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    KIPS ICOCAカードの終了なぜ?icocaとの違いや2つの理由を紹介!利用者の低下やテレワーク需要も原因?

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    今回は2023年1月31日に新規発行を終了したKIPS ICOCAカードについて調査しました。

    KIPS ICOCAカードの終了はなぜ?理由は?

    KIPS ICOCAカードのサービスが終了した背景には、複数の要因が考えられますが、公式な終了理由は発表されていません。

    それでは、以下に、可能性のある理由を深掘りしていきます。

    理由1:利用者の低下や需要の変化に合わせた

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    利用者数の減少や消費者ニーズの変化は、KIPS ICOCAカードのサービス終了に一定の影響を与えたと考えられます。

    この背景には、スマートフォンの普及やモバイル決済アプリの台頭が挙げられるでしょう。

    スマホ一台で電車の改札を通過できるようになったため、多くの人々が従来のプラスチックカードからアプリへと移行していますね。

    たとえば、東京や大阪のような大都市では、交通機関の利用者の中でスマホ決済を利用する割合が年々増加しており、こうした動向はKIPS ICOCAカードの利用者減少につながったと考えられます。

    また、若年層を中心に、スマートフォン一台で多くのことを済ませたいというニーズが高まっていることも、物理カードの需要減少を加速させています。

    新型コロナウイルスの影響でテレワークが普及し、通勤や通学での定期的な交通機関の利用が減少したことも、カード利用者の減少につながっていると考えられます。

    多くの企業や教育機関がオンラインでの活動を増やし、必要不可欠だった定期券の需要が以前よりも減少しているのです。

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    理由2:定期券の発行で不便な一面があった

    KIPS ICOCAカードの利用に関する不便さは、特に定期券の発行面で顕著でした。

    このカードは交通機関をスムーズに利用する手段としては便利でしたが、定期券を利用しようとする際にはいくつかのハードルが存在していたのです。

    具体的には、例えば神戸市の通勤者や学生たちが、定期券の更新時に直面した困難を考えてみましょう。

    近鉄線をはじめとするPiTaPaエリア・JR西日本のICOCAエリアは使用可能ですが、そちらのエリア外に通勤する場合、定期券一枚では済まず、もう一枚作る必要があります。

    また、KIPS ICOCAカードの場合、定期券の更新には駅の窓口を訪れる必要があるため、忙しい朝の時間帯に長い行列に並ばなければならなかったのです。

    他のICカードではオンラインで簡単に更新できることを考えると、明らかに不便と感じられますね。

    以下に、KIPS ICOCAカードと他の主要な交通系ICカード(ICOCA、Suica、PiTaPa)を比較しました。

    項目KIPS ICOCAICOCASuicaPiTaPa
    発行元近鉄グループJR西日本JR東日本株式会社スルッとKANSAI
    定期券搭載条件近鉄線を含む連絡定期券のみ搭載可能JR西日本エリア全般で搭載可能JR東日本エリア全般で搭載可能定期券搭載不可(後払い方式)
    新規発行状況2023年1月31日で新規発行終了継続中継続中継続中
    ポイント機能KIPSポイントが貯まる(近鉄利用時)WESTERポイントが貯まる(利用登録要)JREポイントが貯まる(利用登録要)ショップdeポイントが貯まる(後払い利用時)
    モバイル対応非対応モバイルICOCA、Apple Pay対応モバイルSuica対応非対応
    紛失時再発行可能(記名式のみ)可能(記名式のみ)可能(記名式のみ)可能
    定期券の制約近鉄区間が必須制約なし制約なし定期券機能なし

    どうしても「ICOCA」や「Suica」の利便性の高さが目立ちますよね。

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    KIPS ICOCAカードとICOCAカードの違いって?

    KIPS ICOCAカードとICOCAカードは、どちらも交通系ICカード「ICOCA」の基本機能を備えていますが、発行元、ポイントサービス、一部機能において違いがあります。

    KIPS ICOCAは近畿日本鉄道(近鉄)グループが発行していたICOCAで、KIPSポイントサービスが付帯している点が最大の特徴でしたが、2023年1月31日をもって新規発行を終了。

    一方、ICOCAは西日本旅客鉄道(JR西日本)が発行するICカードで、様々な種類があり、WESTERポイントを貯めることができます。

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    KIPS ICOCAとICOCAの主な違い

    特徴KIPS ICOCAICOCA
    発行元近畿日本鉄道(近鉄)西日本旅客鉄道(JR西日本)
    新規発行2023年1月31日をもって終了発行中
    主なポイントサービスKIPSポイント(近鉄線の利用、KIPS加盟店での買い物などで付与)WESTERポイント(利用登録が必要な場合あり)
    カードの種類記名式のみ無記名式、記名式(こどもICOCA、SMART ICOCAなど)
    定期券機能搭載可能(近鉄線を含む連絡定期券など)。発行済カードへの搭載は引き続き可能。搭載可能
    モバイル対応なし(Apple Payへの取り込みは不可)モバイルICOCA / Apple PayのICOCAあり
    チャージ現金のみ現金、クレジットカード(SMART ICOCA、モバイルICOCAなど)
    紛失時再発行可能(KIPSカード紛失応対デスクへ連絡)可能(記名式カードのみ)
    その他KIPSポイントカード機能一体型。近鉄百貨店などでKIPSポイントがたまる・使える。チャージでKIPSポイントは付与されない。ICOCA加盟店で電子マネーとして利用可能。全国相互利用サービス対応。
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    発行済みのKIPS ICOCAカードは継続利用が可能

    KIPS ICOCAカードのサービスが終了しても、既に発行されたカードは引き続き使用することが可能です。

    ただし、今後新たにカードを発行することはありません。

    既存のカードはチャージが可能であり、交通機関だけでなく、加盟店での決済にも引き続き使用できます。

    利用者は、カードの残高がなくなるまで、またはカードの有効期限が切れるまで、このカードを利用し続けることができます。

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    「KIPS ICOCAカード」についておさらい

    KIPS ICOCAカードは、交通系ICカードとして非常に人気がありました。

    このカードは、電車やバスなどの公共交通機関で使える便利なツールで、日々の通勤や通学に欠かせないアイテムでしたね。

    利用者はこのカードに事前にお金をチャージしておくことで、改札機にタッチするだけで入退場が可能であり、非常にスムーズに移動できたと思われます。

    また、KIPS ICOCAカードは、交通機関だけでなく、ショッピングや飲食店など、さまざまな場所での小額決済にも対応していました。

    大阪の心斎橋ショッピング街や東京の秋葉原電気街など、多くの加盟店で簡単に支払いができたわけです。

    観光地や商業施設では、このカードがあれば財布を取り出す手間が省け、買い物がより快適になりました。

    今回の発行終了は残念ですね。

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