香川県観音寺市で親しまれてきた「鳥越製麺所」について、閉店理由が気になる方も多いようです。

(出典:Google)
リニューアル後にも一時的に閉店しており、噂があがった可能性もあります。
鳥越製麺所の閉店理由は?理由を考察
鳥越製麺所がやっていないと多くの方が「あの美味しいうどんがもう食べられないのはなぜなのか」と心配になりますよね。
2019年1月27日をもって閉店
2019年1月27日を最後に旧「鳥越製麺所」は営業を終了。
2011年2月7日からおよそ8年間という比較的長い期間営業していたのは、地元の方々からも観光客からも愛されていた証拠ですね。
朝早い時間帯から営業をしており、出勤前や旅の途中に立ち寄る方も少なくなかったようです。
閉店直前は「もうしばらくあのうどんを食べられないかもしれない」と残念がる声が多く、実際に最後の日は遠方から訪れたファンで行列も。
閉店理由1:土地や施設の契約満了、立ち退きを求められたため
旧「鳥越製麺所」は、土地や施設の契約が更新できなくなり、オーナーがその地を離れることになったとの噂があります。
契約満了の時期といっても、具体的にいつから交渉が行われていたのかははっきり公表されていませんでしたが、結果的には2019年1月27日で閉店を余儀なくされたのではないでしょうか。
この閉店後、旧オーナーは味を引き継ぐ形で四国中央市に「宮内製麺」を開店。


(出典:Googleマップ)
四国中央市なら愛媛県内からのアクセスが良いため、「本場の味を気軽に堪能できる」と喜ぶ方も出てきましたね。
また一方では、旧「鳥越製麺所」の名称そのままに、別のオーナーが同じ場所で営業を行う動きもあったのです。
このように場所や経営者が変わったことで、立ち退きの影響がはっきりと表れたのではないでしょうか。
閉店にはいろいろな感情が絡んでいたはずですが、関係者全員がまったく同じ思いを抱いていたわけではないかもしれませんね。
閉店理由2:リニューアル後の「鳥越製麺所」で2024年12月28日に強盗傷害事件があったため※一時的な閉店
リニューアル後の「鳥越製麺所」では、2024年12月28日に店長さんが刺されたと通報があり、金庫の現金がおよそ15万円盗まれたという報道がありました。
この一件は強盗傷害事件として警察が捜査を進めましたが、のちに店長さん自身が傷を負わせた自作自演と判明。
28日午前5時50分頃、香川県観音寺市のうどん店から、店主が右太ももを刺されたと119番があった。男性店主(27)は香川県警観音寺署員らに「開店準備中に不審な男ともみ合いになり、刺された。店の売上金15万円がなくなっている」などと説明。同署は強盗致傷事件として捜査したが、店主はその後、「自分で刺した」と認めた。同署は業務妨害容疑などで調べる。
(引用:読売新聞オンライン)
偽の通報だったことで警察を振り回した形になり、周辺住民も大変驚いたと思われます。
こうした騒動を受けて、店舗が一時的に営業をストップしたのが二つ目の閉店理由なのです。
騒動当初は「客足にどれだけ影響が出るのだろう」「営業できる状況ではないのでは」と心配され、実際に休業に入ってしまったことで、さらに混乱が深まったようですね。
事件の報道はSNS上でも拡散され、新オーナーを知る人や地元の方々からさまざまな声が飛び交いました。
事件後は一旦クローズせざるを得なかったようですが、状況が落ち着いてから改めて営業を再開する流れになったのではないでしょうか。
店主がなぜ自分で刺したのかは具体的な情報は出てきていないですが、心配したファンが話題作りのためなのか「自作自演」だとわかるとがっかりしますよね。
ただ、相変わらず鳥越製麺所が人気なのは変わりません。
鳥越製麺所は一時閉店しても人気は変わらない
やはり多くの方が利用する背景、人気がある理由としては次のようなものが挙げられます。
いりこ出汁の深い味わいや麺の質の高さ
どれほど閉店やリニューアルの騒動があっても、やはり「鳥越製麺所」のうどん自体の魅力を語らずにはいられないのではないでしょうか。
いりこ出汁の深い味わいが際立っており、麺の質の高さも多くの人を虜に。
香川県の西端に位置する観音寺市近辺は、いりこ漁で知られる伊吹島があるエリアに近く、そこから仕入れた良質ないりこを使用しているようです。
このいりこは、濃厚なうまみと上品な香りが特徴的なのです。

(出典:Googleマップ)
さらに、「麺のコシと喉越し」が讃岐うどんの大きな魅力ですが、鳥越製麺所も例外ではなく、その弾力ある食感が存分に味わえますよね。
上記のような声もあり、鳥越製麺所のうどんがいかに真摯に作られているかが伝わってきます。
観光地としての立地が良い
鳥越製麺所は国道11号線沿いにあり、道の駅「とよはま」がすぐそばにあることから、多くの観光客が立ち寄りやすい場所です。
香川県最西端であることから、愛媛県方面からのアクセスも良いですよね。
四国を横断する形でドライブを楽しむ方々が「最初の一杯」や「最後の一杯」として訪れるケースも多いようです。
周辺には瀬戸内海が広がっていて、海を眺めながら一息つける絶景スポットも点在。
地元観光のついでにサクッと立ち寄れることや、道の駅で買い物を楽しんでから食事に向かうプランを組めるのはメリットといえるのです。
観光地としての立地が良いからこそ、リニューアル後も再び盛り上がりを見せているのではないでしょうか。
値上がりしても以前として安い
鳥越製麺所は、リニューアル後にかけうどん(小)の価格が少し上がり、2025年時点では360円ほどとされています。
以前は280円程度だったため、やや値上げ感があるのは事実ですが、周辺の讃岐うどん店と比べても極端に高いわけではなく、天ぷらやおにぎりなどもリーズナブルな価格帯なので、全体としてはまだまだ安い部類なのではないでしょうか。
天ぷらは120円~180円程度、稲荷寿司やおにぎりは100円~120円程度で提供されており、とり天やちくわ天などの定番天ぷらも、アツアツで揚げたてが並びやすいよう工夫されています。

(出典:Googleマップ)
コストパフォーマンスが良いからこそ、何度訪れても飽きないのではないかと思われます。
価格が上がってもなお支持され続ける背景には、こうしたコスパの良さと変わらない味の両立が大きなウェイトを占めていそうですね。