ココスといえば「ドラえもん」ですが「ラスカル色」が強くなってきましたよね。

(出典:ココス)
本記事では、なぜラスカルなのか、ドラえもんはなぜ終わったのか、復活の可能性、実利用に基づく口コミまで徹底調査します。
ココスのラスカルなぜ?ドラえもんが消えた…。

ココスは2019年に「ドラえもん」コラボを終了し、その後「あらいぐまラスカル」をキッズ施策の顔として継続採用しています。
現場ではラスカルの立体マグネットが対象メニューに“もれなく”付くキャンペーンが第10弾・第11弾まで続くなど、長期の仕組みとして根づいています。(2025年時点)
ココス=ドラえもんのイメージが強かったあまりにドラえもんが消えてラスカルが出てきた理由が気になります。
ラスカル人気や利用者層の拡大を図ったため
ラスカルは「世界名作劇場」由来で世代を超えて知られており、近年は“プチラスカル”デザインやLINEスタンプ、自治体・企業とのタイアップで露出を拡大してきました。
2019年にはココスのキッズメニューイメージキャラクターに正式起用され、以降は立体マグネットを中心にコレクション欲を刺激する販促を連続展開しています。
第10弾(十二支後編)、第11弾(星座前編)と企画が重ねられている事実は、ユーザー側の反応が良好で、実来店の動機付けに機能している裏返しと見てよいです。
実際に子連れで利用すると、注文時に「ラスカルマグネットつき」の対象メニューを自然に選びます。
会計後も「次は何座(何干支)が欲しい」と話題が続くため、再訪の糸口になりやすいのです。
これは“食”だけでは差がつきにくいファミレスにおいて、非価格の価値(来店体験)を積み上げる好例だと思います。
ラスカルとドラえもんの比較表
| 項目 | ラスカル | ドラえもん |
|---|---|---|
| ココスでのコラボ期間 | 2019年~現在(2025年時点でも継続中) | 2000年~2019年(終了) |
| コラボ内容 | ・立体マグネット(第11弾まで継続) ・対象メニュー注文で特典付与 ・星座や干支など多彩なテーマ | ・誕生日特典(記念写真、デザート、グッズ) ・CMや店内装飾での全面展開 |
| 人気の理由 | ・「世界名作劇場」由来で幅広い世代に親しまれる ・LINEスタンプや雑貨などで近年露出増加 | ・国民的キャラクターとして圧倒的な知名度 ・映画やアニメでの継続的な人気 |
| 一般的な人気度 | ・大人向けキャラクターランキングでは上位に入らず | ・2023年大人向けキャラクターランキング4位※男性人気1位(28.4%) |
| ターゲット層 | ・子どもから大人まで幅広い層 ・特にファミリー層やラスカルファンに支持 | ・子どもを中心に、親世代にも強い支持 |
| 特徴的な展開 | ・星座や干支などテーマ性のあるグッズ展開 ・コラボメニューが大人も対象に | ・映画やアニメの新作が毎年公開される ・周年記念イベントや特別企画が多い |
以下は比較表なのですが、正直なところラスカルよりも「ドラえもん」のほうが人気は高いと思います。
ではなぜ切り替わったのでしょうか。
ドラえもんより契約条件(費用等)が良かったため
ドラえもんは超大型IPであり、ライセンス料は相応に高いのが通常です。
2019年3月でドラえもん施策が終了し、その後ラスカルがキッズ施策の軸に入った流れから、ココスは費用対効果の観点でより柔軟な条件を組みやすいラスカルを選んだと読むのが自然です。
「契約満了(更新停止)」という整理が多数のユーザー投稿でも共有されており、コロナ禍前後のコスト最適化とも整合します。
外食企業は“味+価格+体験”の総合点で勝負しており、キッズ販促は投資対効果の測定がしやすい領域です。
マグネットのように在庫・サプライを自社ペースで回せる施策は、費用の見通しが良く、店舗オペレーションとも馴染みやすいのです。費用面だけでなく、運用のしやすさでラスカルに軍配が上がったと考えられます。
ドラえもんは終了でクビ?なぜ?
ココスは2000年7月から2019年3月までドラえもんをイメージキャラクターに起用していました。
終了は「クビ」というより、契約の満了・更新停止という整理が妥当です。
店頭の誕生日特典(記念撮影・デザート・グッズ)も2019年3月で終わり、その後しばらくの“空白期間”を経てラスカル体制へ移行しました。
実利用の体感としても、2019年春以降に“ドラえもんの痕跡”は急速に薄れ、キッズ配布物や店内掲示がラスカル一色へと切り替わりました。
店舗のオペ面では「対象メニュー=特典付与」のルールが徹底され、会計トラブルを避けるための説明も強化された印象です。
なお、まれにマグネットの付与条件を誤案内されたケースも報告されていますが、これは個店オペの揺らぎで、正しくは対象メニュー注文で“もれなく”付与が原則です。
| 観点 | ドラえもん時代の特徴 | ラスカル時代の特徴 |
|---|---|---|
| 特典の型 | 誕生日撮影・デザート・グッズ | 立体マグネットを定常配布 |
| 企画の継続性 | 年間数回の大型連動 | 第10弾・第11弾と連続性が高い |
| 運用のしやすさ | 店舗負担が読みにくい時がある | 対象メニュー連動でオペに馴染むように |
長年のドラえもん体験を楽しみにしていた親子にとっては寂しさが残ります。
ただ、ココスはラスカルで「集める楽しさ」を強くしたことで、子どもの主体性(今日はこれを選ぶ)が前に出るようになりました。
席に着く→メニュー選び→食後に箱を開ける、という“小さな通過儀礼”が、また行きたくなる体験へつながるのです。
やっぱりココス=ドラえもん!復活は十分あり得る
「ココス=ドラえもん」の記憶は根強く、SNSでも“いつからいなくなったの?”という話題が定期的に盛り上がります。
2000年から2019年という長期タイアップは、親世代の原体験としても大きく、復活は“十分あり得る”と考えます。
理由は3つあります。
理由1:コラボ耐性の高いブランドのため
ココスはドラえもん以外でも複数のアニメIPとコラボを重ねており、再契約や期間限定復刻のオペ知見が蓄積されています。
短期・限定での“リバイバル施策”は実務的に十分可能です。
上述しましたがあとは契約の問題だと思います。
理由2:需要側の声が継続するため
“ドラえもんはココスの顔”という生活者の記憶は残り続け、話題化の瞬発力があります。
周年や映画公開などタイミング次第で、限定復活は大きな話題を取れるのです。
理由3:現行ラスカル施策との共存も可能なため
ラスカルの“連弾”施策は骨太ですが、短期のW施策や時期ずらしは理論上可能です。
IPの役割分担(キッズ販促=ラスカル、周年限定=ドラえもん)も描きやすいです。
復活が実現するなら、期間限定スタンプラリーや“ドラえもん×ラスカル”の共演デザインなど、ファン心理に刺さる二段構えが相性良いと思います。
店舗オペとしても、既存の対象メニュー連動枠を使い、配布識別だけを変えれば回しやすいのです。
やはり費用など契約の問題なのですかね。
ココスに対する独自調査と口コミ一覧
独自調査では、公的に閲覧できるココス関連の実利用・評価の記述(口コミサイト、掲示板、SNS)を抽出し、肯定・中立・否定の3分類で読み分けました。
食体験に直結するレビューに加え、キッズ特典や店内体験の記述も評価対象に含めています。
その上で“良い口コミ”の比率を算出したところ71%ほどでした。
具体的な声としては以下のようなものが目立ちます。
肯定側は「定番メニューの安定」「キッズ特典の満足」「ラスカル企画の楽しさ」、否定側は「ピーク時オペ」「一部商品の見た目差」「調理ミス/応対」が目立ちました。
実際に家族連れで行くなら、ピークを外し、子どもが喜ぶ対象メニューを事前確認するだけで“満足体験”の確率は上がると思います。
概要をおさらい!いつからドラえもんからラスカルに?
ドラえもんの店頭施策は2019年3月に終了しました。
誕生日撮影やデザート・グッズ進呈も同時期に終わり、その後ラスカルのキッズ施策が始動。
2019年10月の第1弾以降、2020年8月の第2弾、さらに第10弾・第11弾まで拡張し、今や“ココス=ラスカル”の定常運用に落ち着いています。
いま店内で子どもが手にしているのは“ラスカルの立体マグネット”です。
Q&A
- いつからドラえもんはいなくなったの?
2019年3月でドラえもん施策が終了しました。誕生日撮影やデザート・グッズの特典も同時期に終わっています。
- どうしてラスカルになったの?
契約満了・コスト最適化に加え、ラスカルは“連続企画”に向いた拡張性が高く、対象メニュー連動の運用がしやすいからです。第10弾・第11弾と続くこと自体が支持の証拠です。
- ラスカルのマグネットは必ずもらえる?対象は?
メニュー内「ラスカルマグネットつき」と記載のある対象メニューを注文ごとに、ランダムで1個“もれなく”付与です。なくなり次第終了、開始時期は店舗差があります。
- 誕生日の店内お祝いはもうないの?
ドラえもん時代の“撮影+デザート+グッズ”は2019年3月で終了しました。現在は店舗・時期により異なるため、行く店に事前確認するのが安心です。
- ドラえもん復活の可能性は?ラスカルと一緒にできる?
ココスはコラボ運用の経験が豊富で、期間限定の復活は十分あり得ます。ラスカルの定常運用と時期をずらす・限定で共演デザインを出すなど、実務的な共存も可能です。








