地域に愛される大型ショッピングモールであるテラスモール松戸。
このテラスモール松戸が閉店ラッシュを迎えているとの噂があるようです。
今回はそんな噂の真相を調査しました。
テラスモール松戸の閉店する店舗が多い理由はなぜ
「豊かに・楽しむ・毎日の暮らし」をコンセプトとしている、周辺エリア最大級のショッピングモール・テラスモール松田ですが、ネット上では閉店店舗が多い理由が気になるとの声が多いようです。
2023年には「お肉総菜とお弁当うしまるや」や、自然食品のお店「HONEYOKO terrasse」やファッションのお店「サン・フィメール」など、数々の店舗が閉店しているようですが、ネット上には閉店理由は挙がっておらず、不明でした。
そこで、考えられる閉店理由について紹介します。
閉店理由1:コロナ禍の影響を受けたため
新型コロナウイルス感染症の流行は、商業施設全体に大きな影響を与えました。テラスモール松戸も例外ではなく、コロナ禍における外出自粛や感染防止対策により、モール全体の来客数が大幅に減少しました。
飲食店やアパレル店舗は、売上が大きく落ち込んだとされています。
以下の法務省のデータにもあるように、令和2〜3年は特に自粛期間が長く、売り上げが落ちたお店も少なくありません。

(出典:法務省)
一部の店舗では、値上げやメニューの変更などで対応を試みましたが、赤字が続き、最終的に閉店を余儀なくされたケースもあります。
例えば、インド料理店「ナワブ」は、コロナ禍での客足減少と物価上昇の影響を受け、営業努力を続けたものの閉店に至ったとされています
閉店理由2:物価・人件費の高騰で赤字に陥ったため
近年、物価や人件費の高騰が多くの業界に影響を与えています。
テラスモール松戸内の店舗も例外ではなく、原材料費や光熱費、人件費の上昇により、店舗運営のコストが増加しました。
これにより、利益を確保することが難しくなった店舗が多いと考えられます。
近隣エリアにはピアシティ柏中新宿、グリーンマークシティー松戸新田など他のショッピングモールも多く、競争が激化していることも影響しています。
洋菓子店「オランダ家」は、2024年9月に閉店しましたが、これも運営コストの増加が一因と考えられます。
閉店理由3:リニューアルや契約満了のため
商業施設内の店舗は、一定期間ごとに契約を更新する必要があります。
契約満了時に、売上が期待に届かない場合、契約更新を見送ることが多いです。
テラスモール松戸では、2025年春に初の大規模リニューアルが行われ、新規店舗や移転リニューアルが進められています。
過去にも次のようなリニューアルがあり、閉店する店舗が一時的に増えていました。
リニューアル時期 | 内容 |
---|---|
2021年11月18日 | 靴下屋が2階から1階へ移転リニューアルオープン |
2024年3月20日 | 雑貨店「OLYMPIA」が「OLYMPIA Apartment Label」として増床リニューアルオープン |
2025年1月23日 | コンタクトレンズ販売店「エースコンタクト」が移転リニューアルオープン |
2025年春(3月~5月) | 開業以来初の大規模リニューアルを実施。新店7店舗、移転リニューアル9店舗、計16店舗を改装 |
2025年3月28日 | 千葉県初の「ペコちゃんmilkyドーナツ」が新規オープン |
これに伴い、一部の店舗が契約を終了した可能性もあります。
閉店ラッシュ?過去に閉店した店舗一例
テラスモール松戸では過去に以下のような店舗が閉店しています。
- 2020年8月27日:ノーティアム閉店
- 2020年8月30日:MAKELETYLYON閉店
- 2022年8月15日:スポーツオーソリティ閉店
- 2022年8月31日:innocence閉店
- 2022年9月25日:うしまるや閉店
- 2022年11月13日:RINGO閉店
- 2023年2月23日:in MY PLACE by RAGMART閉店
- 2025年1月24日:未特定の店舗閉店
- 2025年3月30日:i Hug Cheese閉店
上記のように閉店する店舗は定期的に見られるものの、施設自体の評価は高いです。
ここからはそんな声を紹介します。
テラスモール松戸の良い口コミ1:居心地がいい
テラスモール松戸は、2019年10月にオープンした大型商業施設であり、周辺エリアの中でも最大規模でお客さんを中心に人気の施設です。
関東エリア初3店舗、県内初22店舗、松戸エリア初83店舗を含めた約180店舗出店しています。
1階は食品を核にしたフロアになっており、北部市場跡地に新設されたということもあり、市場をイメージした生鮮食品売場や大型生活雑貨店まで、毎日の生活を支えるショップやサービスが揃っています。
また、2階はセンスを刺激する、自分好みのトレンドスタイルがフロアプランになっており、感度の高い都市型ファッションや普段使いできるカジュアルファッション、家族みんなでお買い物ができるブランドなど幅広く展開。
3階は、家電やフードコート、ベビー・キッズ用品やホビーグッズなど子どもから大人まで楽しめるモノ・コトを軸にしたライフスタイルを提案しています。
このように、テラスモール松戸では日常的に利用しやすいショップから特別なショップまで幅広く揃えることで、地域のみんなが利用しやすい居心地の良い施設になっているのです。
テラスモール松戸の良い口コミ2:とにかく便利
テラスモール松戸は、国道6号線に近接しており、JR松戸駅が最寄駅で徒歩25分の位置に立地します。
また、周辺地域からの無料バスや従業員専用バスも運行しており、車以外でのアクセスも大変便利です。
敷地面積は東京ドーム約1.1個分と松戸市周辺エリアでは最大級の規模となっており、松戸に商業施設はいくつかありますが、さまざまな分野が揃い、一つの施設で1日中楽しめるような時間消費型の施設はありません。
さらに、テラスモール松戸の便利さはアクセスだけでなく、子連れにも人気の施設です。
松戸エリアは共働きが子育てしやすい街としても人気であり、子育てファミリーの来館も多く、ママやパパに優しい施設も魅力的です。
キッズスペースが用意されているだけでなく、キッズ・ベビー用品を扱ったショップも充実しており、家族皆でゆったりできる空間づくりをしています。
どのフロアもぐるっと1周して全てのショップが回れるようになっており、広々とした施設内を効率よく見ることができるのも嬉しいポイントですね。
小さな子どもを連れていても歩き疲れることなく回れる工夫が施されていることから、幅広い世代から親しまれる施設となったのでしょう。
テラスモール松戸についておさらい
テラスモール松戸とは、松戸北部市場跡地に誕生した大型ショッピングモールであり、「豊かに・楽しむ・毎日の暮らし」をコンセプトとしています。
1969年に開業し、2017年3月31日をもって終了した松戸市公設地方卸売市場北部市場の跡地にオープンした商業施設で、各階ごとに個別のコンセプトがあります。
1階は地域No.1の規模の食品ゾーンを核とした高頻度来館サポート。
また、2階はセンスを刺激する自分好みのトレンドスタイル、3階はみんなが時間を忘れてモノ・コトを楽しめる、家族みんなの暮らしスタイル、そして4階は、エリア唯一の大型シネマコンプレックスとなっています。
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 千葉県松戸市八ヶ崎2-8-1 |
開業日 | 2019年10月25日 |
施設管理者 | 住商アーバン開発株式会社 |
敷地面積 | 約49,000㎡ |
延床面積 | 約102,479㎡ |
店舗数 | 177店舗 |
中核店舗 | サミットストア、ユナイテッドシネマ、東急スポーツオアシス |
フロア構成 | – 1階:食品ゾーン「キタイチバ」 – 2階:アパレル・レストラン街「けやきダイニング」 – 3階:フードコート「ケヤキッチン」 – 4階:シネマコンプレックス(ユナイテッドシネマ) |
駐車台数 | 自動車:約2,000台 自転車:約1,000台 バイク:約50台 |
最寄駅 | 新松戸駅、八柱駅 |
最寄バス停 | 「テラスモール松戸北口」停留所 |
営業時間 | – サミットストア:9:00~23:00 – 専門店街:10:00~21:00 – レストラン街:11:00~22:00 – ユナイテッドシネマ:9:00~23:00 |
特徴 | – 千葉県初のIMAXレーザーシステムを導入した映画館 – 地域最大級の食品ゾーン「キタイチバ」 – 子連れに優しいキッズスペース「ロコロコ」 |
前身 | 松戸北部市場 |