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水曜どうでしょう打ち切り理由は仲悪い・炎上?ファン気持ち悪いと誤解される背景とは

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深夜バラエティ番組の金字塔として知られる『水曜どうでしょう』は、2002年9月のレギュラー放送終了以降も、多くの憶測や誤解が飛び交っています。

20年以上経った今でも愛され続ける理由と共に、真相に迫っていきましょう。

目次
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水曜どうでしょう打ち切り理由は?なぜ終了したの?

(出典:水曜どうでしょう)

レギュラー放送終了から20年以上が経過しましたが、今なお新作が制作され続けているのは、制作陣の強い思いがあってのことなのです。

打ち切りという言葉自体が適切でないかもしれませんね。様々な噂や憶測の真相に迫っていきましょう。

前提として完全打ち切りではなく、定期的に復活特番を放送している

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2002年9月のレギュラー放送終了時、「一生どうでしょうします」宣言と呼ばれる重要な約束がなされたのですね。

これは視聴者との強い絆を示す象徴的な出来事でした。

その後、以下のような新作が次々と制作されています。

2004年:「ジャングル・リベンジ」(マレーシアでの冒険)
2005年:「激闘!西表島」(沖縄での新たな挑戦)
2007年:「ヨーロッパ20ヵ国完全制覇」(壮大な旅の完結編)
2011年:「原付日本列島制覇」(国内での新たな冒険)

制作体制も進化を遂げ、2011年からはフルハイビジョンでの撮影を開始するなど、技術面でも着実な進歩を遂げているのですね。

放送枠も確立され、北海道テレビでの放送後、全国各地で順次放送される形が定着しました。

再放送番組『水曜どうでしょうClassic』も好評を博し、2007年には全国47都道府県での放送を達成したのです。

ただ、そんな『水曜どうでしょうClassic』も静岡朝日テレビのように地方局によっては打ち切られており、視聴率や契約内容によるものだと予測されますが、打ち切りと騒がられる背景だと思われます。

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理由1:仲悪いとの噂が挙がったため

大泉洋さんと藤村忠寿さんの激しい罵り合いは、番組の大きな特徴となっていましたね。

ところが、それが「本当に仲が悪いのでは?」という誤解を生む要因となってしまったのです。

この誤解を覆す象徴的なエピソードがいくつかあります。

『アメリカ合衆国横断』で大泉さんが体調不良に陥った際、最後の力を振り絞って「藤村さぁ〜ん」と助けを求めた
レストランで倒れそうになった大泉さんを、すぐさま介抱したのが藤村さんだった
海外ロケでトラブルが発生した際、大泉さんが真っ先に頼ったのはいつも藤村さんだった

藤村さんは「出演者は誰でもよかった」と語っていますが、大泉さんの独特な話し方や表現力に魅了され、それを活かした編集スタイルを確立していったのですね。

嬉野雅道さんも「彼には独特の抑揚があり、それを活かした編集で番組のスタイルが出来上がっていった」と語っています。

一見仲が悪く見えてもそれは誤解であることがわかりますよね。

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理由2:ミスター(鈴井貴之)の心境の変化のため

番組中期以降、大泉さんと藤村さんの掛け合いが中心となり、鈴井さんの立ち位置にも変化が生まれていきました。

「ミスターのいいじゃないか!運動」として番組内でネタにされるほどでしたね。

ただ、ミスターは番組の方向性が自分の求めるものと変わってきていることに違和感を覚えているのではないかとの声もあり、それがレギュラー放送が終わるきっかけではないかと噂されているようです。

番組は年々面白さを増しており新たな魅力を加えることになりました。

大泉さんと藤村さんによる独特の掛け合いの確立
鈴井さんの新たな立ち位置(時にツッコミ役、時に仲裁役)の確立
より多様な人間関係の描写が可能に

実際、この時期の企画「ヨーロッパ・リベンジ」最終夜では、深夜放送にも関わらず18.6%という驚異的な視聴率を記録したのです。

ミスターがどう思っていたのか本心はわかりませんが、視聴者側は楽しんで番組を見ていたことが想像できますよね。

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理由3:炎上や、つまらなくなったとの噂が上がったため

炎上の噂や一部では「番組のクオリティが低下した」という声も聞かれましたが、それが打ち切って欲しいという気持ちから疑惑につながった可能性があります。

ただ、これは完全な誤解だったといえるでしょう。

ちなみに炎上との噂は次のようなことが原因でした。

炎上したと思われる事件

砂事件

この事件は、「水曜どうでしょう」の「原付西日本制覇」という企画で、鳥取砂丘から砂を無断で持ち帰ったことが問題となったものです。

このエピソードは、2000年に初めて放送され、その後2007年に再放送された際に、地元の鳥取県の方から指摘を受けて問題化しました。

当時、鳥取砂丘は「山陰海岸国立公園」の特別保護地区に指定されており、また天然記念物でもあります。

このため、砂を持ち帰る行為は「自然公園法」に違反するものであり、これは番組側に非があることは間違いありません。

②岩屋寺騒動

四国八十八ヶ所巡礼の企画中、45番札所である岩屋寺を訪れた際に発生した事件です。

大泉洋さんが岩屋寺で「悟りを開いた」と称した直後、ディレクター陣のパンを盗み食いし、これが原因で口論に発展しました。

嬉野ディレクターのクリームパンを食べたことが問題となり、藤村ディレクターから「人のもの食うなよ」と咎められる場面がありました。

③早起きクマさん事件

1998年12月8日に放送された「今から間に合うクリスマス」という企画中、出演者全員が酒に酔った状態で、早朝の生放送番組『発信!生スタ 早起きクマさん』に飛び入り出演しました。

その際、大泉洋さんと鈴井貴之さんが「どうでしょう!」と大声で叫び、男性アナウンサーの頭に噛みつくなどの行動を取り、番組は一時混乱しました。

この出来事により、ディレクターの藤村忠寿さんが始末書を書く事態となりました。

上記のように炎上とも言える事件はあるものの、その度話題になっており番組を知ってもらう機会にもなっていたはず。

実際この時期に番組の人気は視聴率ともに最高潮に達していたのです。

著名人ファンの広がりを見ても、その人気の高さが分かります。

吉川晃司さん:番組の大ファンを公言
つのだ☆ひろさん:番組の魅力について雑誌で語る
本広克行さん:特に『四国R-14』を高く評価
武田勝さん:登板曲に「1/6の夢旅人2002」を使用
さだまさしさん:番組の独自性を評価

さらに、テレビ朝日社員が選ぶ好きな番組ランキングでは、『タモリ倶楽部』『めちゃ×2イケてるッ!』に次ぐ3位を獲得。

局を超えた評価の高さを示す出来事となったのですね。

理由4:前身番組『モザイクな夜V3』が打ち切られていることでの誤解のため

『モザイクな夜V3』は「低俗番組」というレッテルを貼られ終了となりましたが、制作陣の「1曜日だけでも番組を残してくれ」という熱意により、水曜日の深夜枠が確保されたのですね。

ただ、時間枠から「水曜どうでしょう」が打ち切られたと誤解された可能性もありそうです。

ここで興味深いのは、制作陣の逆転の発想でした。

「半年しかできないなら好き勝手やろう」という開き直り
「北海道じゃないところでロケする」という斬新な発想
予算の制約を逆手に取った企画作り

当初は、以下のような企画も放送されていました。

ビシバシステムによるコント
『雅楽戦隊ホワイトストーンズR』という特撮ドラマ
アーティストインタビュー(GLAY、嘉門達夫さん、忌野清志郎さんなど)

しかし、鈴井さん・大泉さんによる旅企画の人気が高まり、番組開始1周年を境に現在の形が確立されていったのです。

理由5:視聴率の低下のため

番組の視聴率は打ち切りの大きな原因ですがこれも大きな誤解といえます。

1999年12月8日の「ヨーロッパ・リベンジ」最終夜では、深夜23時という時間帯にも関わらず18.6%という驚異的な視聴率を記録。

この成功を受けて、以下のような特別企画も実現しました。

ゴールデンタイムでのスペシャル番組放送
「サイコロ6 ゴールデンスペシャル」の放送
30時間に渡る生放送CMの実施

さらに、DVD販売も驚異的な数字を記録しています。

  • 累計出荷数500万枚突破
  • バラエティ・お笑いジャンルで最多となる14作品でオリコン週間DVDランキング1位獲得
  • 北海道テレビの放送外収入は2014年度に本番組単体で約24億円を達成
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水曜どうでしょうのファンが気持ち悪いと誤解される背景とは

『水曜どうでしょう』のファンに対する誤解も多く見られます。

一部の熱狂的なファンの行動が目立ってしまい、全体的な印象を損ねてしまうケースがあるのですね。

しかし、これは一部の事例に過ぎないのです。

むしろ、ファンの熱量の高さは、以下のような形で番組の継続を支えています。

・HTBグッズショップでの関連商品の高い売上
・イベント時の大規模な動員力
・DVDの安定した販売実績
・新作放送時の高視聴率への貢献

特筆すべきは、2019年10月に開催された「水曜どうでしょう祭 FESTIVAL in SAPPORO 2019」では

3日間で約3万人を動員
全国204箇所の映画館でのライブビューイングを実施
約7万人が視聴

このような大規模イベントが成功を収めているのは、健全なファンコミュニティの存在があってこそなのですね。

著名人のファンには、以下のような多彩な顔ぶれがいます。

映画界:本広克行さん
スポーツ界:武田勝さん
芸能界:山田孝之さん、小杉竜一さん
音楽界:さだまさしさん
お笑い界:伊野尾慧さん

さらに、業界からの評価も非常に高く、テレビ朝日社員投票での高順位獲得や地方局制作番組としては異例の全国放送実績、他局による模倣番組の登場など幅広い支持は、番組の本質的な魅力が理解されている証左といえるのではないでしょうか。

項目内容
ジャンルバラエティ番組 / 旅番組
企画鈴井貴之
構成鈴井貴之、森崎博之(リターンズのみ)
ディレクター藤村忠寿(チーフディレクター)、嬉野雅道(カメラ担当ディレクター)
出演者鈴井貴之、大泉洋、安田顕(準レギュラー)
ナレーター藤村忠寿
音楽本間昭光(「原付日本列島制覇」以降)
オープニングテーマ川岸秀樹「水曜どうでしょうタイトル」
エンディングテーマ樋口了一「1/6の夢旅人」、「1/6の夢旅人2002」
製作プロデューサー福屋渉、杉山順一(いずれも7代目)
制作北海道テレビ(HTB)
放送期間
  • 1996年10月10日 – 1998年3月26日(木曜 0:50 – 1:20、水曜深夜)
  • 1998年4月1日 – 2000年3月29日(水曜 23:25 – 23:55)
  • 2000年4月5日 – 2001年9月26日(水曜 23:09 – 23:39)
  • 2001年10月3日 – 2002年9月25日(水曜 23:15 – 23:45)
復活特番2004年5月26日 – 不定期(水曜 23:15 – 23:45)
回数レギュラー放送:180回、復活特番:70回(2021年現在)
特徴低予算・低姿勢・低カロリーの「3低」をモットーにした過酷な旅企画が中心。出演者同士の軽妙な掛け合いとユーモアが人気の理由。
公式ウェブサイトhttps://www.htb.co.jp/suidou/
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