前田健太の引退理由？カープ復活や移籍理由についてなんJ・SNS含め調査

2020年にはサイ・ヤング賞投票で2位に入るなど、メジャーリーグでも輝かしい実績を誇る前田健太投手。

しかし、ここ数年は成績不振に苦しみ、2025年シーズン途中には所属先を転々とすることになりました。

こうした状況から、インターネット上では「マエケン、引退か？」といった心配の声が囁かれるようになっています。

また、広島東洋カープへの復帰はなぜ難しいのかについて、SNSやなんJ等の掲示板、ニュースサイトを参考にしつつ紹介します。

前田健太の引退理由の噂はなぜ？

メジャーリーグで確かな足跡を残してきた前田健太投手ですが、なぜ今、引退の噂がこれほどまでに広まっているのでしょうか。

３Ａアイオワを退団したため

引退の噂が現実味を帯びて語られるようになった最初の大きなきっかけは、2025年8月にシカゴ・カブス傘下の3Aアイオワを退団したというニュースでした。

これが、多くのファンに「いよいよキャリアの終わりが近いのでは」と感じさせてしまったのです。

前田健太投手は、2024年から2年契約を結んだデトロイト・タイガースで苦しいシーズンを送っていました。

そして2025年5月1日、ついにDFA（事実上の戦力外通告）を受け、同月7日にFA（フリーエージェント）となります。

それでも現役続行への強い意志を示すかのように、5月15日にはシカゴ・カブスとマイナー契約を結びましたが、カブス傘下の3Aアイオワでも本来の調子を取り戻すことはできず、12試合の先発で防御率5.97という成績に終わり、8月2日には球団から放出されてしまったのです。

この「放出」という言葉の響きは、ファンにとって非常にショッキングなもので、タイガースに続き、カブスからも放出されたことで、「もうメジャー契約どころか、マイナーでさえも厳しいのではないか」「このままプレーする場所がなくなってしまうのでは」という不安が広がり、引退説が一気に加速したのだと思われます。

アイオワ退団後、なんとあの名門ニューヨーク・ヤンキースが獲得に乗り出し、マイナー契約を締結しました。

しかし、その後もあまり調子が良くないため、もう限界では？との声も上がっているのです。

最近は不調なため

引退説が囁かれるもう一つの大きな理由は、やはりここ数年の成績不振です。

全盛期のキレのあるピッチングを知るファンにとっては、現在の苦しむ姿を見るのは辛いものがあり、それが心配の声に繋がっているのです。

タイガースに移籍した2024年は29試合に登板（17先発）したものの、防御率6.09と大きく期待を裏切る結果に終わりました。

そして2025年、心機一転リリーフとしてシーズンを迎えましたが、7試合の登板で防御率7.88とさらに状況は悪化。

相手打者の平均打球速度（91.2mph）が、自身の平均速球（90.2mph）を上回ってしまうという衝撃的なデータも記録されるなど、球威の低下は明らかでした。

本人も「野球人生でここまで苦しんだことはない」と、その苦しい胸の内を語っています。

前田健太投手自身はキャンプ中に体調を崩した影響や、「メンタル的なものもある」と分析。

また、自身のフォームが「ぐちゃぐちゃだった」と表現しており、理想の投球を取り戻すために試行錯誤を続けている最中なのです。

技術的な観点から見ると、一つの興味深いデータがあり「カーブ」の激減があります。

メジャー1年目には全投球の18%を占めていたカーブが、2025年にはわずか1%と、実質的にピッチングの選択肢から消えてしまっているのです。

緩急をつけ、打者の目線をずらす効果のあるカーブを失ったことで、スライダーやスプリットといった決め球の威力も半減してしまった可能性が考えられます。

これは、単なる球速の低下だけでは説明できない、不振の根深い原因の一つなのかもしれません。

2020年の好成績を支えていた球種のキレが、翌2021年には失われていたことが不振の始まりだったのかもしれません。

年齢的にも引退する野球選手が多いため

プロスポーツ選手にとって、「年齢」は避けては通れないテーマです。

前田健太投手は1988年4月11日生まれで、2025年シーズンで37歳を迎えました。

一般的に、プロ野球の世界では30代後半はベテラン中のベテランであり、多くの選手が肉体的な衰えを感じ、現役引退を考え始める時期でもあります。

そのため、前田健太投手の年齢を見て、ファンが「そろそろ引退も視野に入れているのでは？」と考えるのは、ごく自然なことだと思われます。

しかし、前田健太投手自身の考えは少し違うようで2025年の不調について、「年齢どうこうでスピードが落ちてるわけじゃなくて、メカニクスの崩れでスピードが出なかったので、そこを修正できた」と語っており、身体的な衰えが直接の原因ではないと捉えています。

むしろ、「自分の体は若い時と全く変わってない感触もありますし、むしろいい方向に向かってる感覚もあった」とさえ感じており、まだまだやれるという自信を失っていないのです。

実際に、カブスがマイナー契約を結んだのも、年齢による衰えが原因ではないと分析したからでしょう。

また、メジャーリーグで10年間プレーを続けると、満額の年金受給資格を得られるという制度があります。

2025年がちょうどその10年目にあたるため、「何としてもメジャーに在籍し続けたい」という強いモチベーションがあることも、すぐに引退を決断しない大きな理由の一つだと考えられます。

移籍はなぜ？カープ復活はなぜ難しいの？

「引退しないのであれば、どこでプレーするのか？」ファンの最大の関心事は、やはり今後の所属先でしょう。

プロとしてのキャリアをスタートさせた古巣・広島東洋カープへの復帰を望む声は、今も昔も根強く存在します。

しかし、なぜその「カープ復帰」はすぐに実現しないのでしょうか。

そこには、前田健太投手自身の意志や日米の野球界のシステムなど、いくつかの複雑な事情が絡み合っているのです。

まず、タイガースからカブス傘下、そしてヤンキース傘下へと移籍を続けている現状は、決してネガティブなものではありません。

これは、前田健太投手自身が「メジャーリーグでプレーし続けること」を何よりも強く望んでいることの表れなのです。

マイナー契約というのは、メジャー昇格のチャンスを掴むための挑戦権のようなものです。

球団側からすれば、少ない金銭的リスクで実績のある投手の復活に賭けることができ、選手側からすれば、再びトップリーグで輝くためのチャンスを得られる、双方にとって合理的な選択肢なのです。

では、なぜファンが熱望する「カープ復帰」は難しいのでしょうか。理由は大きく分けて3つ考えられます。

メジャーにいたい強い意志があるため

第一に、本人の強い意志です。

前述の通り、前田健太投手はメジャーリーグでの現役続行を第一希望としています。

サイ・ヤング賞2位に輝いた栄光、そして近年の不振。

このままでは終われないというトップアスリートとしてのプライドが、彼をアメリカの地に留まらせている最大の理由でしょう。

日米の制度の違いにより難しいため

第二に、日米の制度の違いです。日本のプロ野球では、シーズン途中に選手を獲得できる期限が定められています。

前田健太投手がFAになったタイミングで、日本の球団がすぐに獲得に動くことはルール上難しいのです。

復帰を考えるのであれば、日本のオフシーズンに合わせて交渉を進める必要があります。

カープ側の事情もあるため

そして第三に、球団側の事情も関係してきます。仮に前田健太投手が日本復帰を決断したとしても、古巣カープが必ずしも獲得に動くとは限りません。

現在のカープの投手陣が充実しているという見方もありますし、高額な年俸に見合う活躍ができるのかというシビアな判断も必要になります。

一部では、同い年の坂本勇人選手がいる読売ジャイアンツへの移籍に興味があるのでは、という噂も出ていますが、メジャーでの挑戦に一区切りをつけた後、野球人生の最終章として、育ててくれたカープに恩返しをしたいという気持ちはきっとあるはずです。

ファンへの感謝を常に口にする前田健太選手の性格を考えれば、将来的に指導者としての道も含めて、再び赤いユニフォームに袖を通す日は来るかもしれません。

前田健太に対する独自調査と口コミ一覧

ここでは、前田健太選手に対して世間の人々がどのようなイメージを持っているのか、SNSやネット掲示板での声を元に分析してみました。

やはり近年の成績を反映して厳しい意見も見られますが、それ以上に人間性やこれまでの功績を支持する声が非常に多いのが特徴です。

口コミ評価の割合（独自調査）

• ポジティブな意見（応援・期待）: 75%
• ネガティブな意見（批判・諦め）: 25%

【ネガティブな口コミ】

「正直、全盛期のストレートの威力はもうないかな…。打たれる姿を見るのが少し辛くなってきた。」

「タイガースとの2年2400万ドル契約は、結果的に大失敗だったと言われても仕方ないかもしれない。」

「もう37歳だし、身体的にも厳しいんじゃないかな。無理せず、そろそろ日本に帰ってきてゆっくりプレーするのも一つの選択肢だと思う。」

「本人はメンタルの問題って言ってるけど、技術的な衰えの方が大きいように見える。プライドもわかるけど、現実を見てほしい。」

【ポジティブな口コミ】

「マエケンスライダーは今でも一級品！あのキレが完全に戻れば、絶対にメジャーで復活できると信じてる！頑張れマエケン！」

「YouTubeの『マエケンチャンネル』が面白すぎてファンになった。野球選手としてだけじゃなく、一人の人間としてすごく魅力的。絵も面白いし（笑）」

「どんなに苦しい状況でも諦めずに前を向く姿に勇気をもらえます。ヤンキースでの挑戦、心から応援しています！」

「日本での沢村賞2回、投手三冠の実績は本物。こんなところで終わる投手じゃない。もう一度、マウンドで輝く姿を見せてほしい。」

「写真家としての才能もすごいですよね。個展とか開いてほしいくらい。野球以外にも多才なところが本当に尊敬できます。」

ファンは「投手・前田健太」の復活を強く信じる声と、近年の不振から厳しい現実を指摘する声に分かれていることがわかります。

Q&A

結局、前田健太選手はもう引退してしまうのですか？

いいえ、2025年9月現在、引退は表明していません。デトロイト・タイガース、シカゴ・カブス傘下を離れた後、名門ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、メジャーリーグの舞台での現役続行を目指して挑戦を続けています。本人はまだまだメジャーでプレーすることに強い意欲を持っていますので、今はその挑戦を温かく見守りたいところです。

なぜファンが望む広島カープにすぐ戻ってこないのですか？

最も大きな理由は、前田健太投手自身が「まだメジャーリーグでやり残したことがある」と感じ、アメリカでのプレーを強く望んでいるからです。また、日本のプロ野球のルール上、シーズン途中に海外から選手が移籍してすぐに一軍登録されるのは難しいという制度的な問題もあります。将来的に復帰する可能性はゼロではありませんが、現時点ではメジャーでの復活を最優先に考えている、ということなのです。

前田選手の契約は、すごく特殊だと聞いたのですが本当ですか？

はい、本当です。2016年にロサンゼルス・ドジャースと結んだ8年契約は、基本給が年間約300万ドルとメジャー選手としては低めに設定されている代わりに、先発登板数や投球回数に応じて最大で年間1000万ドル以上のボーナス（出来高）がもらえるという、非常に珍しいものでした。これは、契約前のメディカルチェックで肘や肩に将来的な故障のリスクが見つかったため、球団側がリスクを抑えつつ、活躍すれば選手にしっかり報いるという、合理的な仕組みだったのです。この契約が、ドジャース時代の起用法（シーズン終盤にリリーフに回されるなど）に影響を与えたとも言われています。

マエケンは、いつも通訳の人と一緒に行動しているのですか？

はい、メジャーリーグでプレーする多くの日本人選手と同じように、前田健太選手も専属の通訳を帯同させています。試合中のダグアウトやヒーローインタビューなどで、常に隣でコミュニケーションをサポートしているのが通訳の方です。ただ、ロッカールームなどでは通訳を介さずに、片言の英語やスペイン語、そして身振り手振りでラテン系の選手とも積極的にコミュニケーションをとっているそうです。その気さくな人柄が、チームに溶け込む上で大きな助けになっているようですね。

不調の原因として「カーブを投げなくなったから」という説がありますが、どういうことですか？

これは非常に鋭い指摘で、データに基づいた分析です。メジャーで大活躍した2016年には全投球の18%も投げていたカーブが、不振に陥った近年はほとんど投げなくなっています（2025年はわずか1%）。ピッチングは、速い球と遅い球、曲がる球と落ちる球など、様々な球種を組み合わせることで打者を打ち取るものです。かつて有効だった「カーブ」という選択肢が事実上なくなったことで、投球の幅が狭まり、スライダーやスプリットといった他の決め球も、打者に見極められやすくなってしまったのではないか、という分析なのです。本人もフォームの乱れを口にしていることから、このカーブを思い通りに投げられなくなっていることが、不振の根源にある可能性は十分に考えられます。