「サンデーLIVE!!」が2024年9月29日に終了しましたよね。
その理由にはさまざまな要因が絡んでいると考えられます。
この記事では、具体的な打ち切りの理由について詳しく考察していきます。
サンデーライブ打ち切り?終了理由を考察
「サンデーLIVE!!」の放送終了には、複数の理由が考えられます。
公式では具体的な理由を公表していないものの次のような理由があると考えられます。
視聴率の低下
まず、大きな要因のひとつに視聴率の低下が挙げられます。
視聴率の低下はテレビ番組の継続にとって致命的です。「サンデーLIVE!!」は2017年から続いた長寿番組ですが、特に東山紀之さんがMCを降板した2023年9月以降、視聴率が著しく低迷しました。
2023年末時点での視聴率は、関東地区で平均5.3%とされ、当初の勢いを大きく失っていました。
視聴率低迷の背景には、同時間帯に放送されている人気番組との競合があります。
「バナナマンの早起きせっかくグルメ」、「遠くへ行きたい」、「所さんの目がテン!」、「シューイチ」、「がっちりマンデー!!」など、朝の時間帯には強力なライバルが多数存在しますね。
これらの番組は、それぞれに強い個性や長年のファンベースを持ち、安定した視聴率を保っているため、「サンデーLIVE!!」が視聴者を引き留めるのは難しかったのではないでしょうか。
「シューイチ」は中丸雄一さんの降板はあったものの情報番組としての充実度とエンタメ要素が盛り込まれており人気です。
「がっちりマンデー!!」も経済的なテーマをわかりやすくエンタメ要素を交えながら紹介するスタイルが人気ですよね。
それに比べて、「サンデーLIVE!!」は幅広い情報を取り扱っていたものの、特定の分野における独自性を打ち出せなかったことが、視聴者に強く訴求することが難しくなった理由の一つだと考えられますね。
視聴率の低下が打ち切りの主要因であることは明白です。
また、過去の事例として「情報ライブ ミヤネ屋」も一時期視聴率の低迷に苦しみましたが、再構成や新たな企画導入により立ち直ったことがあります。
東山紀之さんの降板
打ち切り理由として次に考えられるのが、東山紀之さんの降板による影響です。
東山さんは番組がスタートした2017年から6年間、メインキャスターとして出演し、番組の顔として活躍してきました。
しかし、2023年9月に旧ジャニーズ事務所の性加害問題を受けて、SMILE-UP.社の社長に就任したことを契機にMCを降板。
その後、タレントとしての活動も休止しました。
東山さんの降板は、視聴率低下と並ぶ打ち切りの決定打となったと考えられますね。
東山さんは視聴者にとって番組の「象徴」であり、彼の落ち着いた語り口や深い知識、そして人柄が番組全体に安定感を与えていました。
東山さんの降板後、後任となった平石直之アナウンサーがその役割を引き継ぎましたが、東山さんが持つカリスマ性を補うことは容易ではなかったのです。
一方で、かつて日本テレビの「ズームイン!!朝!」が徳光和夫さんの降板後も次第に番組を安定させていった事例と対比すると、いかにキャスターの交代が番組にとって大きな影響を与えるかが分かります。
「サンデーLIVE!!」はその代替わりを成功させることが難しかったのですね。
テレビ朝日の方針転換
もう一つの重要な理由として、テレビ朝日の方針転換が挙げられます。
テレビ朝日は近年、経費削減や番組編成の見直しを強化しており、「サンデーLIVE!!」の制作コストは大きな負担となっていました。
「サンデーLIVE!!」は朝日放送テレビ(ABC TV)や名古屋テレビ(メ〜テレ)との共同制作番組であり、その制作体制には多くのリソースが割かれていました。
そのため、経費削減を目指すテレビ朝日にとって、この体制を維持することは次第に難しくなっていたのではないでしょうか。
さらに、後継番組として「グッド!モーニング」を日曜日にも拡大することが決定しました。
「グッド!モーニング」は既に平日と土曜日に放送されており、視聴者にとって馴染みのある番組です。
(出典:グッド!モーニング)
「グッド!モーニング」は当初平日の朝だけでしたが、2024年3月30日より『週刊ニュースリーダー』の後番組として土曜版の放送も開始。
今回から日曜日も放送されるとなると毎日「グッド!モーニング」が放送されることになりますね。笑
この編成の一貫性を重視する方針には、コスト効率の向上とともに、視聴者に対して「安定した情報提供」を届ける狙いがあると考えられます。
曜日ごとに異なる情報番組を編成するよりも、統一感のある番組構成を提供することで視聴者に親しみやすさを与えたいという意図が見えますね。
サンデーライブの打ち切り・終了を悲しむ声は多い!
「サンデーLIVE!!」の放送終了が発表された後、多くの視聴者からは悲しみの声が寄せられました。
SNSやネット上では、「日曜の朝に楽しみにしていたルーティンがなくなってしまう」「東山さんがいなくても番組を続けてほしかった」というコメントも多数見られましたね。
この番組は特にファミリー層を中心に愛され、日曜の朝を彩る存在でした。
番組が人気だった理由
「サンデーLIVE!!」は、幅広い視聴者層に支持されていた番組です。
旧ジャニーズ問題で途中降板という悲しい形になりましたが、東山紀之さんのカリスマ的な存在感や落ち着いた語り口は、視聴者に安心感を与え、特に日曜の朝という時間帯にぴったり合っていました。
また、松岡修造さんが担当した「みんながん晴れ」コーナーも、情熱的な姿勢が全国の視聴者に元気を届けるコンテンツとして好評でした。
平石直之アナウンサーの親しみやすさも、東山さんの降板後も番組の雰囲気を引き継ぐ重要な要素となっていました。
他にも、ニュースやスポーツ、エンタメ、地方発信の企画など多様なコンテンツを網羅し、地域に根差した内容を積極的に紹介することで、幅広い共感を呼びました。
視聴者にとって、家族でリラックスしながら楽しめる内容が支持を集める大きな理由だったと考えられます。
後番組は『グッド!モーニング』
「グッド!モーニング」は平日朝の情報番組としてすでに多くの視聴者に定着しており、2024年10月からは日曜日もカバーすることで、全曜日において「グッド!モーニング」が朝の情報を提供することとなります。
視聴者のライフスタイルに合わせた番組構成を提供する狙いがあると考えられますね。
平日から週末まで一貫したスタイルで情報を届けることにより、視聴者は番組のコンテンツに親しみを持ち、より安定した視聴体験が提供されると思います。
テレビ朝日が目指す「一貫性」と「安定感」を持った番組編成が、視聴者の信頼と関心を維持するカギなのです。
さらに、「グッド!モーニング」では平石直之アナウンサーに加えて、増田紗織アナウンサーや小松﨑花菜アナウンサーなど、各局からの人気アナウンサーが出演します。
これにより、視聴者に親しみやすさと新鮮さを両立させた内容が提供されることが期待されます。
サンデーライブの概要
最後に「サンデーLIVE!!」の概要を振り返ります。
項目 | 内容 |
---|---|
ジャンル | 朝の情報番組・報道番組 |
出演者 | 平石直之(テレビ朝日アナウンサー)、増田紗織(朝日放送テレビアナウンサー)、小松﨑花菜(メ〜テレアナウンサー)、武隈光希(テレビ朝日アナウンサー)ほか |
オープニング・エンディング曲 | オリジナル曲(作曲:木之下慶行) |
製作 | テレビ朝日、朝日放送テレビ、名古屋テレビ放送 |
プロデューサー | 渡辺実(EX)、後藤安史(ABC TV)、浅野宏明(NBN) |
放送形式 | リアルタイム字幕放送、ステレオ放送 |
放送期間 | 2017年10月1日 – 2024年9月29日 |
放送時間 | 日曜 5:50 – 8:30 |
放送国・地域 | 日本 |
公式サイト | サンデーLIVE!! 公式サイト |