三重県にあり現地住民にも愛される志摩スペイン村ですが、ごく一部でつまらない・がっかりといった声も上がっています。
今回はそんな噂の真相を調査すると次のような理由があるようです。
志摩スペイン村がつまらない・がっかりする理由1:高い?全体的に安っぽい?
志摩スペイン村は、異国情緒あふれるスペインの街並みを再現し、子どもから大人まで幅広い年齢層の人たちが楽しめる複合型テーマパークと謳っているのですが、実際に行った人の口コミを確認すると、低評価な口コミもごく一部であるようです。

(出典:Google)
中には「テーマパークが安っぽい」「内容の割に高い」というものも。
スペインの街並みを再現し、ショーやパレード、さらには数々のアトラクションで子どもから大人まで存分に楽しめる施設を目指していますが、展示品や飾りなどが全体的に安っぽい造りになっていることで「気分が上がらなかった」との口コミがありました。
立派な建物の中には、高校生でも出さないような非常に安っぽい展示がされています。
皆さんのメインは遊園地でしょうか?
なら、スペイン村なんて看板必要ないのでは?という印象。全てはバブル時代の負の遺産なのでしょうが。展示物のモニターは、ブラウン管で、、上映されてなかったりするし、ショーも非常に寂しい感じで、外国人がパフォーマンスをしてるのですが、これも中途半端。キャラクターも、いるんだかよく分からないし。昭和に戻った感じでした。
ディズニーの接客に慣れると本当にガッカリします。(引用:トリップアドバイザー)
志摩スペイン村の外観は立派な建物となっており、外観だけを見るとかなりの期待値が上がります。
しかし、いざ建物内に入ると、スペインの街並みは再現されていてもどこか古臭く、至る所に展示してあるものがかなり安物に見えてしまう人もごく一部でいるようですね。
志摩スペイン村はアトラクションだけではなく街並みにも力を注いでいますが、期待しすぎたのか造りが安っぽいと感じる人は、がっかりしてしまうのでしょう。
ちなみに2025年時点での料金は以下の通りで、家族で行くと入場料だけで2万円以上かかることも。
券種 | 利用条件 | 大人 | 中人 | 小人 | シニア |
---|---|---|---|---|---|
1日パスポート | 1日だけ入園 | 5,700円 | 4,600円 | 3,800円 | 3,800円 |
2DAYパスポート | 連続2日間入園 | 7,200円 | 5,700円 | 4,800円 | 4,800円 |
ムーンライトパスポート | 16時以降の利用 (ナイター営業日) | 3,800円 | 3,000円 | 2,500円 | 2,500円 |
アフタヌーンパスポート | 14時以降の利用 (ナイター営業日以外) | 2,900円 | 2,300円 | 1,900円 | 1,900円 |
年間パスポート | 1年間有効 | 17,000円 | 14,000円 | 11,500円 | 11,500円 |
障がい者割引 (1日) | 障がい者手帳またはミライロID提示 | 2,850円 | 2,300円 | 1,900円 | 1,900円 |
プレミアムパスポート | 宿泊当日と翌日 (2日間) | 3,800円 | 3,800円 | 3,800円 | 3,800円 |
オフィシャルホテルパスポート | 宿泊当日または翌日 (1日間) | 3,800円 | 3,800円 | 3,800円 | 3,800円 |
※大人:18~64歳、中人:12~17歳(中学生・高校生)、小人:3~11歳(幼児・小学生)、シニア:65歳以上
料金に関しての感じ方は人それぞれですが、高いと感じる人はそれに見合う内容やサービスを受けられないとがっかりしてしまうのでしょう。
志摩スペイン村がつまらない・がっかりする理由2:アクセスが悪くて遠い?

(出典:志摩スペイン村)
志摩スペイン村はスペインの街並みを再現した唯一無二の複合型テーマパークであり、一度は耳にしたことがあるので行ってみようと考える人は多いのですが、アクセスが悪すぎることで断念される人もいます。
志摩スペイン村は三重県志摩市にある複合リゾートであり、近鉄特急を利用する場合は各駅から鵜方駅まで行き、その後直通バスで志摩スペイン村へと向かいます。
大阪難波駅から鵜方駅まで2時間30分、京都駅からは2時間40分、近鉄名古屋駅から2時間、東京駅からは3時間50分となり、時間はかかるものの比較的簡単に向かうことが出来るのですが、問題は車の場合です。

(出典:志摩スペイン村)
車の場合の所要時間も電車とほとんど変わらないのですが、時間によっては入り口らへんがかなり混みあってしまい、渋滞となる場合がほとんどです。
人によっては三重県というだけでも遠いのに、三重県志摩市とさらに端の方となるのでアクセスが悪くなり、特に関東圏の人が志摩スペイン村に行く場合は、ゆったりと過ごしたいのであれば最低でも2泊3日などゆとりをもった予定が必要となります。
志摩スペイン村がつまらない・がっかりする理由3:大人には物足りない?
志摩スペイン村は子どもから大人まで楽しめるアトラクション、エンターテイメント、レストラン、ショップなどが集まった魅力あふれる複合型テーマパークと言われていますが、人よっては少々物足りないようです。
USJや東京ディズニーランドなど志摩スペイン村よりも規模の大きなテーマパークに普段から行かれている人はなおさらかもしれません。
実際に志摩スペイン村に行った人の口コミを確認すると「ディズニーと比べたらいけないけどしょぼい」「パレードは期待しない方が良い」「スペイン風の大きい公園」「大人だけではもたない」などと志摩スペイン村のクオリティ対しての声は少なからずありました。
また、大人だけで志摩スペイン村に行った人の一部は「時間が余った」との感想もあるようですが、子ども連れで行った人の大半は「子どもが喜んでいた」「子どもがワクワクしていた」などと家族で良い思い出となったようです。
志摩スペイン村には数々のアトラクションが存在するのですが、やはり多くが子ども向けに造られており、大人にとってはちょっと物足りなく感じてしまいます。
そのため、大人のみで行くならば同じ三重県にある、ナガシマスパーランドの方が良いように感じます。

(出典:ナガシマスパーランド)
志摩スペイン村はガラガラなのになぜ潰れない?
志摩スペイン村と検索すると「なぜ潰れない?」と出てきて、多くの人が疑問に感じています。
確かに、志摩スペイン村は全国にあるテーマパークの中では人気は低い方であり、面白くて新しいテーマパークは他に山ほどあります。
実は、志摩スペイン村が潰れない理由は「親会社の影響が大きい」のです。
志摩スペイン村の親会社は近鉄であり、志摩スペイン村は「近鉄レジャークリエイト株式会社」が運営しています。

(出典:近鉄レジャークリエイト株式会社)
近鉄レジャークリエイト株式会社が運営しているのは志摩スペイン村だけではなく、その他にもホテルや温泉なども運営しており、それらを合わせて「伊勢志摩近鉄リゾート」と呼ばれています。


(出典:伊勢志摩近鉄リゾート)
そのため、志摩スペイン村の業績が悪かったとしても潰れるという可能性は低く、万が一志摩スペイン村が潰れるということになった場合は、親会社である近鉄レジャークリエイトがダメになった時であると言えるでしょう。
最近はVTuberとコラボするなど集客施策に取り組んでいるようです。頑張って欲しいですね!
志摩スペイン村はがっかりする?50人に満足度を独自調査
利用者50人にアンケートを取り、満足度や感想を調査しました。
結果はこちらです。

満足されている方が多いことがわかりますね。
先ほどの「がっかり」「つまらない」などの声はごく一部であることがわかりますね。
- 調査対象者:志摩スペイン村を利用した経験がある方
- 調査人数:50名
- 調査元:Webアンケート
満足度ごとにそれぞれ感想を一例ですが紹介します。
非常に満足
想像していた以上に園内が広く、風景が素敵
アクセスが非常に悪いがクオリティの高いアトラクション等にほぼ並ばずに遊べる
料理が美味しく良い思い出
満足
小さな子供でも歩いて動けるので楽しめる
とても空いていてアトラクションもレストランも利用がしやすかった
大人になっても楽しめた
普通
特別感動した覚えもない
建造物やテーマソング、レストランが印象的だった
15年以上前に行ったが普通に楽しめた
やや不満
あまり良い思い出がない
最近は利用者が増えてきていますが、比較的空いていて良いとの声も多く見られました。
良い口コミばかりで不満に感じている方はほぼいないこともわかりました。
志摩スペイン村は高い?価格に対する50人の評価とは
同様に入場料に対する声を50名の方に独自調査しました。

アクセスはやや悪いかもしれませんが、コスパ的には妥当なスポットだと言えるのではないでしょうか。
ネットやSNSの良い口コミをご紹介します。
志摩スペイン村が楽しいとの口コミ1:SNS映えスポットが多い
志摩スペイン村は、テーマパーク、ホテル、温泉施設が一体となった複合リゾートであり、アトラクションやエンターテインメントはもちろん、まるで海外にいるかのようなフォトスポットも充実しているリゾート施設なのです。
Googleマップの評価を見ても7,000以上の評価に対して4以上あり、多くの方が満足されていることがわかります。

(出典:Googleマップ)
そこで、志摩スペイン村のSNS映えする「フォトスポット」をご紹介いたします。
①サンタクルス通り

(出典:Googleマップ)
美しい白壁の街並みが続く「サンタクルス通り」は、スペインにあるアンダルシアの街を再現した通りです。
白壁にカラフルな鉢植えや扉、そして何よりも青空がよく映え、どこを撮ってもサマになります。
②シベレス広場

(出典:Yahoo!マップ)
エントランスからお店が立ち並ぶ「エスパーニャ通り」を抜けると見えてくるのが「シベレス広場」です。
スペインに実際にある噴水や建物をモチーフにしているので異国情緒をたっぷり感じるスポットとなります。
③グエル広場
スペインを代表する建築家、アントニオ・ガウディさんのアートな世界を再現していて、スペインの有名な観光スポット「グエル公園」の雰囲気を体感できます。
カラフルなタイルが印象的で、360度さまざまな方向からいろんな見え方を楽しむことができるのです。
④ハビエル城博物館

(出典:Googleマップ)
スペインの歴史を体感できる「ハビエル城博物館」にはいくつかのSNS映えスポットがあります。
なかでも特におすすめなのが「バレンシアの台所」であり、18世紀バレンシア地方の帰属の台所を再現していて、動物たちが描かれている壁画が写真によく映えます。
⑤太陽の洞窟

(出典:Googleマップ)
ハビエル城博物館の近くにある通路にあるのが「太陽の洞窟」です。
天井にライトアップされた大迫力の太陽は、SNS映え間違いありません。
この他にも、志摩スペイン村にはSNS映えするスポットが数多く存在するので、ぜひカメラを片手に巡ってみて下さい。
志摩スペイン村が楽しいとの口コミ2:乗り物に並ばずに乗れる
志摩スペイン村は公式サイトで来場者の少なさをネタにした自虐PRを展開し、SNSで話題となりました。
「並ばないから乗り放題」「空いてるから映え放題」との自虐PRは若者層からは好意的な意見が多く、実際に足を運んだという人も少なくありません。
志摩スペイン村は混雑しにくいからこそ楽しめる魅力があり、パーク内のいたるところにあるフォトジェニックなスポットはSNS映えすること間違いなしです。

(出典:志摩スペイン村)
「人が写り込んで上手く撮れない」という心配は無用であり、納得のいくまで撮影することができるのです。
そして、気になるアトラクションも、そこまで混雑することなく乗ることができます。
大型連休などの混雑が予測される日でも、広報担当者は「どれだけ長くてもアトラクションの待ち時間は1時間以内」と話しており、最大の待ち時間は40分との情報も。


(出典:志摩スペイン村)
志摩スペイン村は1994年に開業し、4機のジェットコースターを含む28のアトラクション、スペイン人ダンサーの本格的なフラメンコショーやスペイン料理レストランなどがあり、年間約120万人が訪れる、隠れ人気テーマパークです。
SNS映えするスポットで写真が取り放題であったり、アトラクションにも並ばずに乗れることから、「並ばないから乗り放題」という自虐PRは、大きく評価されることとなったのでした。
志摩スペイン村についておさらい
志摩スペイン村とは、1994年に開園した三重県志摩市磯部町坂崎にある複合リゾート施設です。
三重サンベルトゾーン構想に基づき、三重県志摩市の協力を得て開発した施設で、テーマパーク「パルケエスパーニャ」を中核施設に、ホテル志摩スペイン村、天然温泉「ひまわりの湯」の3つの施設で構成されています。
スペインがテーマとなっている理由は「三重サンベルトゾーン」計画そのものがスペインをイメージしていたこと、三重県は観光立県ですがスペインも人口約4千万人に対して約5千万人あまりの観光客がある観光立国であること、志摩半島の海岸はリアス式海岸ですが、リアス式海岸のリアスとはスペイン北西部のガリシア地方でリアが多く見られることから命名されたと言われています。
また、志摩スペイン村は年間で約120万人もの人が来場しており、今最も気になるテーマパークとして密かに人気を集めているのです。
志摩スペイン村はどんな人に向いている?
志摩スペイン村はスペインをテーマとしており、「並ばないから乗り放題」と自虐PRしているほど、並ばないテーマパークとして名を広めています。
また、SNS映えするスポットも数多く存在するのですが、人がいないからこそ映える写真が撮り放題であり、「人が写り込んでしまう」「人が待っているから何枚も撮れない」といった心配も必要ありません。
さらに、志摩スペイン村は人があまりいないにも関わらず、迫力満点のアトラクションがいくつもあり、インバーテッドコースター「ピレネー」やスチームコースター「アイアンブル」はアトラクション好きにはたまりません。
そのため、志摩スペイン村は以下の人におすすめです。
志摩スペイン村は子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるテーマパークであり、「人が多くて子連れには大変」という心配もなく、存分にスペインを感じることができます。