イオンモール大和郡山は、奈良県民にとってなじみ深い大型ショッピングモール。
利用者が多い一方で「なんだかお店がよく変わるなぁ」「閉店が多い気がする…」と感じている方もいるようです。
イオンモール大和郡山の閉店するテナントが増えた理由
イオンモール大和郡山で一部のテナントが閉店し、新しいお店に入れ替わる背景には、いくつかの要因が考えられます。
閉店理由1:リニューアルの影響のため(2022年11月25日のグランドリニューアルなど)
イオンモール大和郡山では、お客様にとってより魅力的で快適な空間を提供するために、定期的にリニューアルが行われていますね。
2022年11月25日にはグランドリニューアルオープンし、約28の専門店が刷新されたり、奈良県最大規模の無印良品が誕生したりと、大きな変化がありました。
こうした大規模なリニューアルの際には、モールのコンセプトやターゲット層に合わせた店舗構成の見直しが行われるため、一部のテナントが契約満了や戦略的判断により閉店し、新しいテナントに入れ替わることがあります。
これは、モール全体の魅力を高め、お客様に新しい発見や楽しみを提供するための動きと言えるでしょう。
過去のリニューアルや改修工事の事例を以下にまとめました。
時期 | 内容 |
---|---|
2011年7月1日 | 3階駐車場部分を改装しシネマコンプレックスが開業 |
2016年 | 140を超える店舗を対象とする大規模リニューアルを実施 |
2022年3月頃~ | 無印良品の店舗リニューアル準備、従業員休憩室も「かんじ良い空間」へ改修 |
2022年11月25日 | リニューアルグランドオープン。専門店28店舗刷新、無印良品(奈良県最大規模、カフェスペース併設)、Francfrancオープンなど |
2023年1月 | 従業員休憩室リノベーション完了(奈良の山々をイメージ、国産材活用、DIYイベントも実施) |
2023年9月29日 | 無印良品 リニューアルオープン(商品カテゴリー見直し、展示スペース設置) |
2025年5月~7月 | フードコート改修工事(キッズ・ファミリー層向けに「もぐもぐテラス」として7月下旬オープン) |
これらのリニューアルは、お客様に常に新鮮な魅力を提供し続けるための重要な取り組みと言えます。その過程で店舗の入れ替わりが起こるのは、ある意味自然なことなのかもしれませんね。
理由2:コロナ禍による影響のため
世界的に影響を及ぼした新型コロナウイルス感染症のパンデミックも、少なからず影響を与えたと考えられます。
外出自粛や営業時間の短縮要請などにより、実店舗への客足が遠のいた時期もありましたよね。
覚えている人も多いと思いますが、以下の法務省のグラフのように急事態宣言やまんえん防止等重点措置の際には全国的に営業自粛のムードがありました。

(出典:法務省)
飲食店やアパレル業界などは大きな影響を受け、経営体力の消耗や将来への不透明感から、閉店を選択したテナントもあったかもしれません。
イオンモール大和郡山でも、感染防止対策を徹底しながら営業を続けていましたが 、個々のテナントレベルでは厳しい状況に直面したケースもあったと思われます。
また、コロナ禍を経て消費者のライフスタイルや購買行動が変化し、オンラインショッピングの利用が増えたり、実店舗に求めるものが変わったりしたことも、店舗戦略の見直しにつながった可能性があります。
閉店理由3:物価高・人件費高騰による赤字のため
近年の物価上昇や人件費の高まりも、テナント経営にとって大きな課題となっていますよね。
原材料費や光熱費、輸送費などのコストが増加する一方で、価格転嫁が難しい場合、利益を圧迫してしまいます。
また、人材確保のための人件費上昇も固定費を押し上げる要因となります。
厚生労働省の令和6年度地域別最低賃金改定状況では奈良県の最低賃金が時給換算で前年度より50円も上昇。
今後もこの動きは続くと思われます。

(出典:厚生労働省)
イオンモール大和郡山に限らず、多くの商業施設でテナントはこうしたコスト増に直面しており、採算が悪化した店舗が閉店に至るケースは十分に考えられます。
価格競争が激しい業態や、薄利多売のビジネスモデルの店舗にとっては、厳しい経営環境が続いているのかもしれません。
イオンモール大和郡山が閉店ラッシュ?閉店が多いのか
「閉店ラッシュ」という言葉を聞くと少し心配になりますが、実際はどうなのでしょうか。
イオンモール大和郡山では、確かに特定の時期に複数の店舗が閉店したことがありました。
2022年の夏頃には、8月だけで10店舗以上が閉店するという情報もあり、これが「閉店ラッシュ」という印象を与えた大きな要因かもしれません。
・2016年7月27日:FLAVA HAT イオンモール大和郡山店閉店
・2019年5月19日:RANDAイオンモール大和郡山店閉店
・2022年7月3日:Charlotte閉店
・2022年8月14日:CRAFT STANDARD BOUTIQUE閉店
・2022年8月15日:ハートマーケット閉店
・2022年8月21日:モントイズ(モントイズ大和郡山店)閉店
・2022年8月28日:パリスジュリエット閉店
・2022年8月31日:3COINSイオンモール大和郡山店閉店(その後3COINS+Plusとしてリニューアルオープン)
・2022年8月31日:シャンブルドゥシャーム(シャンブル ドゥシャーム)閉店
・2022年8月31日:シャトードール イオンモール大和郡山店閉店
・2022年8月31日:コメダ珈琲閉店
・2022年8月31日:mitten(ミトン イオンモール大和郡山店)閉店
・2022年8月31日:らぁ~めん京閉店
・2022年8月31日:チチカカ閉店
・2022年8月31日:ナチュラルクラフトメルシー閉店
・2022年8月31日:リルデシュシュ閉店
・2022年8月31日:ブリーズ閉店
・2022年8月31日:デイジーメリー閉店
・2022年8月31日:サティス閉店
・2022年9月30日:コーナーズ閉店
・2023年1月15日:BullPuluイオン大和郡山店閉店
・2023年3月19日:ピンクラテ イオンモール大和郡山閉店
・2023年9月24日:店名不明の1店舗閉店(イオンモール大和郡山内の3店舗閉店の一部。同フロア「pal plus」にて一部商品販売継続)
・2024年2月26日:ワールドウェディング イオンモール大和郡山店閉店
・2024年8月31日:MUSIC SHOP BIG 大和郡山店閉店
・2025年2月24日:ライトオン イオンモール大和郡山店閉店
・2025年2月24日:流儀圧搾 大和郡山店閉店
・2025年5月12日:いきなりステーキ イオンモール大和郡山店一時閉店(リニューアル工事のため)
確かに多くの店舗名が挙がりますが、これらは数年間のスパンでの動きであり、リニューアルに伴う計画的な入れ替えや、個々の店舗の経営戦略によるものなど、様々な背景があると考えられます。
一時的な閉店やリニューアルオープンも含まれているため、「ラッシュ」という言葉だけで全体の状況を判断するのは少し早いかもしれませんね。
「イオンモール大和郡山」についておさらい
改めて、イオンモール大和郡山がどんなショッピングモールなのか、基本的な情報や魅力を振り返ってみましょう。
概要
イオンモール大和郡山は、奈良県大和郡山市下三橋町に位置する大型ショッピングモールです。
国道24号線沿いにあり、車でのアクセスが非常に便利ですね。
広大な無料駐車場も完備されています。
施設内には、総合スーパーの「イオン」を核店舗とし、ファッション、雑貨、グルメ、家電、書籍、映画館(イオンシネマ)、アミューズメント施設など、多種多様な専門店が集まっています。
文字通り、一日中いても飽きないエンターテイメントモールと言えるでしょう。
また、大和郡山市が金魚の街であることにちなんで、館内には金魚が展示されているのも特徴的で、訪れる人々の目を楽しませています。
奈良県内ではイオンモール橿原に次ぐ2番目の敷地面積を誇る、地域を代表する商業施設の一つなのです。
良い口コミ
イオンモール大和郡山は、多くのお客様から好意的な評価を得ているようですね。
大手旅行情報サイト「じゃらんnet」では、2025年時点で42件の口コミが寄せられ、5段階評価で平均4.1と高い評価を得ています。
具体的にどのような点が評価されているのか、口コミ風にまとめてみました。
- 「とにかく広くて、お店の種類も豊富!洋服も雑貨もレストランも、何でも揃うから一日中楽しめちゃう♪」
- 「駐車場が広くて無料なのが本当に助かる!時間を気にせずゆっくり買い物できるのが嬉しいな。」
- 「映画館があるから、映画を見た後にショッピングや食事もできて便利。話題作の上映回数が多いのも良い!」
- 「フードコートが充実していて、家族みんなで好きなものを選べるのが良い。リニューアルでキッズスペースがもっと良くなるみたいで楽しみ!」
- 「イオンのスーパーも品揃えが良いし、専門店もたくさんあるから、ここに来れば大体の用事が済んじゃう。」
- 「1階に展示されてる金魚が可愛くて癒される。大和郡山ならではって感じで好きだな。」
- 「子供向けのイベントもよくやってるし、家族連れにはすごく優しいモールだと思う。」
- 「リニューアルでお店が新しくなったりするから、いつ行っても新鮮な感じがする!」
もちろん、混雑に関する意見や、個々の店舗に対する様々な感想も見られますが、総じて「広くて便利」「一日楽しめる」「家族連れに優しい」といったポジティブな印象を持っている方が多いようです。
向いている人
イオンモール大和郡山は、以下のような方に特におすすめの場所と言えるでしょう。
- ファミリー層:
- まとめ買いをしたい人
- 一日ゆっくり過ごしたい人
- 車で気軽にアクセスしたい人
- トレンドに敏感な人
広い館内、充実したキッズ向け店舗やフードコートの座席、定期的に開催される子供向けイベントなど、家族みんなで楽しめる要素が満載です。
新しいフードコート「もぐもぐテラス」もファミリーに優しい空間になりそうですね。
総合スーパーのイオンに加え、多種多様な専門店が一箇所に集まっているので、食料品から日用品、衣料品、趣味のものまで、効率よく買い物を済ませたい方にぴったりです。
Q&A
イオンモール大和郡山について、よくある質問とその回答をまとめました。
- 営業時間は?
専門店街は基本的に午前10時~午後9時、イオン大和郡山店(総合スーパー)は午前9時~午後11時です。ただし、映画館や一部飲食店、サービス店舗では営業時間が異なる場合がありますので、詳細は公式ホームページや各店舗にご確認ください 。例えば、Joshinさんは9:30開店だったりしますね 。
- 駐車場は無料ですか?料金がかかる場合はいくらですか?
駐車場は終日無料です。時間を気にせず、ゆっくりお買い物を楽しめますね。
- 最寄り駅からのアクセス方法は?
JR大和路線の「郡山」駅が最寄り駅の一つで、そこから奈良交通バスで約5~6分、「イオンモール大和郡山」バス停で下車します。近鉄橿原線の「近鉄郡山」駅からもバスが出ています。
- どんなお店が入っていますか?
イオンの総合スーパーを中心に、ファッション、雑貨、レストラン、フードコート、映画館(イオンシネマ)、家電量販店(Joshinさん)、書店(喜久屋書店さん)、寝具店、ジュエリーショップ、駄菓子屋さん、携帯ショップ、保険代理店、英会話教室、ストレッチ専門店など、本当にたくさんのお店があります。
- 赤ちゃん連れでも大丈夫?授乳室やおむつ替えシートはありますか?
はい、イオンモール大和郡山はファミリーに優しい施設なので、授乳室やおむつ交換台を備えたベビールームが用意されています。安心して赤ちゃん連れでお出かけできますね。フードコートの改修もキッズ・ファミリー層を意識しているようです。
- 喫煙所はありますか?
はい、館内には喫煙所が設けられています。※フードコート改修工事に伴い、フードコート内の喫煙室は2025年5月15日から7月17日まで封鎖