今回は焼肉じゃんじゃん亭の閉店が多い背景や「くいどん」との違いについて徹底紹介します。
焼肉じゃんじゃん亭の閉店はなぜ？主な理由とは
焼肉じゃんじゃん亭は、2023年11月3月末をもって全店舗閉店されたようです。
現在は殆どが国産牛焼肉くいどんとして、新たに営業しています。
惜しまれる声があるなか、なぜ閉店してしまったのか調べてみました。
新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少のため
新型コロナウイルス感染症の影響で、外食需要が減少したことにより、売上が減少したのではないでしょうか。
じゃんじゃん亭は1996年4月に1号店として名古屋市南区に「じゃんじゃん亭星崎店」を開店しました。
それから25年以上愛され続けてきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響は計り知れなかったと思います。
それは焼肉店だけではなく、飲食業界全体に大きく影響し、閉店を余儀なくされたお店も多くいらっしゃいました。
2022年5月時点で第5類感染症に位置づけられましたが、一度離れてしまった客足を取り戻すのは簡単なことではありません。
今でも感染症対策として、様々な工夫されているお店がたくさんあります。
営業システムの再構築や環境設備の調整なども、簡単なものではなく、それに伴う費用がかかります。
閉店するのも勇気がいりますが、営業を続けるのも大変な努力が必要になってくるのではないでしょうか。
価格高騰による運営の困難のため
近年続く価格高騰により、店舗運営が困難になったことも閉店の要因となった可能性もあります。
2023年に入り、世界的な物価高騰の影響で、日本でも原材料費やエネルギー価格などの上昇が続いています。
この価格高騰は、飲食業界にも大きな影響を与えており、閉店に追い込まれる店舗も少なくありません。
原価率の上昇は、飲食店の収益を圧迫する大きな要因となります。
特に、食肉や魚介類、野菜などの食材価格は、ウクライナ情勢や円安の影響で大幅に上昇しています。
そのため、食材の仕入れコストが増加し、収益性が悪化している店舗が増えています。
また、原価率の上昇を吸収するために、客単価の引き上げを行った店舗も少なくありません。
しかし、客単価の引き上げは、客離れにつながるリスクもあり、特に、価格を重視する消費者にとっては、価格上昇は大きな負担となります。
くいどんへのリニューアルのため
「じゃんじゃん亭」の閉店は、先ほど紹介したコロナや物価の高騰もありますが、単なる事業縮小ではなく、親会社である株式会社木曽路の経営戦略に基づく積極的なブランド転換も大きな理由です。
より高付加価値な焼肉ブランド「国産牛焼肉 くいどん」へのリニューアルが全国的に進められました。
この戦略転換は、木曽路グループが主力事業である「しゃぶしゃぶ木曽路」に次ぐ第二の経営の柱として焼肉事業を強化する目的の一環です。
2021年の焼肉店「大将軍」（「くいどん」ブランドを運営）の買収を機に、木曽路は焼肉事業の再編を加速。
既存の自社ブランドであった「じゃんじゃん亭」を、より高品質な国産牛を売りにした「くいどん」へ業態転換することで、客単価の向上とブランドイメージの刷新を図っています。
両ブランドの最も大きな違いは、食べ放題のコース内容と価格設定にあります。（2025年時点の価格）
| 特徴 | じゃんじゃん亭 | 国産牛焼肉くいどん |
|---|---|---|
| コース数 | 4種類 | 3種類 |
| コース名称と価格（税抜） | ・満喫コース: 2,480円 ・満足コース: 2,980円 ・贅沢コース: 3,980円 ・プレミアム贅沢コース: 4,980円 | ・カジュアルコース: 3,580円 ・スタンダードコース: 5,280円 ・プレミアムコース: 7,980円 |
| 品目数 | 100品～183品 | 非公開（コースにより異なる） |
| 時間 | 100分（ラストオーダー20分前） | 90分（ラストオーダー20分前）※一部100分の店舗もあり |
| 割引 | 65歳以上、小学生割引あり | 65歳以上割引（800円引）、小学生半額、小学生未満無料 |
| ドリンクバー | ソフトドリンク: 280円（税抜） | ソフトドリンク: 500円（税抜） |
（出典：くいどん）
「じゃんじゃん亭」の最安コースが2,480円から始まるのに対し、「くいどん」は3,580円からと、明確な価格差があります。これは「くいどん」が品質、特に国産牛にこだわっていることの表れです。
2022年以降、多くの「じゃんじゃん亭」店舗が改装期間を経て「くいどん」として新装オープンしており、これは木曽路の決算資料などでも公式に「業態転換」として報告されています。
くいどんの良い口コミ1：とにかく美味しい
くいどんは、焼肉といえば有名な木曽路グループが経営しているので、お肉については評価の高い声が多くありました。
質のいいお肉
くいどんは国産牛にこだわっており、新鮮な肉を仕入れています。
肉のカットにもこだわっており、脂肪と赤身のバランスがよく、適度な弾力と柔らかさになるようにカットしています。
また、脂肪は柔らかく、赤身は固すぎない肉で、触ったときに適度な弾力と柔らかさがあり、臭みもありません。
肉の仕入れから加工まで、一貫して自社で行っているため、品質の管理が徹底されているのも安心できるポイントなのではないでしょうか。
デザートも美味しい
くいどんはメインメニューだけでなく、デザートも美味しいと評判でした。
食べ放題では、選ぶコースによって食べられる種類は変わってきますが、全種類食べてしまう方もいらっしゃいました。
デザートは別腹と考えている方も多いのではないでしょうか。
食後としてだけでなく、口をリセットする意味でも食べる方も多いので、デザートの種類が多いと嬉しいですよね。
くいどんの良い口コミ2：気持ちよく食事ができる
美味しかったと感じられるのは、味だけではなく、環境や雰囲気も大切ですよね。
くいどんは、気持ちよく食事ができると好評でした。
接客の良さ
個室の予約席には店長からメッセージカードが添えられていて素敵な計らいに感動しました。
お料理提供時間も良し接客も良しお料理の味も良し！
(引用：食べログ）
店員さんが笑顔で接してくれるとこちらも安心できるのではないでしょうか。
国産牛焼肉くいどんの店員さんは、常に笑顔で挨拶し、丁寧な言葉遣いで接客してくれます。
また、お客様の要望を素早く察知し、さりげなく気遣いをしてくれるので、気持ちよく食事を楽しむことができます。
個室が素敵
くいどんは個室が使えるのですが、その個室が素敵だと評判でした。
個室のいいところは、落ち着いた雰囲気で、ゆったりと食事を楽しむことができるところですよね。
落ち着いた照明やカーテンで、プライベートな空間を演出しているうえに、完全個室なので、周囲を気にせずに食事ができます。
個室の質にもこだわることで、お客様に快適な食事環境を提供しています。
また、国産牛焼肉くいどんは、個室だけでなく、テーブル席やカウンター席も用意されているので、人数や好みに合わせて、席を選ぶことができますよ。
くいどんはどんな人に向いている？
有名な木曽路グループが運営する、人気の焼肉屋さんであるくいどん。
３つのこだわりであるお肉と米とタレは、美味しいと評判で、特にお肉に関しては質がいいお肉が食べられると好評です。
メニューも単品メニューから食べ放題まであるので、その日の気分によって選ぶことができます。
お腹いっぱい食べたい方から、少量で食べたい方にもおすすめです。
また、個室も用意されていて、団体で来店されてる方はもちろん、おひとり様でもご利用できるので、周囲を気にせず食事を楽しめますよ。
わいわい大人数で楽しみたい方も、一人で気兼ねなく食べたい方も、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
