2022年1月に販売されたエアリズム 3Dマスク(通称ユニクロマスク)ですが2023年に販売終了してしまいました。
愛用者が多かったことからショックを受ける人も多かったはず。
今回はそんな背景や理由について調査します。
ユニクロマスクの販売終了はなぜ?【2023年販売終了】
2023年前半にはユニクロマスクはオンライン含め販売終了していました。
2023年3月時点で店舗には置いていないとの情報もありますし、調査する限り2022年までの販売だったようです。
(出典:UNIQLO)
店員さんに聞いても今後販売の予定はないようです。
この後お話ししますが、コロナ禍が明けてマスク需要が低下したこと、不織布マスクの市場がマスク市場の中で依然として大きいことなどがあり、製造ロットの大きいユニクロではマスクの販売で利益が出しにくくなったようです。
HPを見ても2021年モデルまでしか掲載がないようで、コロナ収束が見え始めたことから製品開発をストップした可能性もありますよね。
深掘りしてお話ししていきます。
販売終了理由1:マスク需要の変化
コロナ禍の収束と共に、マスク生活も徐々に変化しています。
特にユニクロのマスクは、その使い心地の良さで多くの人に愛用されてきました。
(出典:UNIQLO)
しかし、最近ではマスクをする機会も減り、マスクに対する需要も低下してきたようですね。
実際、ユニクロのマスクが生産されなくなったのも、この需要の変化が大きな理由の一つと考えられます。
例えば、公共の場所や人混みではマスクをする人がまだ多いものの、プライベートではマスクをしないことが増えています。
また、季節の変わり目や花粉の季節にはマスクが欠かせないという人もいるでしょうが、全体として見ると、以前ほどマスクを常用する人は減ってきていると感じます。
特に、暖かい季節になると、マスクをすること自体が減る傾向にあるようです。
ユニクロのマスクがなくなることは、多くの人にとって残念なニュースかもしれません。
肌触りが良く、長時間つけていてもストレスを感じにくいユニクロのマスクは、日常生活において大きな支えとなっていました。
しかし、需要が低下した現状を受けて、生産を続けることが難しくなったのではないでしょうか。
販売終了理由2:不織布生産の減少
不織布の生産減少は、ユニクロマスクの販売終了に影響を与えた一因と考えられますね。
2017年には、訪日客による紙おむつの購入増加に支えられ、不織布の国内生産は過去最高を記録しました。
しかし、その後の生産は減少傾向にあり、特に2017年の34万3千トンから、2021年は30万トンへと大きく落ち込んでいます。
これは、国内メーカーがアジア諸国への需要増に応えるために生産拠点をシフトしたこと、そして新型コロナウイルスの影響も受けた結果だと思われます。
不織布マスクに対する需要は一定期間増加しましたが、この生産量の減少により、品質の高い不織布の確保が難しくなったのではないでしょうか。
不織布フィルターが内蔵されている、構造になっている商品が発売されていたため供給が厳しくなると終売も考えますよね。
(出典:UNIQLO)
ユニクロのような大手アパレル企業でも、コストと供給のバランスを取る中で、不織布の確保が課題となり、最終的にマスクの販売を終了せざるを得なくなった可能性があります。
販売終了理由3:洗濯による性能低下など商品の課題
ユニクロのエアリズムマスクは、洗って繰り返し使える点が大きな魅力でしたが、その性能が洗濯を繰り返すことで徐々に低下する可能性があったことが知られています。
初めはその快適さと実用性で多くの人々から支持されましたが、洗濯による性能低下が明らかになるにつれて、一部のリピーターが他の選択肢を探し始めたかもしれませんね。
実際に、多くのユーザーは洗濯後の変化に気付き、初期の性能を維持することに疑問を抱き始めたと考えられます。
このような性能の変化に敏感なユーザー層がリピート購入を控えるようになった結果、売り上げにも影響を与えたのではないでしょうか。
また、マスクの必要性自体が変化し、によると、マスクの全体的な需要が低下したことも、生産が終了に至った大きな要因の一つとして指摘されています。
この需要の低下は、洗濯による性能低下がリピーターの減少に繋がり、結果としてユニクロがエアリズムマスクの販売を終了する一因となったと考えられるでしょう。
ユニクロマスクの再販はあるの?
ユニクロのエアリズムマスクは、一時期のマスク不足を解消し、日々の生活に快適さをもたらしてくれました。
その通気性の良さや洗って繰り返し使える経済性は多くの人に支持されていましたね。
しかし、不織布マスクの生産減少や、新型コロナウイルスの影響が落ち着き始め、マスクへの需要が変化したことで、販売終了の可能性が出てきました。
ユニクロがマスク市場から完全に撤退するとは限りません。
ニーズの変化や商品の改善に応じて、再販される可能性は十分にありえるでしょう。
特に、夏場など特定のシーズンに快適性を求める声が高まれば、ユニクロも市場の声に応える形で、再びエアリズムマスクを販売する可能性はあると思われます。
ユニクロマスクの良い口コミは多い!再販を求める声も
ユニクロのエアリズムマスクに対する愛用者からの好評価は、その快適性と機能性に起因します。
特に夏の暑い時期には、このマスクの涼しさと通気性が多くの人に高く評価されていますね。
たとえば、東京都に住む40代の女性は、「暑い夏でもマスクをつけていても蒸れにくく、通気性が良いため、長時間つけていても快適」と感じています。
また、このマスクは990円で2枚セットが手に入るため、コストパフォーマンスも魅力の一つです。
愛知県に住む20代の男性は、「毎日のように使い捨てマスクを使うのは経済的にも環境にも良くないが、エアリズムマスクなら洗って繰り返し使えるため、非常に経済的」と話されていました。
さらに、このマスクはサイズ展開が豊富で、小学生から大人まで幅広い年齢層に対応している点も好評を博しています。
兵庫県に住むある女性は、「子供が小学生の時はSサイズを、中学生になった今はMサイズを使っており、成長に合わせてサイズアップできるのがとても便利」と話しています。
また、ユニクロのマスクは肌に優しい素材を使用しているため、敏感肌の人にも好評です。
神奈川県に住む女性は、「他の布マスクでは肌が荒れてしまうが、エアリズムマスクは肌触りが良く、長時間着用しても肌荒れしない」と絶賛しています。
ユニクロマスクの代替え品は?
ユニクロのマスクが手に入らなくなった今、似たような心地よさを求めて他の選択肢を探す人が増えていますよね。
特に夏場は、涼しくて快適に過ごせるマスクが欲しいですよね。
そこで、ユニクロのエアリズムマスクに代わる、他のブランドのおすすめマスクを見てみましょう。
ミズノ アイスタッチマウスカバー
たとえば、スポーツブランドのミズノは、「ミズノアイスタッチマウスカバー」というマスクを出しています。
このマスクは、接触冷感素材を使っていて、運動中でも涼しく過ごせるように設計されています。
色も3種類から選べるので、ファッションに合わせやすいですね。
ヨネックス スポーツ用フェイスマスク
また、ヨネックスの「スポーツ用フェイスマスク」も注目です。
こちらはキシリトールを使った涼感効果が特徴で、汗をかいてもすぐに涼しくなる素材を使用しています。スポーツをする方には特におすすめしたいマスクです。
グンゼ マスク
肌着メーカーのグンゼもマスクを出していて、肌触りの良い生地で作られています。
特に「接触冷感素材」を使った春夏用マスクは、長時間つけていても快適です。グンゼのマスクは、肌に優しい素材を求める方にぴったりではないでしょうか。
無印良品 繰り返し使えるマスク
無印良品からは、「繰り返し使えるマスク」があり、こちらはコットン100%で作られ、抗菌防臭加工が施されています。無印良品のマスクは、シンプルでどんな服装にも合わせやすいところが魅力です。
他にも、東京西川やAOKI、さらにEDWなど、多くのブランドが夏向けの快適なマスクを出しています。
これらのマスクは、通気性や速乾性に優れているものが多く、夏の暑い日でも快適に過ごせるようになっています。
ユニクロマスク(エアリズムマスク)についておさらい
ユニクロのエアリズムマスクは、発売された当初から、その革新的な素材と機能で大きな話題を呼びましたね。
エアリズムというユニクロ独自の素材を活用し、マスクに仕立てたこの商品は、まさに暑い夏や湿気の多い日でも快適に過ごせるように設計されているんです。
特に、その通気性や給水速乾性が高く評価されていますよね。
サイズ展開もSからLLまでの4種類と幅広く、カラーバリエーションもホワイト、ブラック、グレー、ベージュの4色と、さまざまなニーズに応えるようになっています。
ホワイト以外の色も人気でブラックが品切れになるってことも多いようです。
どんな方にもフィットするよう、耳の紐は調節可能な設計で、これがまたユーザーには嬉しいポイントですよね。
このマスクの魅力は、ただ快適だけではなく、経済的にもお得だという点にもあります。
洗濯して繰り返し使用できるため、一度購入すれば長期間にわたって使用することが可能です。
これは、環境に優しいという観点からも評価されていますね。
また、ファッションアイテムとしての側面も見逃せません。
ユニクロというブランドが提供するマスクだけあって、そのデザイン性も高く、日常的に使うものとしては非常に魅力的です。
洗練されたカラー展開で、どんな服装にも合わせやすいのも、多くの人に選ばれる理由の一つではないでしょうか。