を受ける事で、損失分の営業利益を補填することができましたが、上野精養軒は営業利益の赤字幅が大きい為に補填できなかったと考えられます。
上野本店では、コロナによる影響で宴会客の利用が大きく減少しています。
2019年1月期の宴会利用率は31%に比べ、2022年の1月期は4%にまで減少しています。
2:店舗維持費の問題
新型コロナウィルスによる売上減少は、他にも問題を引き起こします。
上野精養軒3153店は、東京の上野公園の近くにある大型飲食店ビルの中にある店舗です。
こちらの大型飲食店ビルは『UENO3153』と呼ばれ地上3階・地下は2階で10店舗の飲食店が入る事が可能であり、JR上野駅と京成線上野駅に挟まれ、立地としては最高の場所です。
となれば、テナント代もかなりの金額であると予想できます。
新型コロナウィルスによる売上減少があったとしても、テナント代・従業員への賃金支払いもしなくてはいけませんので出費としては大きいでしょう。
3:抜本的な改革を行うため
上野精養軒では、2023年5月19日に上場廃止をしています。
投資などの一時的なキャッシュフローの悪化で、株価への悪影響が避けれないと見込み、それを考慮しての事です。
上場廃止後は、大株主の三井不動産などと再建を図るとされています。
これらの理由から、上野精養軒は閉店に至ったと考えられます。
上野精養軒の本店は今後建て替える?
結論から言うと、上野精養軒の本店の建て替えをすぐに行う可能性は低いと考えられます。
上野精養軒の本店は、1961年に建て替えが行われてから60年以上が経過し、建物の老朽化対策が必要とされています。
2018年2月に上野精養軒では、三井不動産との間で所有している六本木の不動産に対し、事業用定期借地権設定契約を行い不動産を活用することで本店のリニューアルをする資金を調達していたとされています。
しかし新型コロナウィルスによる売上減少や、コロナによる影響で従来までのビジネスモデルが通用しなくなり、リニューアル計画が白紙となってしまいました。
今までの大宴会場を活用し、大人数で利用する事が減ってきた近年では施設の運用方法そのものを見直す必要があります。
コロナ過から日常が戻ってきた今こそ、従来のビジネスモデルを変えた方法でリニューアルを行う必要がありますが、それには巨額の資金が必要となります。
上野精養軒は上場廃止し、大株主の三井不動産と再建を図っています。
しかし、それでも資金を調達するには多くの時間が必要になると考えられます。
以上の理由から、上野精養軒の本店の建て替えをすぐに行う可能性は低いと考えられます。
上野精養軒の良い口コミ
上野精養軒では多くの良い口コミが寄せられています。
口コミのいくつかをご紹介致します。
老舗の洋食店
上野精養軒は、日本におけるフランス料理店の草分けとして有名であり大切な記念日にも利用されています。
中には結婚式で利用する方がいたほどです。
今でも当時と変わらない美味しさを提供しており、中でもハヤシライスやオムライス・ビーフシチューは絶品で今でも人気のメニューです。
多くの方が、昔と変わらない美味しさを求めて来店しています。
コース料理からカフェメニューまで料理が豊富である
上野精養軒では、メニューが豊富なのでランチ・ディナー・会食・記念日など様々な場面で利用する事が可能です。
平日限定のランチやシェフお任せのディナーメニュー・季節の食材を使用した旬のオススメメニューなど幅広く提供しています。
上野精養軒の人気メニューを紹介
上野精養軒でおすすめのメニューはハヤシライスとビーフシチューです。
多くの口コミでも高評価を得ています。
ハヤシライス
ハヤシライスは上野精養軒で生まれたとも言われています。
元々は従業員用のまかない食だったらしいのですが、あまりの美味しさに商品として提供される事となりました。
秘伝のデミグラスソースに、とろとろの牛肉が絶妙と人気があります。
ビーフシチュー
上野精養軒のビーフシチューは、美味しいビーフがごろっと入っておりインパクトもあります。
肉だけでなく、ブロッコリーやニンジン・ポテトなどの野菜も多く入っており栄養のバランスも考えています。
しかしこのビーフシチューで注目するのは、こだわりのデミグラスソースです。
長年受け継がれてきたレシピを基に作られてきた濃厚なデミグラスソースが美味しさの秘訣でしょう。
「上野精養軒」についておさらい
上野精養軒は、東京都台東区上野にある老舗の料理店で日本におけるフランス料理店の草分けとして有名です。
明治5年創業で、今も変わらず正統フランス料理店と伝統の洋食を提供しています。
特にハンバーグやビーフシチュー・オムライス・ハヤシライスは人気のメニューとなっています。
店内はカジュアルな雰囲気となっており、また開放的なオープンテラスでは四季折々の景観を楽しむ事もできます。
宴会や大切な記念日などに多くの方に利用されています。
上野精養軒はどんな人に向いている?
上野精養軒は子供から大人まで幅広い層の方に向いています。
本格的なフランス料理を気軽に楽しむ事ができますので、家族連れの方には特におすすめです。
さらにオープンテラスでは四季折々の景色を楽しむことができますので、特別な記念日を過ごしたい方もおすすめできます。
項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社精養軒 |
本社所在地 | 〒110-8715 東京都台東区上野公園4番58号 |
設立 | 1872年 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | レストランの運営及び不動産の賃貸 |
代表者 | 酒井裕(代表取締役社長) |
資本金 | 5,000万円 |
売上高 | 18億8758万3千円(2023年1月期) |
従業員数 | 154名(2023年1月31日現在) |
沿革 |
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系列店舗 |
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公式サイト | https://www.seiyoken.co.jp/ |