連載の人気TL漫画「隣の席の変な先輩」は、7巻発売から3年以上が経過し、多くのファンが続きを待ち望んでいる状況が続いていますね。
今回はこの状況に至った背景と現状を、詳しく調査しました。
隣の席の変な先輩は打ち切りや休載と噂される理由とは
(出典:まんが王国)
月間TLランキング12位を記録し、まんが王国では7,000人以上のお気に入り登録を誇る本作品。
その人気ぶりからすると、この長期休載は異例の事態と言えるのではないでしょうか。
理由1:うすくち先生のXが2023年4月から更新されていないため
うすくち先生のX(旧Twitter)アカウントにおける2023年4月以降の更新停止は、作品の今後に大きな影を落としているように思われます。
SNS活動停止前ですが、まゆみと朝日向先輩の掛け合いを意識した投稿や、作中の重要シーンに関する補足説明など、作品への深い愛情が感じられる発信が続いていましたね。
また、読者からの質問や感想への丁寧な返信も特徴的でした。
作品の制作状況についても、定期的な報告がなされており進捗状況や新刊の発売時期など、ファンが気になる情報が適切なタイミングで共有されていたのです。
これは連載作家として非常に誠実な対応だったと言えますよね。
そのような丁寧な情報発信が突如として途絶えてしまったことは、単なる更新の遅れとは考えにくい状況ですね。
漫画業界では、作家の活動停止には様々な背景があることが知られています。
- 体調の維持が困難になったケース
- 出版社との方向性の調整が必要になったケース
- 作品の構成や展開の見直しに時間を要するケース
- 予期せぬ私生活の変化が生じたケース
漫画家は病気になりやすいので、体調面で何もなければ良いのですが。心配ですよね。
理由2:2021年7月15日発売の7巻から3年以上も途絶えているため
最新刊である7巻の発売から3年以上が経過している現状は、TL漫画業界において極めて異例の事態と言えます。
本作品の発売サイクルの変化を詳しく見ていきましょう。
- 1巻→2巻:91日(2019年3月→6月)
- 2巻→3巻:92日(2019年6月→9月)
- 3巻→4巻:123日(2019年9月→2020年1月)
- 4巻→5巻:60日(2020年1月→3月)
- 5巻→6巻:269日(2020年3月→12月)
- 6巻→7巻:202日(2020年12月→2021年7月)
特に5巻から6巻の間の269日という空白期間は、制作体制に大きな変化があった可能性を感じさせますね。
これらの要素を高いクオリティで維持することは、作家にとって大きな負担となったことが推測されます。
特に7巻では新キャラクター・倉井の登場により、物語はより複雑な展開を見せ始めていました。
そのような注目作品であるにもかかわらず、突如として長期休載に入ったことは、単なる制作上の問題以外の要因が存在する可能性を示唆しているのではないでしょうか。
また、うすくち先生の作品は最長でも「王子様のシンデレラ探しがかなり過激と噂な件」の8巻で、1巻で完結する短いものが大半です。
長期的な作品作りに時間がかかっており、隣の席の変な先輩の今後について悩んでいるって可能性もありそうですね。
完結作品
- 「女性を愛せないと言った侯爵が人が変わったように溺愛してきます」(全1巻)
- 「婚約破棄を狙いましたが、ヤンデレ公爵が溺愛から逃してくれません」(全1巻)
- 「夜伽聖女として召喚されたうさぎ獣人ですが、獣はいらんと言われました」(全1巻)
- 「極上御曹司と甘い一夜を過ごしたら、可愛い王子ごと溺愛されています」(全1巻)
- 「監禁させてください~傷心王女はヤンデレ公爵の愛の枷に囚われる~」(全1巻)
- 「王子様のシンデレラ探しがかなり過激と噂な件」(全8巻)
- 「【合本版】王子様のシンデレラ探しがかなり過激と噂な件」(全1巻)
連載中/未完結作品
- 「隣の席の変な先輩」(既刊7巻)
- 「隣の席の変な先輩【コミックス版】」(既刊1巻)
- 「シングルママは極上エリートの求愛に甘く包み込まれる」(既刊1巻)
2020年9月ごとにも、うすくち先生の私生活の多忙さのため更新が滞っていた
実は2020年9月頃にも、作品の更新に遅れが生じる時期があったのですね。
しかし、当時の状況は現在とは大きく異なっていました。
その頃は、不定期ながらも更新は継続されており、作者と読者のつながりも完全には途切れていなかったのです。
当時の状況と現在とを比較すると、より深刻さが際立ってきますね。
2020年の際は一時的な遅れという印象でしたが、現在は全く音沙汰がない状態が続いているのです。
作品のクオリティの高さを考えると、単純な創作の停滞ではない何らかの事情が背景にあるのかもしれません。
隣の席の変な先輩の休載・打ち切り疑惑に悲しむ声も多い
作品のストーリーは、社内で一番美形が多い営業部に異動してきたまゆみと、彼女の隣席に座る朝日向先輩との関係を軸に展開していきます。
朝日向先輩は外見こそイケメンながら、まゆみに対して粘着質なストーカー気質を見せる変わった性格の持ち主として描かれているのですね。
この独特な設定は、TL漫画としては異色の展開だったと言えるでしょう。
しかし、うすくち先生の巧みな描写によって、不快感を感じさせない絶妙なバランスで引き込まれる人も多かったはず。
それだけに、物語の続きを待ち望む声が絶えないのです。
読者からは「朝日向先輩の純粋すぎる執着心が可愛らしい」「まゆみの冷静なツッコミが秀逸」といった声が多く寄せられていますね。
特に、朝日向先輩の予測不能な言動とまゆみの的確な突っ込みのやり取りは、多くのファンの心を掴んで離さない魅力となっていたのです。
作中では、まゆみの周りに様々な個性的なキャラクターが登場します。
身長182cmのモデル体型の課長や、母性をくすぐる系の新入社員、テニスで全国ベスト8の実力を持つスポーツ万能系など、豊富なキャラクターたちが物語を彩っているのですね。
魅力的な作品だけに、現在の長期休載は残念な状況と言わざるを得ません。
ただし、休載や打ち切りについて公式から正式な発表はないため、まだ希望を持って待つことができるのではないでしょうか。