人形町/天ぷら中山の閉店理由？なぜ？3つの閉店と誤解される背景を紹介

日本橋の天ぷらの名店「中山」。

孤独のグルメやグルメ雑誌にも登場し、行列の絶えないお店ですが、閉店したとの噂が検索結果を見る限りあるようです。

（出典：Google）

人形町/天ぷら中山は閉業じゃない！なぜ閉店との噂が？

（出典：Googleマップ）

どうしてここまで閉店の噂が広まってしまったのか調査すると次の3つが関係していそうです。

閉店と噂される理由1：飲食店に珍しい土日休みのため

※実際に土日に行ってきた時の写真

多くの方は平日に仕事を持ち、土日に外食を楽しむ傾向があるのではないでしょうか。

ところが「天ぷら中山」では土日祝日はすべて休業日になっているのです。

この特徴的な休業日設定によって、週末に店を訪れた人からすると「お店が閉まっている＝もう辞めてしまったのかな」と早とちりをしてしまう可能性があると思われます。

実際に観光客のように、土日にしか行けない方にとっては、「土曜日に行ったのに店が開いてない」となれば閉店を疑うのも無理はないですよね。

実は日本橋周辺のオフィス街では土日祝を定休日として、平日のランチ＆ディナーを中心に営業されるお店は少なくありません。

ただ、こうした要素が、閉店の誤解を生む大きなきっかけになっているのではないでしょうか。

閉店と噂される理由2：人形町の他の天ぷら屋が閉店したため

（出典：食べログ）

人形町エリアは、歴史的にも天ぷらの名店が多い地域として知られていますよね。

ところが、老舗と言われる天ぷら屋さんの中にはすでに閉店したり、業態転換した店舗があるのです。

そうした情報が混在することで「中山」も閉店したのではないかと誤解されやすい状況が生まれていると思われます。

具体的には以下のような点が影響しているのではないでしょうか。

・近隣にあった「三佳」が閉店してしまった
・「天ぷらみやび」が人形町から淡路町に移転し『天ぷら なかざわ』として別名で再スタートしている
・人形町周辺の天ぷら屋に閉店が続いた時期があった

このように、人形町という特定エリア内で「天ぷら屋の閉店」という話を耳にすると、それだけで混同が起きやすいのです。

店名の記憶があやふやな場合、「天ぷら中山だったっけ？」となりがちではないでしょうか。

そうした思い込みや情報の錯綜が、閉店の噂を生む理由になっているようです。

閉店と噂される理由3：人気店で早仕舞いになることが多いため（13時前に終了することも）

人形町の「天ぷら中山」は、ランチタイムが11時15分から13時まで、夜も20時30分までとなっていますが、あまりにも人気が高いため、材料がなくなり次第早仕舞いすることがありますね。

・11時台から行列が続いた結果、ご飯が足りなくなる
・予想以上に天ぷらのタネが売れてしまって完売状態

こうした状況で13時前に閉めるとなれば、「やっぱりもうやっていないんだ」と思われても仕方ないですよね。

口コミサイトなどでも「12時半にはもう終わっていた」「行列に並んだのに食べられなかった」といった声があり、それを読んだ人が閉店の噂を広げることにもつながると考えられます。

これらの理由が重なって「天ぷら中山は閉店したの？」と疑念を抱かれるケースが多いのではないでしょうか。

人形町/天ぷら中山はなぜここまで人気なの？

人形町界隈で「天丼といえば中山」と言われるほどに、確固たる評価を得ているようですね。

では、その人気を支えている魅力的なポイントを改めて見ていきたいと思います。

名物「黒天丼」のインパクトと美味しいと好評

多くの方が強い印象を持つのが、いわゆる“黒天丼”と呼ばれる見た目からしてインパクトのある天丼ではないでしょうか。

濃いめのタレに衣がしっかり染まっており、真っ黒なビジュアルが特徴的なのです。

・継ぎ足しで受け継がれている天丼のタレ
・甘辛さの中にコクが広がる独特の旨味
・揚げ立て天ぷらの香ばしさがタレと混ざり合う仕上がり

こうした特徴が相まって、一度食べると忘れられないという声が多いですよね。

タレの濃厚さから「重たいのかな？」と想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、意外にもふわりと軽さを感じる味わいです。

これは天ぷらを揚げる際の温度管理や油の質の良さが要因の一つと考えられます。

最後にご飯と一緒にタレが絡まった衣をかき込む瞬間は、まさに至福の時間と言えるのではないでしょうか。

さて、味だけでなく、お店の雰囲気にも秘密があるのです。

（出典：Googleマップ）

家族経営による温かみのあるサービス

「天ぷら中山」を訪れた方は、厨房を囲んだカウンター席をイメージするのではないでしょうか。

そこには家族ならではの連携や温かさがあふれています。

・母親が中心となり、天ぷらをテンポよく揚げている
・家族同士の声かけが和気あいあいとしている
・フレンドリーながらも丁寧な接客で、居心地が良い

とてもアットホームな雰囲気を味わえるという口コミも多いですよね。

大きなチェーン店にはない下町情緒が漂うことが、多くのリピーターを生んでいる要因なのではないでしょうか。

家族経営の店は、その一体感とホスピタリティの質がダイレクトに客へ伝わりますね。

孤独のグルメ Season2の「第2話 中央区日本橋人形町の黒天丼」で登場した

（出典：テレビ東京）

飲食店の人気を跳ね上げる一つのきっかけとして、テレビの影響は外せないですよね。

「孤独のグルメ」は飲食ファンが多く、店が特集されると一気に来客が増えるのは周知の事実なのです。

人形町の「天ぷら中山」は、同番組のSeason2 第2話で“黒天丼”として紹介され、「見た目のインパクトがすごい」「実は思ったより食べやすい」と大きく注目を集めました。

番組放送後はさらなる行列ができ、普通の天丼とは違う魅力を求める人々が詰めかけたのではないでしょうか。

・テレビ番組の放映がきっかけで初めて知った人が多い
・実際に行ってみると、下町の温かさに惹かれてリピートする
・さらにSNS拡散が相乗効果をもたらし、知名度が高まった

こういった流れで、現在に至るまで多くの方が「天ぷら中山」に足を運んでいるのですよね。

結果として「土日休み＋早仕舞い」などが合わさり、閉店説がさらに誤解として広がった可能性があると思われます。

また、同じく孤独のグルメの名店「和食亭」ですがこちらの閉店の噂があるようですね。

あわせて読みたい

孤独のグルメ和食亭の閉店理由？なぜ？駒込の名店が潰れた？営業終了はなぜなのか調査 駒込にある和食亭は、『孤独のグルメ』のロケ地として一躍有名になったお店です。 しかし2024年現在では閉業と噂とされています。 この記事では、なぜこの人気店が閉業...