西日本を中心に展開しているスーパーマーケット「サンリブ」ですが、検索結果に「潰れる」というワードが出てくるようです。

(出典:google)
今回はそんなサンリブの口コミ・評判を調査しました。
サンリブが「潰れる」との噂がやばい?【誤解】

調査すると、次のような声もあるようです。
営業利益が減少?
サンリブの経営状況を心配する声が上がる大きな理由の一つが、営業利益の減少です。
実際に近年の決算を見ると、利益が落ち込んでいる時期があるのは事実です。
サンリブの2024年2月期決算は、営業損益が2億5,200万円の赤字。
前の期は6億8,800万円の黒字だったので、赤字に転落したことになります。
既存店の売上が伸び悩んだことに加え、食品値上げが続く中でも、ディスカウント業態「リブホール」への転換などが影響し、全体の利益率が下がったことが原因と考えられます。
しかし、企業の経営は長期的な視点で見ることが大切です。
サンリブは2017年2月期には増収増益を達成していますし、2007年2月期には経常利益が前期比で88.1%も増加したこともありました。
このように、利益は市況や戦略によって変動するものなのです。
現在の赤字は、競合店との競争激化に対応するため、新しいディスカウント業態「リブホール」へ戦略的に投資している過渡期の結果とも言えるでしょう。
短期的な数字だけで「潰れる」と判断するのは早計であり、むしろ将来の成長に向けた変革の痛みと捉えることもできるのです。
項目 | 内容 | 考察 |
---|---|---|
外部要因 | 大手競合の進出、ドラッグストアなど異業種との競争激化 | 価格競争が利益率を圧迫している可能性があります。 |
内部要因 | 新業態「リブホール」への投資、店舗改装 | 将来の収益源を育てるための先行投資が、短期的な赤字につながっていると考えられます。 |
消費者動向 | 節約志向の高まり | 低価格業態へのシフトは、時代のニーズに応えるための必然的な戦略かもしれません。 |
サンリブが大量閉店?
「サンリブが次々に閉店している」という情報も、経営不安の噂につながっています。
確かに、ここ数年でいくつかのサンリブ店舗が閉店しているのは事実ですが、これは経営悪化による無計画な閉店ではありません。
サンリブは「スクラップアンドビルド」という経営戦略をとっているのです。
これは、建物の老朽化や周辺の環境変化によって収益が見込めなくなった古い店舗を閉鎖(スクラップ)し、
その分の経営資源を、より成長が見込める新しい店舗の出店や既存店の改装(ビルド)に集中させる手法です。
2017年に子会社のマルショクと合併した際には、3年間で福岡県や山口県に3店舗以上を新規出店する一方で、10店舗を閉鎖する計画を発表しました。
これは、グループ全体の経営を効率化し、競争力を高めるための積極的な店舗網の再編なのです。
サンリブ折尾店(2015年閉店)やサンリブ若松店(2022年閉店)など、地域に長く親しまれた店舗も、こうした戦略の中で役割を終えました。
合併したマルショクも相次いで閉店?
サンリブと同業のマルショクは、平成29年9月1日をもって合併し、新たに株式会社サンリブとしてスタートしています。
もともとサンリブとマルショクは兄弟会社のような関係でしたが、マルショクは2016年の熊本地震で多くの店舗が被災し、34億円以上の大きな赤字を抱えるなど、経営的に厳しい状況にありました。
サンリブとの合併は、こうしたマルショクを救済し、グループ全体の経営基盤を強化するという目的が大きかったのです。
しかし、マルショクが大量閉店しているようで、「サンリブは潰れるのでは」との噂が広がっているようです。
マルショクの閉店例は次の通りです。
【2023年2月28日 閉店】
・マルショク長浜店
・マルショク西都店
・マルショク中央通り店
・マルショク松山店
【2023年9月24日 閉店】
・マルショク野間大池店
【2023年10月31日 閉店】
・マルショク二島店
2023年だけでも5店舗以上もの店舗が閉店しています。
合併後にサンリブとマルショクで重複していた管理部門などを統合し、コストを削減しました。
その流れの中で、近隣のサンリブと客層が重なるマルショク店舗や、収益性が低い店舗が整理されるのは、経営戦略として自然な流れと言えます。
2023年からは、一部のマルショク店舗を「リブホール」というディスカウント業態に転換する取り組みが始まっています。これは単なる閉店ではなく、時代のニーズに合わせた「攻め」の戦略なのです。
マルショクで強盗殺人事件?
平成12年9月3日、広島県佐伯区の「マルショク五日市店」の商品搬入口で、男性従業員が仰向けで血を流して倒れているところを警備員が発見しました。
司法解剖の結果、被害者男性は首や顔などの数か所を刃物のようなもので切られていて、左手首には犯人に抵抗した際についた傷が残っていました。
店内からは、現金数千円と預金通帳の入っていた手提げ金庫や被害者男性の免許証や携帯電話、所有していた乗用車の鍵がなくなっていたようです。
現在でも犯人は逮捕されておらず、未だ未可決事件として情報提供が呼びかけられています。
「潰れる」との噂が挙がっているサンリブですが、潰れるという事実はありません。
地域に密着したスーパーとして幅広い世代の人に親しまれているスーパーなので、潰れるという可能性はほとんどないでしょう。
サンリブの良い口コミ1:新鮮で美味しい
地域密着型スーパー「サンリブ」は、新鮮で美味しい食材を数多く取り揃えています。
鮮魚類は独自の調理法で加工されていて、仕入れたものをすぐに並べられるため新鮮で美味しい鮮魚を手に入れることができます。
また、肉類もお客さんのニーズに合わせて量り売りをすることも可能となっていて、好きな分量だけ購入することが可能です。
鮮魚類や肉類ももちろんですが、総菜も欠かせない商品の一つです。
サンリブの総菜は店舗内で調理されていて、余計なものを入れていないので安心して食べることができます。
「卯の花」や「ひじき煮」、「かぼちゃ煮」などの食卓にもう一品足りないときのための総菜や、チキンカツなどの夕飯に大助かりの総菜まで幅広いラインナップとなっているので、仕事や育児で忙しい家庭にとっては救世主的な存在です。
サンリブは、時間帯によっては割引になりお手頃な価格で商品をゲットすることができます。
鮮魚やお肉、総菜など、どれも新鮮で美味しいものばかりなので、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
サンリブの良い口コミ2:高齢者に優しい
サンリブは、地域住民にとっては生活の基盤と言っても過言ではないスーパーであり、高齢者の憩いの場としても親しまれています。
サンリブを利用している人の口コミは次の通りです。
高齢者の方々からすると、広すぎて規模の大きいスーパーは目的の商品が見つけにくく、品揃えが豊富すぎても買い物がしにくくなってしまいます。
しかし、サンリブは広すぎずほどよい規模となっていて、商品も見つけやすく車いすの人でも買い物がしやすい店舗が特徴です。
また、サンリブグループでは、移動スーパー「とくし丸」という究極のセレクトショップを運営しています。
「とくし丸」とは、軽トラックを使用した移動販売型スーパーで、コンパクトな荷台に約400品目、約1,200~1,500点にも及ぶ商品を積んで移動しているのです。
スーパーに行きたくても行けない高齢者の方に向けた事業であり、高齢者の方におすすめしたい商品ばかりをセレクトしています。
食品販売なので3日に1度の訪問を可能にしていて、「来てもらわないと困る」との声が続出しているのだとか。
高齢者の要望に応える「おばあちゃんのコンシェルジュ」を目指している「とくし丸」は、今後さらに需要が拡大していくことでしょう。
サンリブについておさらい
株式会社サンリブは、福岡県北九州市に本社を置き、九州および中国地方7県で120店舗以上を展開する総合スーパーマーケットチェーンです。
1947年の創業以来、「感謝と奉仕」「総員経営」「人間尊重」「創造力の発揮」という経営理念を掲げ、地域に根差した経営を続けています。
事業内容は食料品、衣料品、住居関連品など「衣・食・住」全般にわたり、生活提案型の店舗として多様な商品・サービスを提供しています。顧客ニーズに対応するため、「サンリブシティ」のような大型ショッピングセンターから、食品中心の「マルショク」、高付加価値商品を扱う「サンリブBUONO」まで、5つの異なる店舗形態を戦略的に展開しているのが大きな特徴です。
2025年2月期の売上高は1,141億円を超え、近年はSDGsにも注力し、地域社会の持続的な発展にも貢献しています。
サンリブはどんな人に向いている?
今回は、サンリブに対する声を紹介しました。
サンリブとは、福岡県北九州市若松区に本社を置き、九州地方や中国地方でスーパーを展開しているスーパーマーケットチェーンです。
サンリブが向いている人は、次の通りです。
サンリブは、地域に密着したスーパーです。
買い物がしやすく地域住民に寄り添ったスーパーとして多くの人に親しまれているので、ぜひ利用してみてくださいね。